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白川・琵琶湖疏水分流
(ハイキング・サイクリング)

白川・琵琶湖疏水分流 地図
 町中歩きなので細かい道の大半を省略しています。

白川・琵琶湖疏水分流
  最寄り駅:阪急河原町、京阪四条駅
 地図を見ていて気になったポイントが二つ。白川と琵琶湖疏水分流。二つが並行して走っていて、白川は流れが南下、疏水が北上と、逆の流れになっている。現地で見て確認したくなった。もう一つは銀閣寺前での二つの河川の交差。何度も通ってながら、どういうふうに交差してるか見たことなかった。

 行ってみると、疏水は南禅寺の水路閣を通って流れてる。この辺り、意外に高い。緩やかな傾斜をつけて北へ運ばれているわけだ。南禅寺から若王寺までの区間、立ち入り禁止になっている。水路を辿れなかったのが心残り。遊歩道を作るべきだと思うが、予算の問題か、安全性の問題ゆえか、実現されない。

 もう一つのポイント、十字交差は奇妙なことになっていた。疏水が白川でぶった切られている。疏水よりも白川のほうが水面が低い。なので立体交差にもならず、白川のコンクリート壁で流れがストップしてる、ように見える。写真16では疏水の水が白川へ流れ落ちているので、白川へ流れ込んでるだけか、と思った。

 疏水の下流側は一見止まってるように見える。枯れ草を切って浮かべると、流れていく。仰天した。どういうからくりになってるのか。ネットで調べて「逆サイフォン交差」とわかった。下流側を上流側より低くし、白川の下をくぐらせて押し出してるわけだ。下の水路に空気が入りさえしなければ、つながった川のように何事もなかったような顔をして平然と流れていくことができる。人体切断のトリックみたい。
逆サイフォン交差


 白川は疏水とつながる岡崎以南の下流水路に風情があります。川面も浅く、親しみやすい。動物園より上流の水路は深く、人が入れず、よそよそしくなる。周囲の風景はなんの変哲もない住宅街に変わり、愛想がない。なのでそこからは東へ向かい、疏水分流沿いに歩くのがいい。

 分流の入り口は細く、未舗装でわかりづらい。疏水記念館の東にあります。東山高校のところで北上して若王寺から哲学の道です。元気があればさらに、高野川を越えて鴨川まで。鴨川の先は暗渠ですが、紫明通りを歩くのもいいかも。紫明通りはかつて疏水の延長で、堀川に注いでいました。


 「琵琶湖疎水」と表記されることもあるが、ここでは正式な表記「琵琶湖疏水」を採用しています。

       2015.6.19





鴨川への出水口

白川から鴨川への出水口
以降、流れを遡上する
鴨川への出水口

川端通をくぐる
祇園界隈

東山区の祇園界隈を流れる
知恩院前門前

華頂短大と知恩院前の門前
行者橋

上と同じ場所
水にふれる場でもある
白川橋から

行者橋を歩く女性
一本橋、阿闍梨橋ともいう
白川橋から南

白川橋から南
疎水からの流入口

疎水からの流入口
疎水への出水口

白川から疎水への出水口
上は動物園
疎水によって流れが分断される
暗渠に
10
動物園下の暗渠に入る
疏水分流へ
11
白川から離れ、疏水分流へ
水面
12
なだらかな水面
 水音(11秒)
疏水分流
13
観光地でありながら
人も通らない
〜〜〜 哲学の道、省略 〜〜〜
疏水分流
14
白川とぶつかる
右上が交差する部分
左にゴミよけの板が見える
疏水分流
15
水の出口
右上が白川と交差する部分
白川
16
上記二つの間を流れる白川
上側が上流
側面の穴は疏水のゴミ出し用
と思われる
疏水分流
17
疏水分流に沿った遊歩道
街中とは思えない道


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