4コマ漫画スクール



乙な人たち
 「乙訓じかん」
  創刊号より
 『乙な人たち』
 4コマは普通、起承転結を考えない。起承転結を考えて4コマを描く漫画家はほとんどいないと思う。

 必ずしも落ちは必要ない。ほのぼの系、シュール系などがある。初心者は落ちを入れたほうが描きやすいかもしれない。新聞4コマにすべて落ちがあるのは、漫画に慣れの少ない人にも理解しやすいように、だと思います。

 止まった絵はつまらないので、動きを感じ取れる構成にする。あるいは実際にキャラなどを動かす。キャラクターが突っ立ったまま語るのでは漫画にならない。かといって必然性のない動きはわざとらしい。滑ったり転んだりの笑いはベタすぎる。漫画でもリアリティがなければ共感はない。

 セリフで説明しない。説明するのではなく、絵で感じさせる。言葉で表現できないものを表現するのが漫画です。ものなどの名前を書き込むのはOKですが、最低限に。

 絵が次のコマへちゃんとつながってるかどうかは重要。読み手に意味がわかるかどうかもしっかり確認。そのセリフが誰のものかわからないものはペケ。

 四つのコマのレイアウトは自由だが、必ず順番がわかるようにする。ナンバーをふるより矢印のほうがわかりやすい。

エコ太くん  キャラの「生きている」感のある絵を大切にする。表情・しぐさには手を抜かない。特に目の表情はポイントになりやすいので、こだわり抜く。


 パソコンと手描き。どちらでもいい。絵によって使い分けてもいい。手描きスキャンにパソコンで手を入れても、パソコンで描いたものを印刷し、その上から手描きしてもいい。切り紙してスキャナなど、いろんな手法が考えられる。あるいは写真画像などをパソコン上でパッチワークするとか。まだ試してない手法はたくさんある。僕自身もまだまだ模索中です。

ひょっこり通信 2015.2.15
省エネカフェのチラシ漫画




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