長岡京市の裏百景

近所のイソ太郎(イソヒヨドリ)

イソヒヨドリ
長岡京市の裏百景 近所のイソ太郎(イソヒヨドリ)


 いつからなのか、姿と鳴き声の美しい鳥が近所で出没している。イソヒヨドリといいます。大きさはヒヨドリと同じくらい。
 声が聞こえると、何をやってる最中であろうがほっぽって見に行きます。それぐらい魅力的なんです。


ヒヨドリ

 こちらがヒヨドリ。ちょっと首をすくめてます。


 派手な色のイソヒヨドリはオスです。メスは地味な灰色。

メスのイソヒヨドリ

 これがメス。


オスのイソヒヨドリ

 オスなので「イソ太郎」と名づけた。向かいの屋根の上にいる。


イソヒヨドリ

 図書館にもいた。イソ太郎はたくさんいた。


 イソヒヨドリは近年になって都会に進出してきた鳥です。名前のとおり、海鳥です。海岸の岸壁にいた鳥が、生息地が狭まっていくと同時に都市へと移動していき、高い建造物を岸壁に見立てて住み着いたものと思われる。


 イソちゃんの鳴き声(0:44) バックにヒヨドリの声も入ってる

 ヒヨドリの鳴き声(0:38) 比較のために

 動画です(1:28)


 やや音が小さいけど、40秒あたりから鳴き声も入ってます。
 何かついばんでいる。虫でも見つけたか。


 ビルや三階建て以上の建物の上、側面にいることが多い。あるいは電柱やアンテナ、電線にも。
オスのイソヒヨドリ


オスのイソヒヨドリ


オスのイソヒヨドリ


オスのイソヒヨドリ

 和風の屋根瓦にもいた。


メスのイソヒヨドリ

 これはメス。小泉橋で。


 人間世界が年々移り変わっていくように、動植物の世界も移り変わっていく。鳥の世界では、水鳥のオオバンが大きく増えた。あらゆる水系にいるといっていいほど。カルガモやマガモよりも大きな集団になりつつある。

 イソヒヨドリはどうだろうか。水場以外で小動物をあさるイソヒヨドリは、あまり競合相手がなさそうだ。

 まだ種としての性格などはよくわからない。どんどん増えてくるようになれば人間との接触機会も増えてくるだろう。そんなおり、愛想よくコンタクトしてくれるだろうか。

  2022.8.1




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