虫さんとのご近所づきあい省エネカフェを3年ほどもやってると、いろんなノウハウがたまってくる。分類整理して発信しなければと思うが、分野・テーマが幅広く拡散してまとまらない。 通信に連載する形で毎回ワンテーマ、というのはどうかと思いついた。というわけで今回は害虫対策。いきなり省エネとは思い切り遠いテーマを選んでる。なるほど!と思うアイディアを提供してくれた人がいた。そのインパクトで書く気になった。 ホシテンハナムグリという甲虫の一種がいます。世間では根切り虫と呼ばれ、嫌われている。この名前のほうが通りがいいようなので、ここでも俗称の根切り虫でいきます。 成虫はチョコレート色の美しい虫です。幼虫はもっぱら作物の根を食らう悪いやつです。僕は夏になるとプランターに水をどっと注いで冠水させます(水抜き穴は当然ふさぐ)。苦しくなった幼虫が這い出てきますので、捕獲します。 幼虫は堆肥の中に放り込んでも堆肥を食わず、死ぬだけ。死んでもなかなか分解せず、もてあます。 Mさんは、作物の取り入れが終わったあとの土に残った根を掃除するため、根切り虫を使ってると言われました。害虫を活用する方法があったとは! 害虫というととことん駆除したくなる。僕は鳥の餌にするしか活用法を思いつかなかった。皿に入れて置いても、鳥は気づいてくれない。Mさんには、あまり根切り虫を気にしなくてもいいのでは、とも言われた。 まだ根の掃除を試してないが、注意すべき点がある。成虫になって飛んでいかれると困る。いずれ生まれ故郷に舞い戻ってきて、卵を産みつけるのだ。繁殖の連鎖を断たねばならない。網をかぶせるか、穴を開けたラップを張るか。成虫を放す時は、畑(プランター)から遠いところで。 Mさんは他にも「なるほど!」というネタを提供してくれている。残念ながら今回、スペースが足りず、豊富なネタの一部しか載せられない。次号以降ではたっぷり取り上げることにします。 ひょっこり通信 2015.10.10 |
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