ディープな秘境 封ジ山どんづまり山(山科区御陵)

封ジ山どんづまり山(山科区御陵)
最寄り駅:京都地下鉄&京阪の御陵駅

どんづまり山の頂上

 関連エリア:山科区・疏水道と山歩き
 関連ヤマレコページ:封ジ山どんづまり山

封ジ山どんづまり山(山科区御陵)の地図


御陵(みささぎ)で奇妙な小山を見つけました。三方向が御陵封ジ山(ふうじやま)町の住宅街。一方向が枯れた川筋。西側の川筋のほうに登り道がある。頂上からどっちに向かっても行き止まり。地名の封ジ山はこの山のことか、などと思ったものです。


川筋は私有地にぶつかり、フェンスで囲まれる。中は何もなく、整地されている。


小山の登り口はその左にある。簡単な階段が設置されている。ご自由にお登りくださいと、親切なこと。


ロープと階段と山頂まで続く。登りつめたところは一番上の写真。


尾根道? 休憩所らしい。


下(東側)に封ジ山町の住宅街が見える。


南へ向かったが、すぐ行き止まり。


家の裏手が見える。


南東側に道を見つけた。


これも家の裏庭へ向かうのみ。


東側には階段がある。


これも家の裏庭にぶつかってしまう。


残るは北側のみだが、


同じく、家の庭へ降りるのみ。

この小山には、登り口がありながら出口がありません。山名はなさそうなので「どんづまり山」と名づけます。

封ジ山というのはこの山のことではありません。北側の山域を含むこの近辺の地名です。


標高は113メートルでした。長いほうの南北でも100メートルないちっちゃい山です。

休憩所やロープ、階段などは山の持ち主が設置している気配がある。道具類があちこちに放置されている。

ご自由に散策し、休憩してください、ということでしょうか。でも利用できるのは道がつながってる数軒のみ。山主の自己満足になっている可能性が高い。

山主の住んでいるところは、その数軒の中にあると思う。たぶんね。


ついでなんだけど、近接してるのでこの巨大施設もここにあげときます。


かなりデカくて、正面からでも横からでも、全貌を捉えられない。


木がじゃまをする。


上から覗き込む。かなり深い。


地下水を管理するための施設と思う。調べても今のところ何も出てこないけど。


その上にある建物はこのダムのようなものを維持管理するためのものと思える。文字の類はなんにも書いてないのです。

間にはパイプが何本も走っている。大文字山方向からの地下水を制御してると思う。

施設の巨大さと流れる水量の少なさにギャップがありすぎ。住宅地とつながってるだけに、地下水路をいったん堰き止めるものが必要だったのかな。


どんづまり山とこの施設の間には、水の枯れた谷が幅広く、南北に走っている。水が流れた形跡はないが、地下に豊富な水脈があるということなのかな。


 2023.9.5


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