鏡に映った私はなぜ左右が逆？ この問題は古くから多くの人を悩ませてます。なぜ逆になってるかというより、なぜそう感じるのかのほうが問題と思いますが。 以前から気になってた問題なので、自分なりの説明をしてみる。結論を先に書いてしまうと、「鏡像は左右逆転していない」となります。 鏡に映ったあなたの右手は左右どちらに見えるだろう。右側ですよね。逆になってません。なぜ逆と感じるんでしょう。 別の人があなたを見た場合、右手が左に見えていることを知っている。これが常識としてインプリントされています。カメラ撮影した写真も同じです。 正面にいる人（またはカメラ）とあなたの角度の違いを考えてください。水平方向に１８０度反転して、そこにいる（ある）。垂直方向にくるりとひっくり返ってるわけじゃありません。ここで水平方向に反転していることを人は意識しません。 相手は水平方向に反転してるのだから、左右が逆になるのが当たり前です。鏡の場合、反転しません。右は右、左は左、上は上、下は下です。反転してるのは奥行きだけなんですが、話がややこしくなるばかりなので、このポイントについての説明は省略します。 自分から見て左右逆転した姿が本来の姿だというのが思い込みです。鏡はそのままを映し出しています。左右反転したお友だちや写真は左右逆になっている。ただそれだけです。 文字を鏡に映したらどうなるでしょう。左右反転文字になるではないか、と。鏡が反転させたのではありません。鏡に映すため、あらかじめ左右に反転させた（裏返した）ことを人は忘れている。文字も同じ。右は右、左は左です。 透明なアクリルボードか何かに文字を書き、文字を自分のほうへ向けたまま鏡に映して見てください。鏡の中の文字が反転していないことが確認できます。文字を裏返すと、書いた文字も鏡像も左右反転していることが確認できます。 この説明でわかります？ よけい混乱した？ ひょっこり通信 2019.2.17 |
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