旧福知山線の廃線をとことん探索 |
所在地:西宮市北部(生瀬・名塩) | 最寄り駅:JR福知山線(宝塚線)生瀬駅 |
このページはメジャーな福知山線廃線ハイキングとは無関係です。ほとんど誰も知らないであろう、消えつつある旧福知山線の廃線跡を探ろうというものです。 JR生瀬駅周辺からハイキングルートの起点までの間で、拾える限りの痕跡を見つけてみます。 ちなみに「生瀬」は「なまぜ」と読みます。「生瀬勝久」は「なませかつひさ」です。 隣の駅の「名塩」も「なじお」と濁ります。ナシオン斜行エレベーターが有名なので「なしお」と誤読する人もいるみたい。 福知山線の地下道を通り抜けると、国道の手前にJRの遊休地がある。ここに旧福知山線が走ってたようだ。これより東は痕跡を見つけようもないので、ここを起点と考えたい。 駅のあったところ。見事なほど、何もない。プラットフォームはどのへん?。 駅舎かな?という建物がある。廃屋です。 駅の西のほうに線路脇を歩ける道を発見。先にポツンと黒い枕木があるんですけど、見えるでしょうか。 旧福知山線と現在の福知山線が並走しています。 西宝橋と大多田川の間の線路跡を探す。茨のブッシュに阻まれて立ち往生。鉄の杭が何本か。何の目印か。 大多田川の脇の県道は歩行者通行止めになっていた。かつては歩いたが、道幅が狭く、交通量も多いので、通行を禁止されたようだ。こそこそっと歩き、旧福知山線のトンネル入り口に到達。 煉瓦造りのトンネル。幅は狭い。レンガの積み方はねじりまんぼ方式ではなかった。こんなところにまでゴミを投棄する不埒な輩がいる。先は曲がってるので出口の光が見えず、距離が見通せない。 歩いてみた。たぶん200〜300メートル程度だと思う。トンネルを想定してなくて、ライトを持参しなかった。途中真っ暗。光量不足で動画撮影できなくなった。 途中まで撮影したのを公開。だんだん真っ暗に。 外の景色が見えてくると、ほっとしますね。 北側からのトンネル入り口。小さいが、立派な作り。 トンネルを出ると、整地された空間が大きく広がる。分譲マンションでも建てるのか。マンションが建ったらこのトンネルはどうなるんだろう。 その先で国道にぶつかる。このへんで旧福知山線の廃線跡を探るのは終わりにします。 中国自動車道を抜けたら、廃線ハイクの起点はすぐ先。 ここから旧福知山線廃線のハイキング道。行きません。 おまけです。木元寺に安置してあるオブジェ『鏡』。作者は谷井信一。「寄贈」とあります。押しつけられて寺が困惑し、扱いに困ったのでなければいいんですが。 もうひとつおまけ。現在の福知山線の生瀬駅ブラットフォームから旧生瀬駅を見下ろす。やはり建物は駅舎のようです。 現状の廃線ハイクの起点は生瀬駅からも名塩駅からも遠くて不便。生瀬からでは交通量の多い国道を歩くことになり、快適ではない。旧福知山線の廃線跡を活用できれば、もっと利用しやすい楽しいコースになると思う。 2019.5.8 |