発信力アップ講座


発信力アップ講座

封筒ののりしろ全面にべったり糊をつけて封してくる人がいる。それも毎回。それが当然と思ってるんでしょう。蓋の両脇に隙間があれば、ハサミを持ち出さなくても開けられるのに。

発信力は相手先に伝える、届けるための技術。封書の使い方もその一部。わざわざ相手に届きにくくしてどうすんのよ。こういったことを含め、なんのきなしにしている習慣そのものを見直そう。

発信力のスキルアップには、ユーザーサイド(受け手)のニーズを把握することが欠かせない。

ただし、受け手を無視しないと成り立たない分野もある。アートとしての美術はユーザーサイドを気にかける必要がない。というより、気にしていてはいい作品を作れない。アートは自分本位。自己チューを突き詰めたほうが完成度は上がる。

ウケ狙いに徹すると自分を見失いかねない。そこは要注意ですよ。


発信の中身については、発信者が訴えたい伝えたいものがそこにあればいいんです。

自分が言いたいことのみに意識を集中させすぎて、受け手(聞き手・読者)が見えなくなってしまう人がいる。明白にネガティヴな反応を見せても、それを見ない。一人演説を続ける人の正面で、退屈だからと本を取り出して読んでても気づかない。そんな人がいる。不思議なことですが。

まずは受け手を見ろ。相手の心に届く発信を探れ。使い古された言葉を削りとれ。言葉を磨け。言葉に関するアンテナを研ぎ澄ませ。

人の想定を半歩超えるだけで注目され、記憶に残りやすくなる。頭で考えて発信するのは当然のことながら、それだけでは物足りない。気持ち成分がほしい。好き・嫌いをまぶすことで受け手に届きやすくなる。


リベラルの人たちは概して発信センスが悪い。右系の人たちは概ね発信センスが高め。これはタテマエという制約に縛られてるか否かによる。言葉をかえると、本音発信できてるかどうか。

本音は受け取り手の心に響きやすい。右の人たちは平気で本音をぶつける。そこが強み。加えて、みんなではないけど、倫理感覚が低く、反則でもなんでもあり。リベラルの人たちは倫理にも縛られる。これらのせいでリベラルの人たちは右に押され続けている。

頭のシンプルな人は右に流れがち。右の人たちは思考力のかわりに感じる力を磨いている。どうすれば最も効果的に人を動かせるかを知っている。思考と感性、双方を使うのがベストなのだが。

リベラルの人たちは無難な言葉、言い方を変えれば「手垢のついた言葉」を使いたがる。これじゃ世間は見向きもしない。きれいごとが大好きな人たちもいるが、それが相手の心に響く話かどうか、よく考える必要がある。

右の人に顕著な戦略として、質より量がある。数打ちゃ当たる。これはそれなりに効果がある。発信の頻度を上げること。人は露出の多いものに対して好感を持つ傾向がある。

国のトップが新型コロナウィルス対策で、いかにお粗末な仕事をしようと、やってるふりのパフォーマンスだけで釣られる人が大勢いる。こういう人たちは自分でものを考える力を持たない。彼らを無視するのなら、数打ちゃ当たるは必要ないかも。

ディズニーはそつのないやり方をしている。なんのとりえも魅力もないミッキーマウスを人気者に仕立て上げたのは、単純に露出を増やしただけ。ドナルド・トランプも露出を増やして支持をつなぎ止めようと躍起になっているが、底の浅さが露呈し、効果が薄れてきている。人は飽きるものだということに気づいたほうがよかろう。


リベラルの人たちは、なかなか発信が広がらないせいか、諦めて内輪でしか通用しない言葉の世界に安住している気がする。これでは発信に磨きをかけ続けている右系にどんどん差を広げられてしまう。自分たちの外側に届く言葉は何かということを常に探し求めていなければならない。

本音発信は強いメッセージを発するので、諸刃の剣となりうる。受け手との間でトラブルが発生するリスクが高まる。右の人たちは考えが足りないので、そのへんでしばしば失敗している。お利口なリベラルの人は、よくよく考えて発信しよう。

気持ちはあくまで本音で、受け取り手の心情を考慮し、磨いた言葉でセンスアップした発信をなるべく多く。そうした発信ができてるのかどうか。自分を振り返ってどうかな?と考え込んでいる。


ひょっこり通信 2020.10.11

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