意外と秘境な石澄滝(大阪府池田市)


石澄滝(大阪府池田市)
最寄り駅:阪急箕面線箕面駅(やや遠い)

石澄滝の周辺地図




 行ったときは秘境と認識してなかった。地図に載ってるし、そこそこ知られてて、行ってる人も少なくない。そんな場所を秘境として認定しません、本来は。

 実際に足を運んでわかったが、妙に行きにくい場所だった。箕面の森の側から入ったが、通常のアクセスルートは池田市の端っこの住宅地にある登山口からのルートです。

池田市の登山口


 ここの道がくせもの。途中からはひどい荒れ道になる。川に沿って遡上するルートだが、両岸の歩けそうな場所を探しながら何度も渡渉する。

荒れ道


荒れ道


 ルートには荒れ果てた廃墟が立ち並ぶ。秘境ムードがぐっと高まる。こんなところに人が住めたということが信じ難い。

廃墟


 一心寺という寺もよくわからない。池田市は空き家所有者を探してるようだけど、望み薄だね。廃墟を撤去しない限り、滝へのルートは整備されない。つまり、半永久的にこのまま。

空き家所有者を探しています


 滝そのものは立派。見ごたえがあり、観光資源になる。ただやはり荒れ果てたルートがネックになって、池田市としてもアピールできない。

石澄滝

 全長27メートルとか、いろいろ数字はありますが、上のほうが木々に阻まれて隠れています。

ワイルドな滝道

 ワイルドな滝道。

ロープ設置

 ロープ設置。滝壺へ向かう人向けか。

 箕面の森のほうはちゃんと道があります。けど、コース案内がほとんどありません。

石澄滝の標識

 箕面の森からのルート途中にあった、唯一の石澄滝の標識。山友会サマサマ。

箕面の森の案内地図

 箕面の森の案内地図。大きく表示させたが、見にくいと思う。ここには石澄滝はなく、そこに至るルートも消されている。石澄滝は箕面市と池田市の中間になるが、ぎりぎりで池田市になるから。

 つまらない縄張り意識。そこにしかまともなアクセス路がなければ、市境を越えてても書き加えるべきです。

 というわけで、今のところ石澄滝は立派な秘境と認定できるのです。

 2022.9.17
箕面から石澄滝、五月山 2022年09月11日 ヤマレコ