長岡京市の裏百景 第65号 アートする家
家の玄関はその家庭の顔。顔の相にはいくつかの種類がある。やたら飾りたて
たがる家。雑然としてかまいつけない家。こざっぱりと何も置きたくない家。
それ以外のパターンもあるが、注目するのはポイントを絞り込んでアート感覚
でお洒落な家。
お洒落度は裕福さに比例する、というと極論だろうか。荒れたおうちが裕福な
わけはない、というのは、間違ってないと思う。貧乏だから荒れるということは
あるだろうが、貧しい外観が貧乏神を呼び寄せてるのではないだろうか。という
より、福の神を遠ざけているというべきか。
アートとまではいかないが、玄関先を小物でデコレーションしたがる家は多い。
よく見ると、エリアによってデコの多いところとないところに分かれる。まわり
の家が飾ってるからという対抗心から飾ってる、ということはないだろうか。そ
ういうデコなお宅もそれなりに楽しいのだが、写真で紹介するほどではない。
2014.3.3
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