長岡京市の裏百景

野草の独り言

フェイジョア
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長岡京市の裏百景 野草の独り言


 近所の野草(野木も含める)を見て気になったことを日々綴ってみたい。

   from 2023.6.8



ヤマモモ

 生息地:下海印寺某所

 また草じゃないもの。ヤマモモの木はときどき見つかる。この木の実はかなり大粒で、おいしそう。

 小粒が大量になる木もあるが、これぐらいの大粒がほどほどになってるのがいい。

 名前はモモだけど、桃の実とは似ていない。共通するのは中の種がでかいことぐらい。

2023/6/18


オオシロカラカサタケ

 生息地:友岡某所

 オオシロカラカサタケは、八条が池のふれあい回廊のみちの緑地部分にポコポコ発生している。今日は住宅地エリアでたった1コだけ。どういう気まぐれだろうか。

 きれいなキノコで見栄えがすると思ってるんだけど。

オオシロカラカサタケ
 こちらはふれあい回廊のみちのオオシロカラカサタケ。こんなふうに出てきます。

2023/6/17


トゲチシャ

 生息地:近所の道端

 トゲチシャは、ちょっと前まではそこらじゅうではびこってたような記憶があるが、あまり見かけなくなった。

 害もなく、食えもしないということで、世間の人はほとんどその存在をスルーしてると思う。この草、一つだけ特異なポイントがある。葉が水平に出てから90度ねじれ、縦向けになる。ねじれる方向は右巻き左巻き、どっちもある。こんな葉っぱは他にない。

 なぜそうなるのか。トゲチシャを研究してる人はいなさそうなので、原因は不明。だから推測なのだが、トゲチシャは正午前後の太陽光が苦手なのではないか。朝夕の光はOK。正午前後は、波長の長い光が多く地表に降り注ぐ。朝夕は短い光が多めになる。波長の長い光を苦手とする理由もまた、よくわからないのです。

 ちなみにチシャはレタスのこと。レタスが長けてくると高く伸び上がり、こんな姿になります。トゲは葉の裏側の主葉脈に沿って生えている。やわらかいトゲで、痛くはありません。

2023/6/8


ドクダミ

 生息地:近所の家の庭先

 ドクダミはかつて強烈な悪臭を放ってたように記憶するが、最近は不思議にこの香りがよさげに感じられてくる。

 洗ってから乾燥させ、お茶にすると、ほのかな甘みがあった。プランターの防虫や雑草よけにもなってるという。このにおいは、人間よりも虫や草が忌避するのかな。

2023/6/8


ヘビイチゴ

 生息地:京都生協ながおか店の前あたり

 野生のイチゴの中で、ヘビイチゴだけは甘味も酸味もない。なんてへそ曲がりなやつかと思うが、それには何か理由があるにちがいない。

 イチゴには小さい種がある。鳥や獣が食べ、種は糞といっしょに排泄される。それによって新たな生息場所を確保する。しかしヘビイチゴの実には種がない。

 増殖するのにこの実は役立っていない。ベビイチゴはつるや根から増えていく。じゃ、なんのために実を作ってるのか。それはまだわからない。誰か知ってる人、教えて。

2023/6/7


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