『スーパーカー・フェラーリ 青春の暴走』
1976年 監督:ジェリー・シャッツバーグ
原題:Sweet Revenge
久しぶりに観ると、時代を感じさせます。
サム・ウォーターストンの部屋で聞こえるオーディオは既成曲と
思うけど、判明せず。同じ曲がまるで違うシーン(34:43)でも
使われているのは腑に落ちないが。
弦楽四重奏曲? 本編の1:16:50から
『シューベルト物語』1970年 監督:エットレ・M・フィザロッティ
原題:Angeli senza Paradiso
イタリア映画です。シューベルトがイタリア語で喋ってて、違和
感があります。珍品と言うべきか。
シューベルトが女性相手にレッスンしてる曲は、サン=サーンス
のピアニストのように聞こえるんですけど、年代的に合わない。
原曲の練習曲が存在するのかと思って、フランス語のWikiも見た
けど、わからず。ハノンの1番がちょっと似てるか、ぐらい。
ピアノ連弾曲 本編の43:20あたりから
次のは教会のシーンですが、オリジナル曲かどうかもわからない。
オルガン曲 本編の1:19:56あたりから
蛇足ですが、『未完成』の第3楽章が三回も登場します。これは珍
しい。
『未完成』第3楽章 本編の1:25:07から
↓
> オルガン曲はサントラにあります.
> Vorrei che non suonasse l'organo
映画オリジナルでしたか。
『風と樹と空と』 1964年 監督:松尾昭典
吉永小百合が駅に見送りに来ようとしたラスト近くのシーン。
聞き覚えはありませんが、オリジナル曲か既成曲か、微妙です。
(YouTube映像は削除されました)
弦楽四重奏曲 本編の1:22:44から
『歌ふ狸御殿』 1942年 監督:木村惠吾
替え歌にしては曲に聞き覚えがない。たぶんオリジナル曲と思い
ながらも気になってる歌です。
女が歌う曲 本編の58:46から
『おらおらでひとりいぐも』 2020年 監督:沖田修一
東京オリンピックの報道のあと、この曲が。ファンファーレは有
名な今井光也の曲しか頭にありません。蒼井優のセリフも入って
ますが、東京オリンピックの曲としか思いようがない…。
ファンファーレ 本編の38:53から
『私の鶯』 1944年 監督:島津保次郎
ミュージシャンの話で、音楽がたっぷり出てくる映画です。
最初のほうのロシアの歌がことごとくわかりません。中段あたり
からはロシア民謡らしいのを除けばほぼ判明したと思います。
ロシアの歌1 本編の1:33から
ラズモフスキー伯爵が船の上で歌う
ロシアの歌2 本編の9:06から
ピアノ伴奏でディミトリーが歌う
中途、別シーンがはさまっている
ロシアの歌3 本編の16:ぐらいから(2と同じ曲)
レコードからディミトリーの歌で
↓
> 「私の鶯」の 2番目と 3番目が判りました.
> Mikhail Glinka: Songs - "Doubt"
『母は死なず』 1942年 監督:成瀬巳喜男
聞き覚えがあってわからない歌。ラテン音楽のようにも思えるん
ですけど。歌ってるのは轟夕起子です。
YouTube映像は抹消されました。
ラテン音楽? 本編の1:28:25から
『太陽は狂ってる』 1961年 監督:舛田利雄
浜田光夫と川地民夫が逃げ込んだ教会で、少女がオルガンを弾く。
あっさり判明しそうな曲だったけど、う〜む。バッハでしょうか。
YouTube映像は抹消されました。
オルガン曲 本編の1:00:52から
『雲は流れても』 1959年 監督:ユ・ヒョンモク
Even the Clouds are Drifting (Gureumeun Heulleodo)
『にあんちゃん』の韓国版です。
ラストの歓迎会式典での吹奏楽は既成曲と思うんですが、聞き覚
えはありません。曲の雰囲気では韓国の曲でもなさそう。そんな
に無名な曲とは思えないんですが、なんともわかりません。
行進曲 本編の1:31:50から
『花つみ日記』 1939年 監督:石田民三
こちらは歌詞がほぼ聞こえるのに判明しないという珍しい例です。
ひょっとしてオリジナル曲?
賛美歌 本編の16:47から
↓
> 歌詞はこれとほぼ同じですが,メロディーが違います.
> 『イェス君イェス君』讃美歌524番
> 同じ歌詞の別曲があるのかと思ったのですが,見つかりません.
『故郷(ふるさと)』 1937年 監督:伊丹万作
オープニングクレジットの軍歌らしい歌は聞き取りにくく、苦戦。
少年が木に登るシーン(11:29)から長い曲はバロック音楽のよ
う。同じ曲が26:59でも使われている。
その直後の29:45からは別の曲が長く。どれもお手上げ状態です。
映像は2時間以上ありますが、映画は1:23:46で終了。
音声データ1(軍歌) 本編の1:12から 判明
音声データ2 本編の26:59から
音声データ3 本編の29:45から
↓
> 軍歌が判りました.「水師営の会見」です.
> 映画の一番最後は「コジ・ファン・トゥッテ」序曲です.
ラストの曲は短かったので諦めてました。
『戒厳令』 1973年 監督:コスタ=ガヴラス
原題:État de siège
冒頭近くでの葬儀シーンのオルガン曲。二つはたぶん別の曲。
無理っぽくて諦めようとしかけて、監督の代表作をぞんざいに扱
うのもどうなのかと、思い直しました。
YouTube映像は抹消されました。
音声データ1 本編の8:22から
音声データ2 本編の9:18から
↓
> 「戒厳令」の曲,オルガン曲は判りません.
> Los Calchakis の曲はサントラがあります.
> Bande Originale Du Film Etat De Siege
> State of Siege
>
> YouTube でフル トラック聴けます.
> State Of Siege OST
>
> 二つのアルバムで一部曲名と収録順が違っていますが,
> 多分曲は同じです.
> 曲名はこのように対応するようです.
> Libertadores → State of Siege
> L'Americain → The Americain
『海の王ネプチューン』 1932年 監督:バート・ジレット
原題:King Neptune
一部の有名曲以外はさっぱりわからず。既成曲の可能性ありそう
なのだけピックアップしました。
音声データ1 ネプチューンが歌う 0:21 (判明)
音声データ2 魚たちのパレード 0:47
音声データ3 海賊たちの宴 1:51 (判明)
↓
> 「海の王ネプチューン」の 3番目は「Blow the Man Down」
> です.
> 4:56 は「Polly Wolly Doodle」っぽいですね.
>
> 「ウィリアム・テル」序曲とあるのは,たぶん「軽騎兵」序曲の
> 間違いでしょう.
>
> ウェブの情報によると,この映画ではオリジナルの主題歌が使わ
> れているらしいので,1番目はオリジナルの可能性が高いかなと
> 思います.
>
> ここに作品の草案があります.
> Disney’s Silly Symphony “King Neptune” (1932)
>
> 最初のところに
> CU Neptune on shell throne singing
> "Neptune, King of the Sea."
> とあります.この歌のタイトルは(少なくとも草案の段階では)
> 「Neptune, King of the Sea」のようです.
苦戦しましたが、だいたいのところは見つけていただきました。
ディズニーのアニメはメジャーな曲ばかりとは言えないので、
案外難しい。
『木靴の樹』 1978年 監督:エルマンノ・オルミ
原題:L'Albero Degli Zoccoli
調査に長く時間をかけたものの、さっぱり進展しなくなったので、
ようやく諦めることにしました。調べるのが大変そうだから、ク
ラシック音楽以外は最初から除外してます。
まずは冒頭。教会で宗教曲を合唱してます(0:15)。
音声データ1
館のサロンで青年が弾いている曲(35:06)。
音声データ2 少々音が大きい
山菜採り?のシーン(2:00:24)。オルガン曲。
音声データ3 (判明)
修道院で合唱曲(2:32:08)。
音声データ4
↓
> L'albero degli zoccoli, 1978 (prima parte)
> L'albero degli zoccoli, 1978 (seconda parte)
> 3番目の曲は BWV 734 です.
>
> サントラがあります.YouTube でフル トラック聴けます.
>
>
> 同じメロディーで複数の曲があるようで,IMDb とサントラで
> BWV 番号が違ったり,船越さんの挙げている BWV 番号はまた別の
> ものだったりします.
> とりあえず,サントラの番号で言うと
>
> 前半のビデオ
> 16:10 辺り BWV 156 ≒ BWV 1056
> 39:20 辺り,51:30 辺り,56:50 辺り,1:05:40 辺り BWV 721
>
> 後半のビデオ
> 10:50 辺り,21:00 辺り,25:30 辺り BWV 478
> 16:30 辺り,28:10 辺り BWV 156
> 33:30 辺り BWV 734
> 46:10 辺り BWV 633 ≒ BWV 731?
> 1:07:00 辺り BWV 660
>
> サントラの曲が余りますね.まだどこかにあるのかな?
A Árvore Dos Tamancos
フル映像のURLを入れるの忘れてました。
『続・荒野の用心棒』 1966年 監督:セルジオ・コルブッチ
原題:Django
娼館の主人がラジオに合わせてヴァイオリンで演奏する曲がけっ
こう長い(8:59より)。映画のオリジナル曲という可能性もある
けど、なんとなく気になる曲です。
音声データ
『透明人間』 1954年 監督:小田基義
これもビジターからの質問です。三條美紀が歌っている2曲。
8分ぐらいから日本語の歌。29分ぐらいから英語の歌。
映像は見ていません。
日本語の歌の音声データ
英語の歌の音声データ(判明)
↓
> 2番目は「Deep River」です
『そよかぜ』 1945年 監督:佐々木康
ビジターからの質問です。これはずいぶん前に観てるんですが、
この歌についてはなんの記録も残っていません。10:44より。
第2主題歌の『そよかぜ』は別の歌でした。
YouTube - そよかぜ 1945
音声データ:並木路子の歌で ビジターからの提供音声
追加情報。作曲者としてあがってる万城目正と仁木他喜雄は曲名
が判明してます。もう一人、浅井挙曄(あさいたかあき)の曲が
不明。この歌の作曲者である可能性は高い。作詞は岸東助らしい。
他にも不明の歌があるので、これらすべてを岸と浅井がまとめて
作ったということも考えられる。
『甘い汗』 1964年 監督:豊田四郎
映画冒頭にちんどん屋の曲。一旦は諦めたんですけど、再度調査
することに。音楽担当は林光ですが、こんな曲を独自に作曲する
とは思えず。
ちんどん屋の曲
『私の20世紀』 1989年 監督:イルディコ・エニエディ
原題など:Az én XX. századom / My 20th Century
リヴァイヴァル公開で、28年ぶりの再見。エンドクレジットに
曲一覧なしとは思わなかった。冒頭の超有名曲以外はお手上げ。
音声データ1 31分ぐらいからの曲(判明)
犬が歩いて行くシーンと、その前後に長く。なので音声データは
短くカット。
音声データ2 1時間3分ぐらいからの曲
豪華船のバーの音楽。
音声データ3 1時間9分ぐらいからの曲(判明)
船室のラジオ。予告篇の二曲目。
音声データ4 1時間14分ぐらいからの曲(判明)
シベリアの氷上のシーンの歌。
音声データ5 1時間27分ぐらいからの曲(判明)
ロバが帽子を取って行くシーンを中心に長く。音声は一部のみ。
予告篇の一曲目。
↓
音声データ5は判明しました。ヴェルディの『マクベス』。
3幕の"Ondine e silfidi"という合唱でした。
↓
> 1番目の曲はベッリーニの「ノルマ」 序曲です.
> 4番目の曲はロッシーニの「チェネレントラ」
> 第1幕の「Una volta c'era un re」です.
> 1:34:58 はヴェルディの「マクベス」 第4幕の
> 「Vegliammo invan due notti」です.
冒頭の有名曲は別にしてオペラばかりで、全部知らない曲。
2と3はオペラじゃないですよね。
↓
> 「私の20世紀」の 3番目が判りました.
> Noche sin estrellas
『繕い裁つ人』 2015年 監督:三島有紀子
エンドクレジットにあがってない曲で、オリジナル曲かどうか、
微妙な曲。30:12ぐらいからです。既成曲と思うけど、これだけ
はっきりと使ってながら、クレジットにあげないのも変な気も。
サンパウロのBGMの音声データ
『ポエトリー アグネスの詩』 2010年 監督:イ・チャンドン
原題:Shi / Poetry
主人公が教会を訪れた時の歌です。知らない賛美歌。一曲ずつ聞
いて照合してたけど、あまりに多くていいかげん嫌になってきま
した。
賛美歌の音声データ
『ナチス第三の男』 2017年 監督:セドリック・ヒメネス
原題:HHhH / The Man with the Iron Heart
ハイドリヒがヴァイオリンを弾いてます。この曲はエンドクレジ
ットになし。他の曲は全部あがってたと思うのですが。
オリジナル曲かと思ってサウンドトラックもチェックしたけど、
見当たらず。
音声データ
画像は縮小表示です。
KRYPTONIM HHhH
こちらはYouTube。3:55ぐらいから。
なんでこれだけ抜けてるのかと、不思議な思いに駆られますが、
単なるちょっとしたミスかもしれません。
それとも何かを見落としてるんでしょうか。
『駅前茶釜』 1963年 監督:久松静児
聞いたことのない民謡ですが、節や歌い方がこなれすぎてて映画
オリジナルとは思えない。それとも既成曲に似せたオリジナル?
歌詞が聞き取りづらく、検索にも四苦八苦する。
民謡の音声データ
↓
舞台が架空の土地だということをふまえると、既成の民謡を使う
ことはありえないという気がしてきました。
とりあえずあげておきますけど、たぶんオリジナルです。
『日曜日の散歩者 わすれられた台湾詩人たち』
2015年 監督:ホアン・ヤーリー
原題など:日曜日式散歩者 / The Moulin
今回は本編の曲です。音楽使いまくりですが、絞り込みました。
まずはコクトーの朗読レコードから聞こえるシャンソン。
シャンソンの音声データ 10:42-11:14(判明)
次はウェーベルンかもしれませんが、現代音楽のピアノが二つ。
ピアノ曲の音声データ1 24:53-25:14 26:02-26:25(判明)
ピアノ曲の音声データ2 27:36-28:36(判明)
次はピアノとヴァイオリン、かな。現代音楽です。ウェーベルン
のピアノを含む室内楽を三つ聞きましたが、違ったようです。
二重奏曲?の音声データ 31:09-32:09(判明)
次はフルートの曲です。
音声データ 1:07:33-1:09:09(たぶん判明)
ラストは雅楽。歌舞伎『鏡獅子』の背景に。『越天楽』ではなさ
そうですが。分・秒数はいずれも映画の頭から。
雅楽の音声データ 1:20:35ぐらい-1:21:06
エンドクレジットの曲名を目で追いきれなかったので、パンフレ
ットを買うつもりでした。が、まさかの品切れ。あてにしてたの
に。今のところネットにはデータがあがってないみたいです。
↓
> 1番目のレコードは「Les Voleurs D'enfants」です.
> Jean Cocteau et ses interprètes - Collection Pathé
> Poèmes de Jean Cocteau dits par l'auteur
> The French Avant-Garde in the 20th Century
>
> 3番目はこれです.
> Anton Webern: Variations, Op 27
> この予告編では
> 日曜日式散步者 Le Moulin - 預告
> この曲が使われていますが,
> Georges Auric, Francis Poulenc - Parade
> 本編にありました?
見つかりました! 3時間近い映画なので、探すのも大変。
↓
> 「日曜日の散歩者」の 2番目が判りました.
> サティの「神秘的なページ」の「ヴェクサシオン」です
この曲は聴いたことなかった…。
↓
> エンドクレジットの部分が入手できたので見てみました.
> 不明曲の 4番目はミヨーですね.
> 「DNIEPROSTROI」は 1:28:33 にあります.
> 「即興一首」という曲が手風琴と胡琴の曲だそうなので,これが
> たぶん不明曲の5番目だと思うのですが,確認できません.
ていねいな調査、ありがとうございます。
雅楽が残りましたが、諦めてもいいかも。
『アンダー・ザ・シルバーレイク』 2018年
監督:デヴィッド・ロバート・ミッチェル
原題:Under the Silver Lake
ソングライターの大御所が演奏するピアノ。サティかな?と思っ
たんですが、正解にたどり着けず。通しで一つの曲なのかという
疑問もありますが。
音声データ
『運命は踊る』 2017年 監督:サミュエル・マオズ
原題:Foxtrot
ヨナタンの空想の中のアニメのバックに流れる曲。ラテン音楽の
ようで、聞き覚えはあるけど、わからない。
音声データ
『世界が愛した料理人』 2016年
監督:アンヘル・パラ、ホセ・アントニオ・ブランコ
原題:Soul
予告篇です。最初(0:07)のだけですけど、わかりません、
オリジナル曲ではないと思うんですけど。
映画『世界が愛した料理人』予告編
『寝ても覚めても』 2018年 監督:濱口竜介
画廊のBGMで使われているピアノ曲は既成曲と思われますが、
聞き覚えはなく、作曲家の見当もつきません。
ギャラリーBGMの音源データ
『空飛ぶタイヤ』 2018年 監督:本木克英
音を聞くとセリフがでかくて曲を押しのけるかのよう。旋律すら
拾えない。なので、不明のままでもやむを得ないというつもりで
公開します。エンドクレジットには使用曲名がありませんでした。
小池栄子と長瀬智也のいる喫茶のBGM(1:17:41-1:19:11)。
喫茶BGMの音源データ
『女中ッ子』 1955年 監督:田坂具隆
運動会の組み体操の曲です。伊福部昭のオリジナルの可能性があ
るんですが、なんとも言えず。そのすぐあとに自作の『フリゲー
ト・マーチ』を入れてますしね。
組み体操の曲 1:15:56
もう一つわからないものがありますが、これは判明しなくてもし
かたないつもりでいます。
秋田の子守歌 1:58:50
↓
> 「女中ッ子」の子守歌はオリジナルのようです.
> Amazon 伊福部昭 サウンドトラック(ディスク:1,8曲目)
> 2曲目の「故郷への便り」もよく似たメロディーです.
>
> こちらの CD の「メインタイトル」もよく似ています.
> Amazon 伊福部昭 映画音楽全集 (ディスク:5,10曲目)
『闇と沈黙の国』
1971年 監督:ウェルナー・ヘルツォーク
原題など:Land des Schweigens und der Dunkelheit
/ Land of Silence and Darkness
若い頃に観た映画です。曲目不明で気になってた映画でした。
一曲だけ判明せず。ステージで四重奏団が演奏。短く明瞭な演奏
で、聞いたことはないけど、わかりやすいと思ったんですが。
YouTube - Land of Silence and Darkness
弦楽四重奏曲 1:24:30
『カスパー・ハウザーの謎』
1974年 監督:ウェルナー・ヘルツォーク
原題:Jeder fur Sich und Gott Gegen Alle
ほったらかしにしてた不明が出てきました。再調査するとだいた
いわかったんですが、一曲だけ不明。カスパーがピアノを弾いて
聞かせてるシーン。素人なので怪しい演奏ですが、いちおう旋律
はわかるという程度。カスパーがモーツァルトをへ長調でと言っ
ているみたいなんですけど、う〜む、へ長調のピアノ曲かどうか。
YouTube - O Enigma de Kaspar Hauser Legendado
ピアノ曲 1:24:30
『ジュピターズ・ムーン』
2017年 監督:コルネル・ムンドルッツォ
原題など:Jupiter holdja / Jupiter's Moon
わかったのは有名な弦楽四重奏曲のみ。エンドクレジットを目で
追いましたが、既成曲は挙げてないようです。オリジナル曲など
はどうでもよかったのですが。
ホテル・ブダペストのBGM 1:39:43-1:40:05
これは音楽が弱くて聞き取りづらいのですが、最後の58秒あた
りからだけがクリアに聞こえます。古典派かバロック。
ダンスコンテスト?のBGM 1:41:00:1:42:35
こちらはついでです。クラシックではなさそうなので。
どちらも知らない曲です。
↓
> 1曲目は「調和の霊感」 第1番の第1楽章です.
CDを持ってながら記憶にありませんでした。
ダンス曲は少し気になるので、未解決曲として残しておきます。
『男嫌い』 1964年 監督:木下亮
男たちが行進しているシーンで、スネアドラムと思うが、行進曲。
音楽担当、山本直純のオリジナルの可能性ありと思ったが、ひょ
っとしたら既成曲かなとも。有名曲であってもこのあたりは無知
なので、知らないだけかも。
音声データ
『影の軍隊』 1969年 監督:ジャン=ピエール・メルヴィル
原題: L'Armée des Ombres
冒頭の軍楽隊の曲。映画を観てた時は既成の曲という気がしなか
ったんですが、こんなシーンにオリジナル曲はなかろうという気
がして。
音声データ
映画ではないんですけど、YouTubeに投稿しておきながら曲名が
わからんという情けない状況です。
2曲あります。1曲目は有名な曲のように思うんですが、判明し
てません。
YouTube - テアトリーノ長岡京のからくり時計
↓
> からくり時計の 1曲目はこれです.
> Die Mühle im Schwarzwald/Richard Eilenberg
アイレンベルクの『森の水車』。タイトルには聞き覚えがありま
したが、旋律と結びついていませんでした。
『サラリーマンどんと節 気楽な稼業と来たもんだ』
1962年 監督:枝川弘
35:24から。料亭の別の座敷から聞こえる歌。以前調べてわから
なかったものに再度挑戦。手が届きそうに見えて、結局行き詰ま
り。よく似た歌詞の曲はたくさんありながら、どれも一致せず。
YouTube
音声データ
『大学のお姐ちゃん』 1959年 監督:杉江敏男
英語題:3 Dolls in the College
これはたぶんネットにあがってない映画だと思う。
気になったのは宝田明が新任のフランス語教師として、教室で歌
ったシャンソン。歌詞から検索しても旋律で検索しても出ない。
まさか神津善行のオリジナルではないと思うんだけど。
音声データ 1:07:02
『牯嶺街少年殺人事件』 1991年 監督:エドワード・ヤン
英語題:A Brighter Summer Day
再び『牯嶺街少年殺人事件』ですが、ネットは3時間ヴァージョ
ン。劇場で4時間ヴァージョンを観ました。その中で引っかかっ
てしまった曲。帰宅した姉が口ずさんでる曲。有名曲だと思うん
ですが、ジャンルすらも出てこない。
音声データ
『GONIN サーガ』2015年 監督:石井隆
一曲だけわからないんです。五誠会の本拠のキャバレーでのソプラ
ノが、エンドクレジットにある中で余った一曲とは違っているよう
です。クレジットには、
Telemann Air Deutsches Magnificat TWV 9:18
とあります。
念のために同一曲、2箇所で録音しました。
『GONIN2』の不明曲とも違うようです(やや似てるが)。
YouTube - GONIN Saga
音源データ 1:19:59
音源データ 1:21:34
↓
> 確かに「GONIN 2」の曲と感じが似ていますね.もしかすると,
> 同じ CD の曲とかかも知れませんね.(あるいは,両方ともオ
> リジナル曲か?)
> TWV 9:18 は,気が付いた範囲では 1:06:58,1:27:00 に
> ありました.
『海軍』 1943年 監督:田坂具隆
わかりにくそー。ということで一旦はスルーした曲ですが、もい
っぺんトライ。やはりわからず。部屋の中を順々に映すシーンで
のストリングス(9:25より)。
それに続くの(10:45)はジャンルもさっぱりわからず。長い割
に詞が聞き取りづらい。
さらに詞が聞き取りづらかった50:13は、ようやく判明。『江田
島健児の歌』でした。
YouTube - 海軍
音声データ 9:25
音声データ 10:45 長いです
『月はどっちに出ている』 1993年 監督:崔洋一
結婚式場で、携帯でやりとりしてる間に流れている曲。聞いたこ
とがないというより、特徴の乏しい曲で、お手上げ。
YouTube - 月はどっちに出ている ストリングスの曲 8:55
音声データ
『二重生活』 2016年 監督:岸善幸
喫茶店のBGM。音が小さすぎるので出すかどうか迷いました。
バッハの管弦楽組曲のような気配もある。該当するものにはまだ
たどり着けません。聞き取りにくくてちょっと無理かも。
音源データ 音量を上げましたが、それでも聞き取りにくい
『若葉のころ』2015年 監督:ジョウ・グーダイ 台湾映画
原題など:五月一號 / 5 yue yi hao / First of May
英語弁論大会表彰式のブラス演奏。かなりマイナーそうな気がし
て、判明の可能性は薄いのでは、と思いましたが、ダメもとで。
旋律部分の曲データ
↓
> 「若葉のころ」のビデオを見てみました.
> 五月一號
> 21:42 からですが,曲が差し替えられています.
上記を含め、いくつものネット映像をあげてもらいました。中国
公開版はオリジナルと違って『雷神』らしい。
『まごころ』1953年 監督:小林正樹
聞き覚えのある曲はなんとか判明しましたが、耳に覚えのない曲
は手掛かりすらつかめず。
Magokoro (1953) pt. 1/7 11:47
旋律部分の曲データ こちらは同じ曲の、4/7 13:51
もう一曲はひょっとしたらオリジナル?とも思った賛美歌。まる
でわからず、お手上げ。
Magokoro (1953) pt. 6/7 9:00
旋律部分の曲データ
『追憶のアリア』1984年 監督:ニコライ・グベンコ
くり返し使用されるピアノ曲。有名なのに、なんなのかわからない
のがもどかしい。
13:26 36:37 40:06 57:09
YouTube - И жизнь, и слезы, и любовь
13:26の音源データ 判明
この映画、使用曲が多いのですが、グノー、ヴェルディ、ドヴォル
ザークを使用してるという情報があるので、楽勝!と思ったんです
が、悲しいことにまるでわかりません。おまけに音楽がやたらいっ
ぱい出てくる。
双眼鏡で病院敷地内を覗いてるシーンで軽快なマーチ 22:30
マーチの音源データ
LPレコードから女性の歌でシャンソン? 29:58 46:02も同じ
シャンソンの音源データ 判明
36:37のピアノ曲に続いてソプラノ 38:04
38:04の音源データ 判明
男性が口パクで(ピアノ伴奏つき) 1:27:29
男性口パクの音源データ 判明
オーケストラ+ソプラノ(前の曲のピアノがかぶる) 1:32:18
1:32:18の音源データ 判明
コーラスから女声ソロ、男声ソロ 1:34:21
1:34:21の音源データ 判明
下の映像のほうが画像は鮮明かもしれません。音声タイミングは
少しずれますが。
YouTube - И жизнь, и слезы, и любовь
↓
> ピアノ曲はドヴォルザークの「スラヴ舞曲」 第2集の第2番です.
> 「スラヴ舞曲」には 4手ピアノ版もありますが,それとは違うよ
> うです.
>
> 29:58 は「果てもなき荒野原」です.
>
> 38:04,1:32:18 は「イル・トロヴァトーレ」 第4幕の「恋は
> 薔薇色の翼に乗って」です.
スラヴ舞曲をオーケストラ曲だと認識して、調査もれ。判明して
から「ひょっとしてCD持ってるのでは?」と、慌てて調べまし
た。持ってたのは別のピアノ曲集。
↓
> 1:34:21 が判りました.「イル・トロヴァトーレ」 第4幕
> の「ミゼレーレ」でした
> 1:27:29 はグノーの「ファウスト」の「この清らかな住まい」
> です.
一気にほとんど判明。追いかけたが、スピードで勝てない。
『GONIN2』1996年 監督:石井隆
宝石店のBGM。ソプラノです。何度か出てくるものの、オリジ
ナル曲ではないかという疑いもあります。歌でありながら歌詞が
ないからです。0:28あたりからと、26:48、28:14。40:49から
は歌が明瞭に聞こえる。気になるのでいちおうここへ。
YouTube - GONIN2 リンク切れとなりました
音源データ 26:48
音源データ 28:14
音源データ 40:49
『田園詩』1976年 監督:オタール・イオセリアーニ
原題等:ПАСТОРАЛЬ / Pastorali / Pastorale
再生して、音楽の多いのにめげました。ほとんどわからない。
オープニングクレジットのチェンバロ(と思う)は1:22:38あ
たりからのとはまた違うようです。
11:15と27:03のアンサンブルは同じみたいです。27:03のほ
うは途中から別の曲に移行してる気配もありますが、一つの曲
かもしれません。
24:02と1:20:57のチェロ独奏も同一曲と思う。バッハのチェ
ロ組曲なら聞いたことありそうですが、聞き覚えがない。
37:56からのアンサンブルの曲は別みたいですが、地味な曲で
わかりづらい。
1:08:22もまた別の曲。独奏曲以外は同一編成のアンサンブル。
1:11:01の列車の到着したシーン。テノールとソプラノ二重唱
はラジオか?
1:25:40あたりからマーチらしい曲が長くかかる。旧ソ連圏の
行進曲だろうか。
ポピュラー音楽やローカルっぽい歌はスルーしました。
引き続き調べてみますが、難しそうだ。
YouTube - Pastorali
↓
> 1:11:01 は「ドン・ジョヴァンニ」の「お手をどうぞ」です.
音声データ 11:15
音声データ 24:02
音声データ 37:56
音声データ 1:08:22
音声データ 1:11:01
音声データ 1:25:40
『銀の匙 Silver Spoon』 2014年 監督:吉田恵輔
1:00:35あたりから。久々の有名曲。ボブ・ディランの『風に吹
かれて』か?と思ったら、旋律の一致するのは最後の部分だけ。
既成曲と思えるのはこれだけ。
YouTube - Silver Spoon
音源データ
サントラ これの「みんなでベーコンパーティー!」というやつ
↓
『Bringing in the sheaves』に似ている。と思ったところ
で、気がつく。既成曲をアレンジしたオリジナル。というあたり
が正解という気がするけど、ひょっとしたら間違ってるかも。
『汚れなき悪戯』 1955年 監督:ラディスラオ・バホダ
原題:Marcellino Pan y Vino
NHK−FMで、この映画に「メールロの第2旋法によるマニフ
ィカト」が使われていると言ってたのですが、それがどういう曲
なのか、さっぱりわからないままです。YouTubeにも投稿されて
なさそう。
で、本編からそれらしき曲を探し出した結果がこれです。自信は
ありませんが、映画の中にはこれぐらいしかないんです(41:40
ぐらいから)。
"Claudio Merulo Magnificat secundi toni"で検索もし
てみたのですが、音源を見つけられず。
音源データ(オルガン)
↓
> これの 7番目が「第2旋法によるマニフィカト」のようです.
> Merulo: Works for Organ & Chorus
> ただ,メールロの曲で「第2旋法によるマニフィカト」に該当す
> るものが,これひとつだけかどうかは判りません.
>
> 該当箇所と一致するところは無いように思います.
> 11:58 にもオルガン曲がありますが,それと一致するところも
> 無いようです.
> Marcelino pan y vino
これはもともと判明が難しそうで諦めてたもので、わかればもう
けもの、ぐらいでした。不確かな情報に惑わされたようで、すみ
ません。
『真紅の女』 1953年 監督:ヘンリー・レヴィン
原題:The President's Lady
36:03から正装でのパーティー舞曲。
"German Dances by Ludwig van Beethoven" とIMDb に
挙がってるので楽勝と思ったんですが。それなりに曲はありまし
たが、全部聞いてみました。該当する旋律なし。この部分以外は
それらしき曲が見当たらず。行き詰まり。
YouTube - The President's Lady
音源データ
『緑の大地』 1942年 監督:島津保次郎
10:09から。船が入港してくるシーンのマーチらしい曲は日本の
曲か外国の曲かすらわかりません。
朝食シーン(1:01:34)のピアノ曲はひょっとしたら知ってるか
も、ぐらいで、頼りないことです。
YouTube - 緑の大地 抹消されました
10:09からの音源データ
↓
> 「緑の大地」の 1:01:34 はモーツァルトの K.485 です.
うわ、これはマイナーそうな曲。知らない曲です。
↓
いくつか気になるものがあるので追加します。
船上のシーンで、4:08ぐらいからワルツのような曲が聞こえる。
早坂文雄のオリジナルだと思ってたんですが、他のシーンで多々
登場するオリジナル曲とはまるで毛色違うように思います。
30:47から、中国人女性(里見藍子)が中国語で歌う曲は手がか
りが見えず、無理な気がします。
27:34からの、校庭で女子の一斉の体操シーンのピアノ伴奏曲は
『ちょうちょ』のアレンジのように聞こえます。原曲関係を一応
当たってみましたが、同じ旋律はなさそう。
↓
> 緑の大地」の曲が判りました.
> Unter dem Grillenbanner
> Collection: Archive of German Music, Vol. 43
> Unter dem Grillenbanner
> 同名の別曲があるのでご注意ください.
> 曲名で検索すると,ほとんどそれしか出てきません.もしかする
> と,上記リンク先は曲名を間違えているのかも知れません.
これもマイナーそうで、よくこんなのを映画に使ったなという気
がします。
『愛すればこそ』 1955年 監督:吉村公三郎、今井正、山本薩夫
3話オムニバスの三つ目のテーマ曲。常識的に考えて団伊玖磨に
よる映画オリジナルだろうと思います。だけどちょっと気になる
印象もあるので、備忘録的に音源データを置くことにします。
すべてピアノながら、シーンによってちょっとずつ変化していっ
てます。
音源データ(ピアノ)
『お絹と番頭』 1940年 監督:野村浩将
1:01:06から、公会堂のステージで女声合唱。オリジナル曲では
ないか、という気もするんですが。
既成曲かもしれない曲はこれのみでした。
YouTube - お絹と番頭
音源データ
『スパイ・ゾルゲ 真珠湾前夜』 1961年 監督:イヴ・シャンピ
原題:Qui êtes-vous, Monsieur Sorge?
保留になっていたものが出てきました。わからないのは7:31から
の、桜井男爵邸での園遊会のBGM。
IMDbのデータはこの曲を宮城道雄の『春の海』としてますが、違
います。八橋検校の『六段の調』に似ているけど、違うみたいで
す。八橋はどれ聴いても『六段』風で、曲の特定が難しい。
YouTube - Кто вы, доктор Зорге?
音源データ
『小さい逃亡者』 1966年
監督:衣笠貞之助&エドワールド・ボチャロフ
ロシア語タイトル:Маленький бегле
あとで調べるつもりが、ど忘れして放置してたものが見つかりま
した。どれもロシアの曲。一つは有名ですが、観た時に調べて見
つけられず。調査を再開です。
駅のブラスバンド 37:40 ロシア民謡風 (判明済み)
(同上) 38:35 有名曲 (判明済み)
女の子が歌っている 1:03:31
女の子のラジオの曲 1:07:15 ロシア民謡? (判明済み)
YouTube - Маленький бегле
↓
> 「小さい逃亡者」の曲は以下のとおりです.
> 37:40 Farewell of Slavianka
> 38:35 Amur Waves
> 1:07:15 モスクワ郊外の夕べ
>
> 「モスクワ郊外の夕べ」は,ソ連の「マヤーク」というラジオ放
> 送の時報らしいです.
> YouTube - Radio Mayak
3曲は有名な曲だったんですね。残る曲は、いちばん難しそうだ
なと、挙げた時にも思ったんですが。
『現代人』 1951年 監督:渋谷実
35:18から。池部良が抱えているラジオからのピアノ曲。ショパ
ンかと目星をつけて調べるも、当たりが出ず。旋律検索は旋律を
ミスってる可能性もあるけど。
その前の27:34、現代バレエのレッスン場の曲はやはり既成音楽
なんでしょうか。まったく知りませんけど。
YouTube - Modern People 抹消されました
27:34からの音源データ
↓
ピアノはマズルカ5番ですね。曲の雰囲気でマズルカあたりと見
当がつけられればいいんですが。
『ザ・ヤクザ』 1974年 監督:シドニー・ポラック
45:40。ハーブ・エーデルマンの家で鳴っているピアノ曲は、あ
まりにさりげないのでパスしかけましたが、既成の曲のように感
じます。間違ってるかもしれませんが。
抹消されてしまったので奥の手。音源データです。
ザ・ヤクザのピアノ
『アラヤシキの住人たち』 2015年 監督:本橋成一
予告篇です。1:15ぐらいからのチェロはオペラアリアのように
思うんですが、見つけられず。演奏は悪いけど、有名な曲なので
いずれ見つかるとは思いますが、少々不明な映画がたまりこんで
煮詰まってまして・・・。
YouTube - アラヤシキの住人たち
1:15ぐらいからのチェロ 音声データ
『川の流れはバイオリンの音』 1981年 監督:佐々木昭一郎
A子(中尾幸世)がテレーザの果物屋へ自転車で走るシーン。誰
かがピアノの練習しているのですが、二つの曲をつないでるよう
に聞こえます。このシーン、台本には「ベートーヴェンのソナチ
ネ」とあるそうですが、その通りに使われているとは限りません。
該当する曲をいくつか聞いてみましたが、このあたりは疎いので、
もれてるのかも。
YouTube - 川の流れはバイオリンの音
26:30, 26:38(26:38は判明)
↓
台本が見つかりました。古い資料を整理してて、月刊「ドラマ」
の中にひょっこり見つかりました。捜したわけじゃなかったのに。
ほとんどの曲名が記されているのですが、ないものもあります。
映像と照合して、上記の二つの曲がは繋がってるけど別シーンだ
とわかりました。オペラハウスでA子が演奏してるのと、自転車
で走るシーン。前者に「MA ベートーベンのソナチネ」とだけ
記されています。再度調べ直すも見つけられず。別の曲に変更し
たのかもしれません。後者は何も記されていません。
台本に記されるイタリア語の歌は全部リストに入れましたが、合
っているかどうかの確認はまだしてません。これらの歌のほとん
どはネット上に出ていません。このドラマのファンは相当数いる
はずなのに、誰も台本と映像をつきあわせて曲目をリストアップ
してないというのに驚きました。
↓
> 「川の流れはバイオリンの音」の 26:38 が判りました.
> クーラウの 6つのソナチネ Op. 55 の第2番 第3楽章です.
26:30からの音声データ 短いので次の曲もくっつけてます
音が大きいかも。
『独立少年合唱団』 2000年 監督:緒方明
コンクール会場で独立学院グリークラブの出番の前に聞こえる歌。
歌詞が聞き取れず、曲も知らないということで、お手上げです。
エンドクレジットに曲目一覧がありましたが、すべてを目で追い
きれず。ユーチューブにフルムービーはありません。
音源データ
↓
エンドクレジットにその曲はないとの情報あり。
『放浪記』 1962年 監督:成瀬巳喜男
九分割映像の六つ目。近所のどこかからピアノの練習曲。練習曲
を総当りで調べようにも数が多すぎました。とりあえずブルクミ
ュラーは全部ハズレ。
YouTube - 放浪記 0:20 抹消されました
『誰よりも狙われた男』 2014年 原題:A Most Wanted Man
監督:アントン・コービン 原作:ジョン・ル・カレ
キネマ旬報に「深夜にホフマンがピアノでソナタを弾く」とあっ
たので確認しました。たしかに楽譜を前にして弾いてるけど、見
てないから楽譜の曲かどうかわからない。聞き覚えのない曲です。
A Most Wanted Man - YouTube 2:07:50 抹消されました
↓
> 「誰よりも狙われた男」の曲は一応サントラにあるのですが,
> “Bachmann At Home”としか書いてありません.Herbert
> Gro"enemeyer のオリジナルかも知れません.
>
> https://itunes.apple.com/us/album/id893373124
>
> http://www.amazon.com/dp/B00LAK2RCI
>
> 22番目
オリジナル曲ですね。間違いなく。
↓
> 「硫黄島からの手紙」で,パーティーで演奏している曲を探し
> たとき,サントラに「Dinner Party」とありました.てっき
> りオリジナル曲だと思いましたが,大分後になってハイドンで
> あることが判明したということがありました.
> 今回もそういうことが無いとも限りませんが.
ムム・・。忘れていた。
『泣く男』 2014年 監督:イ・ジョンボム
モギョンの母の病室。スマートフォンから賛美歌らしい曲がオル
ガンで。聞き覚えがあると思ったので、そこそこ知られている賛
美歌をチェックしたけど、見当たらず。似たような旋律のある無
名曲かもしれません。
泣く男 賛美歌?
> スマートフォンで聴いているのは,韓国の PBC FM という FM
> ラジオ局の「기도의 오솔길」という番組のようです.
> 「기도의 오솔길」を Google で翻訳してみると
> “Trail of Prayer”となります.キリスト教関連の番組のよう
> です.賛美歌だとすると前奏の部分だけだと思うので,曲の特定
> はなかなか難しそうです.
『吾輩は猫である』 1975年 監督:市川崑
音楽監督なし。作曲者はバッハ。鍵盤曲。それだけわかってて、
まだわからないものが残る。
YouTube - I Am A Cat
まずオープニングクレジットの曲。0:31から。音声データも。
吾輩は猫である1 (すでに判明)
同じ曲は11:30、1:01:20、1:20:04、1:33:47にもある。
BWV.305はやや似てると思ったが、違うか。
苦沙弥の子供たちが食事しているシーン。7:12から。
吾輩は猫である2 (すでに判明)
姪(雪江)が来るシーン。16:47から。
吾輩は猫である3 (すでに判明)
車屋のクロのシーン。21:01から。1:32:49からも同じ。
吾輩は猫である4 (すでに判明)
ミケコのシーン。27:40から。
吾輩は猫である5
東風たちが訪れるシーン。41:44から。
吾輩は猫である6 (すでに判明)
姪の家のシーン。1:31:06から。
吾輩は猫である7
やたら多い。オープニングクレジットには「バッハ小品集その他
より」とあります。これだけわかってれば判明しそうなものだが。
オリジナルくさい曲もあるんですが、音楽スタッフの名前がありま
せん。
ちなみに「クラシック音楽が使われた映画」ページには、どこから
の情報か覚えてないけど、「小フーガ BWV.578」が挙がってまし
た。どの曲も該当しないんじゃないか、という気がする。
↓
子供たちが食事するシーンはインヴェンション第8番でした。
↓
> 1 は BWV 515 です.
> 4 が BWV 578 ですね.
> 6 はミュゼット 二長調です.
大チョンボです。BWV.578は照合しそこないました。
↓
> さっきバッハのインヴェンションを聴いていたら,聞き覚えのあ
> るメロディーが …
> 「吾輩は猫である」の 16:47 は,インヴェンションの 6番でした.
『化石』 1975年 監督:小林正樹
冒頭(0:45)のギター曲のように武満徹のオリジナル曲が混じる
ので慎重に聞き分けないといけません。結局ほとんどの曲がわか
りませんでした。
YouTube - The Fossil Part 1 抹消されました
パリに着いてからのチェンバロ曲(6:10 7:02)。たぶん別の曲。
ロダンの美術館での声楽を含む長い曲(10:51)。たぶん一つの曲。
アルハンブラでのスペイン風のギター曲(22:54)。
YouTube - The Fossil Part 2 抹消されました
ブルゴーニュの古い寺院での宗教音楽(6:12 13:14 15:36)。
一つの曲ではなさそうです。13:14はロダン美術館の曲の一部と同
旋律。
↓
> 「化石」の Part 1 の 6:10 と 7:02 は,ラモーの「新クラ
> ヴサン組曲集」のメヌエット(I と II)です.
> Part 1 の 22:54 は「ソレアレス」です.
↓
> Part 2 の 6:12 はこれとよく似ています.
> Alleluia, Emitte Spiritum Tuum (Pentecost)
> しかし,7:17 の部分が違います.
> 8:02 からは別の曲のようです.
> これとよく似ています.
> Alleluia: Dominus in Sina (Ascension)
> Part 2 の 15:36 はこれだと思います.
> Dominus Dixit Ad Me - YouTube
Part 2 の 6:12 以降は一致してることを確認しました。
聞き取りづらい部分はあるものの、Part 2の15:36以降も合致。
8:02 からの曲は、なんとか旋律の対応がつながりました。
『八月の砲声』 1964年 監督:ネイサン・クロル
原題:The Guns of August
米国の戦争ドキュメンタリで、大量に音楽が使われますが、オリ
ジナル曲の中に既成曲の断片をちりばめたかのよう。気になるの
は1:15:06あたりからの歌。長々と使われるので既成曲だろう、
と。
YouTube - The Guns of August 抹消されました
いちおう判明してるものを挙げておきます。
シュトラウス2世:『ウィーンの森の物語』
T:アトゥロフ:旧ソ連軍歌『野こえ山をこえ』
ハイドン:『皇帝』第2楽章(オーストリア帝国国歌)
作曲者不明:英国国歌『神よ女王を守り給え』
ダニエル・バターフィールド:集合ラッパ『タップス』
この曲は判別にやや自信なし 1:38:15
一曲、超有名曲を思い出せないままになってます。これがわかる
まで出したくなかったんですが。40:22からの曲です。
「こんなもんがわからんのか」という声が聞こえてきそうですが、
恥を忍んで。
↓
> 沢山ありますね.どこがオリジナルでどこが既成曲なのかよく判
> りません.
> とりあえず 40:22 は「ラ・マルセイエーズ」です.
>
> 「タップス」は違うと思います.
> 「タップス」はビューグル用の曲ですので,自然倍音(基本的に
> はド,ミ,ソ)だけで出来ています.映画の曲にはド,ミ,ソ以
> 外の音も出てきます.ですから,「タップス」に限らずビューグ
> ルの曲は,探索の候補から外してもいいと思います.
そもそもビューグルというものを認識していませんでした。違う
音が混じってるみたいだな、ぐらいで。
↓
> 「八月の砲声」の歌が判りました.
> 「La Madelon」または「Quand Madelon」です.
定冠詞があるので人名じゃないんですね。辞書を引いても意味を
特定できず。
『MISHIMA』
1985年 監督:ポール・シュレイダー
原題:Mishima A Life In Four Chapters
楯の会が行進するシーンのマーチ?は知らない曲。映画オリジナ
ルの曲ではないと思うんですが。
YouTube Mishima 1:18:26からです。 抹消されました
『芸者ワルツ』 1952年 監督:渡辺邦男
日本の古いB級映画はしばしば高レヴェルのものが出てきますが、
これもその一本。
若い娘(久保菜穂子)が父親の前でヴァイオリンを練習。楽譜が
チラと見えるので既成の練習曲だろうと推測できる。
もう一曲はその父親(高田稔)の演奏で。
ヴァイオリン1
ヴァイオリン2
YouTube 芸者ワルツ
1:49からと、58:46ぐらいからです。 抹消されました
↓
> 「芸者ワルツ」の 1:49 はカイザーの 1番です.
ハインリヒ・カイザーのほうですね。練習曲については疎いもの
で、知りませんでした。
『腐女子彼女。』 2009年 監督:兼重淳
わからないものや思い出せないものがたまってきたので、ここら
で一本。7:17と10:05あたりからのレストランBGMのオーケス
トラ曲はモーツァルトでしょうか。15:20からの書店BGMはク
ラシック音楽ではないかもしれません。
腐女子彼女。 削除されました
↓
> 15:20 の曲は「ケロッ!とマーチ」(ケロロ軍曹)です.
外国の行進曲だと思ってました。場所が漫画書店だということを
考えてなかった。
『野良犬』 1949年 監督:黒澤明
この曲だけわかりませんでした。プロ野球、巨人南海戦のオープ
ニングのマーチ。音源データを消失していったんは調べるのを諦
めたものです。捜せばあるものですね。
野良犬 46:39より
音声データ 音が大きい
『ローラーとバイオリン』 1961年 監督:アンドレイ・タルコフスキー
原題:Katok i skripka / The steamroller and the violin
ユーチューブにフルムービーがあります(46分)。
ローラーとバイオリン
音楽映画なのでチェックしたのですが、テーマ曲がわかりません。
作曲はヴァチェスラフ・オフチンニコフVyacheslav Ovchinnikov。
曲名を捜したのですが、見つからず。
主人公が音楽教師の前で弾く本編の6:57ぐらいから
同じ曲ですが、ロングヴァージョン。
主人公が青年の前で弾く本編の32:45ぐらいから
これも同じ曲。最初に別の曲が入る。
主人公が音楽教師の前で弾く本編の35:55ぐらいから
ジャズらしい曲を含め、断片的な曲がいくつも入りますが、ほと
んどわからず。わかったのは『キラキラ星』のみ。
『色暦女浮世絵師』 1971年 監督:曾根中生
日活ロマンポルノです。バッハをテーマ曲として使われていると
いう情報だけが広まっています。残念ながら曲目に関しては情報
がありません。リバイバルのリストの中にもなく、手詰まり状態。
『ザムザ氏の変身』 1977年
原題:The Metamorphosis of Mr. Samsa
監督:キャロライン・リーフ
ユーチューブ全映像
短編アニメです。7分59秒から最後までの曲が不明です。
民謡かな、とも思うんですが。
念のために音声データも入れますが、下手なヴァイオリンを
練習してる図なので、聞き苦しいかも。
音声データ
『勝利への脱出』1981年
原題:Escape to Victory 監督:ジョン・ヒューストン
収容所からスタローンが単独脱走する際のテノールが不明。
分かりにくそうなので、ほぼすべてを三つに分割してmp3音源
を置きます。
最初 判明済み
中ほど 判明済み
終わり 判明済み
最後のがいちばん分かりやすいかと。
↓
>ワグナー『ニュルンベルクのマイスタージンガー』から
>「朝はバラ色に輝き」
というメールが届きました。
ありがとうございます。
収容所選抜とドイツ軍選抜のサッカー試合で、開場から開会式
セレモニーまで、ドイツ国歌とフランス国歌の前に演奏される
曲が二つあります。
1曲目
2曲目
この音声はTV放映ですが、劇場公開版では2曲目が違ってる
ことが判明しました。
↓
劇場公開版のほうの2曲目を調べていただきました。
フリードリヒ2世の『ホーエンフリートベルク行進曲』。
『日本橋』 1956年 監督:市川崑
作曲者不明:上方唄『愚痴』 淡島千景が歌う
と挙げてしまいまってから、きちんと歌詞を照合すると、違って
いました。
音声データ
このあたりの歌はまったくの門外漢です。
『破戒』 1948年 監督:木下恵介
桂木洋子が二度演奏する琴の曲。判明しないと思いますが、いち
おうここに出しておきます。
箏曲
『命美わし』 1951年 監督:大庭秀雄
ここに出すかどうか迷いました。杉村春子が琴、笠智衆が尺八で
合奏。聞いたことのない曲です。これ以外にも演奏している曲が
あるのですが、音が聞き取りにくいのでやめておきます。
琴と尺八の曲
『狂った一頁』 1926年 監督:衣笠貞之助
音声は別のサウンドが重なっていてひどく聞き苦しいです。
監督自身が音をつけたサウンド版です。なんとなく聞き覚えのあ
る賛美歌のような歌です。グレゴリオ聖歌かな?
聖歌?
『ご縁玉 パリから大分へ』2008年 ドキュメンタリ
監督:江口方康
バッハの無伴奏チェロ組曲などを使ってるんですけど、ほとん
ど曲目の特定ができていません。
どなたか情報がございませんでしょうか。
演奏はエリック–マリア・クテュリエEric-Maria Couturier。
|
『天国にちがいない』 2019年 監督:エリア・スレイマン
原題:It Must Be Heaven
冒頭シーン。場所はパレスチナの教会でしょうか、賛美歌らしき
ものが儀式で歌われる。この手の曲は厳しそうで、一旦は諦めま
した。駄目元で、ということで。
賛美歌?
↓
> 「天国にちがいない」の曲は,「パスハの讃詞」と呼ばれるもの
> ではないかと思われます.
> キリスト教の復活祭に関連する儀式のようです.
> ロシア語での本編映像
無理と思ってた。脱帽。
『白い家の少女』 1976年 監督:ニコラス・ジェスネル
原題:The Little Girl Who Lives Down the Lane
この映画の曲が未確定状態だったことに気づいて、調べました。
YouTubeにあがってた二つはどちらも尺足らずのテレビ放映版と
思える。なので映画音楽CDに入ってるショパンのピアノ協奏曲
第2番第2楽章&第3楽章が映像から欠落しています。
さらに不明のピアノ曲が出てきましたが、これはなんでしょう。
オリジナル曲とは思えませんが。
ピアノ独奏 後者の映像の40:00から
↓
> 「白い家の少女」の曲はショパンのピアノ協奏曲第1番 第2楽章です.
クレジットには1番だけ!
映画音楽CDがミステイクなのか!
『おとなの事情 スマホをのぞいたら』 2021年 監督:光野道夫
これは予告篇なので本編にあるかどうかはわかりません。これっ
てモーツァルトでしょうね、ということで気になりました。いく
ら調べても出てきません。似せたオリジナル曲だったらがっくり
ですが(笑)。
モーツァルト?
↓
> ハイドンの交響曲第7番 第4楽章です
なんと!ハイドン!
↓
本篇には使われていませんでした。予告篇の有名クラクックはほ
とんど予告篇のみなんですけど、これは有名曲とも言えず、どう
かなと思ってました。
『廓育ち』 1964年 監督:佐藤純弥
エンドの太夫道中の曲。そのうち思い出すかと思ってたのですが、
出ませんでした。名前を知らないんじゃないかと。
YouTube映像は抹消されました。
邦楽っぽい有名曲 本編の1:35:326から
↓
> 「廓育ち」の曲は「元禄花見踊」です
ぜんぜん知らない曲です。
『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』
2019年 監督:オリヴィア・ワイルド
原題:Booksmart
スマートフォンの着信メロディ。短い旋律をくり返すだけ。
なんだっけと思うが、わからず。エンドクレジットの曲目には見
当たらず。
ヴェルディの"Libiamo ne'lieti calici"だけがクレジット
の曲で、映画の中に見つかっていないのです。どう考えてもこれ
じゃない。
着メロ 本編の1:21:45から
↓
> 「ブックスマート」の曲は「Hail to the Chief」です.
> Booksmart 2019
> 「Libiamo ne' lieti calici」は 41:42 にあります.
なんと、こんなところに!
『花の中の娘たち』 1953年 監督:山本嘉次郎
邸宅のほうからピアノを練習してるのが聞こえる。これは映画オ
リジナル曲じゃないと思います。
ピアノ曲 本編の1:09:23から
↓
> 「花の中の娘たち」の曲は「ツェルニー 30番」の 2番です
『スパイの妻』 2020年 監督:黒沢清
エンドクレジットにジェローム・カーン『かりそめの恋』とあっ
て、振り返ってみると、それらしきシーンが一つだけ。
同じ曲が2箇所で。探してもこれしかありません。ただ、手控え
た曲名と同じものが見つからないのです。何かを間違えたのかも。
タイトルと曲が一致してるかどうかを知りたいのです。旋律が一
致する曲は、今のところ発見できず。
英語の元タイトルもクレジットにあったんですが、控えてません。
レコードから 本編の20:25から
フィルムから 本編の1:37:53から
↓
> 「スパイの妻」の曲はこれです.
> 小林千代子 かりそめの恋
> かりそめの恋(メイク・ビリーブ)
> 原曲はミュージカル「Show Boat」の「Make Believe」です
ジェローム・カーンで合ってたんですね。調査不足でした。
『女の坂』 1960年 監督:吉村公三郎
岡田茉莉子が佐田啓二の館を訪ねに行くシーンで練習曲らしい曲
が。でもこれは黛敏郎のオリジナル曲の可能性が高い。念のため、
備忘録的に残しておきます。
これは断片映像。この5:08から。
練習曲? 本編では1:34:15ぐらいから
↓
> 「女の坂」の曲はハノンの 1番です.
> ただし,1オクターブ上げて弾いているようです.
速攻で解答を。有名曲だったのか。
『ひまわり娘』 1953年 監督:千葉泰樹
オルゴールの曲ですが、どこかで聞いたような…。オルゴールに
合わせて阿部寿美子がハミングします。
YouTube映像は抹消されました。
オルゴールの曲 本編の36:30から
↓
> 「ひまわり娘」の曲は「南国のバラ」です.
出てきませんでした…。
『喜劇 愛妻物語』 2020年 監督:足立紳
エンドクレジットになかったのでたぶんオリジナル曲だとは思う
けど、念のためにここへデータを残します。映画冒頭を含め、何
度も使ってます。最初、トルコの軍楽隊の曲かと思ったんですが、
該当するものを見つけられませんでした。
クレジットにあがってたのは、あげる必要もなさそうな『西瓜の
名産地』だけでした。
マーチ?
↓
> 「喜劇 愛妻物語」の曲はオリジナルだそうです.
> 「喜劇 愛妻物語」本編シーン解禁
やっぱりそうか。状況から見てそうだとは思ったけど、スルナイ
の音に惑わされてしまった。
『熱砂の白蘭』 1951年 監督:木村恵吾
既成曲かと思われたのはこれ一曲。軍歌のようですが、歌詞のご
く一部しか判別しません。
行軍兵士の合唱 本編の1:36:03から 音声は弱め
↓
『四条畷』でした。マイナーな軍歌。合唱だからもっとポピュラ
ーなものかと思った。
『美わしき歳月』 1955年 監督:小林正樹
有名な曲と思うんですけど、ジャンルすら不明で、なかなか出て
きません。外国の軍歌かなと思ったり。
(YouTube映像は抹消されました)
バーの曲 本編の37:41から
↓
軍歌でした。『黄色いリボン She Wore a Yellow Ribbon』
『素晴らしき日曜日』 1947年 監督:黒澤明
一曲、不明が残りました。ギターですが、有名な曲だと思います。
いずれ発見できそうですが、とりあえずここに。
YouTube - 素晴らしき日曜日
ギター曲 本編の31:45から
↓
ギター曲だとばかり思ってたら、ピアノでした。
シューベルトの即興曲第3番D.935-3。あっさり判明。
『愛情の都』 1958年 監督:杉江敏男
美輪明宏が『タブー』を歌ったあとの曲。スルーしようとして、
スルーできなかった。これはなんだったんだろう。
YouTube - 愛情の都
音声データ1 本編の1:07:44から
音声データ2 同じ曲の続き
↓
たぶんですけど、判明したと思います。
『Rock Around the Clock』
『クリスマスの夢』 1945年 監督:カレル・ゼマン
原題:A Christmas Dream
昔観たアニメは以下のものです。
YouTube - A Christmas Dream (1946)
パックの音楽のヴァージョンの違うものがありました。
YouTube - A Christmas Dream
不明のあるのは後者。
有名曲が二つ。情けないことに、両方わかりませんでした。
一つは0:23あたりからですが、何度かくり返してます。
もう一つは1:50あたりから。『鍛冶屋のポルカ』みたいな曲。
音声データ1
音声データ2
↓
> 1番目は「スコットランドの釣鐘草」のアレンジだと思います.
> 2番目は「In a clock store」です.
>
> 動画の投稿者のコメントによると,サイレントの動画に投稿者が
> 音楽を付けたもののようです.
> この曲を使ったようです.
> YouTube - The Family All Together
↓
> Silly Symphonies の「The Clock Store」に使われてい
> ましたね.
気づかなかった…。
『みにくいあひるの子』
1931年 監督:ウィルフレッド・ジャクソン
原題:The Ugly Duckling
不明曲が二つ。どちらも有名曲のように思うんですが、なかなか
正解にたどり着けず。ギブアップします。
YouTube - The Ugly Duckling
音声データ 本編の0:16から、ニワトリの卵が孵るシーン
音声データ 本編の4:10から、竜巻のシーン
↓
竜巻のシーンがようやく判明。『ウィリアム・テル』序曲。
↓
> 「みにくいあひるの子」の曲はこれのようです.
> (最後の方のメロディーが少し違うようです.)
> YouTube - BOOK TWO Page 22 Peek a boo Waltz
> Peek a Boo 最後のページ
すごくマイナーそうな曲。見つけていただいて、頭が下がる思い。
↓
> 1:01,6:22 By Heck
> By Heck
『バードショップ狂騒曲』
1932年 監督:ウィルフレッド・ジャクソン
原題:The Bird Store
この曲も有名曲のような気がします。オリジナル曲かもしれませ
んが。既成曲っぽいのはこれだけでした。
YouTube - The Bird Store
音声データ 本編の1:37から
↓
> 「バードショップ狂騒曲」の曲が判りました.(0:33 も)
> YouTube - Valse Lucille,
フリムルか。ぜんぜん結びつかない!
↓
> 2:02 The Wedding of the Birds
> The Wedding Of The Birds
>
> 2:47 「I'm Daffy over You」または
> 「Sugar in the Morning」という曲名のようです.
『クモとハエ』 1931年 監督:ウィルフレッド・ジャクソン
原題:The Spider and the Fly
ハエたちの総攻撃のシーンの曲。『軽騎兵』序曲の続きかと思っ
たら、別の曲のようです。聞き覚えはあるので、かなりの有名曲
かも。
YouTube - The Spider and the Fly
音声データ 本編の5:20ぐらいから
↓
> 「クモとハエ」の曲はシューベルトの「魔王」です.
>
> 5:09 は「ドナウ河のさざ波」?
> 短いので,たまたま似てるだけかも.
↓
> 0:17 The Busy Bee
> The Busy Bee - Morceau Characteristique
> Busy Bee, The
『ラスト・ムービースター』 2017年 監督:アダム・リフキン
原題:The Last Movie Star / Dog Years
ホテルのBGM。映画の中の日付は異なるが、同じホテルで。
鮮明に聞こえるのは一部分だけ。同じ曲かもしれません。
音声データ1 1:05:24からの曲
音声データ3 1:14:20からの曲
↓
> 「ラスト・ムービースター」の 1番目はこれです.
> Franz Schubert - German Dance No. 1 in C major
知ってる曲かもという予想は大外れでした。
↓
> 「ラスト・ムービースター」の 2番目はこれです.
> Barry Lyndon Soundtrack 10
> これも「バリー・リンドン」の使用曲.何か関連があるのかな?
ぜんぜん別の曲でした。耳を鍛え直さねば。
『恐怖の一夜』 1931年 監督:ウィルフレッド・ジャクソン
原題:The Cat's Out
1:21から鳥を狙う猫のシーン。既成曲と思うけど、自信がない。
YouTube - The Cat's Out
音声データ
↓
>「恐怖の一夜」の曲は「Listen to the Mocking Bird」です.
> 0:27 はランゲの「花の歌」です.
ともに初耳。前者は聞いてたかもしれませんが、忘れてます。
↓
> 「恐怖の一夜」の曲がひとつ判りました.2:38 はこれです.
> The sneak - Novelty Foxtrot (Nacio Herb Brown)
> The sneak
公開当時、ヒットしてたんでしょうね。全然知らない曲。
『童話行進曲』 1931年 監督:バート・ジレット
原題:Mother Goose Melodies
知らない曲ですが、王様が歌ってる歌は既成曲のような気がします。
原題がヒントになると思って探したのですが…。
Silly Symphony Mother Goose Melodies
音声データ 1:14からの歌
↓
> マザー・グースの曲がたくさん出てきます.
> 1:54 Three Blind Mice
> 3:45 Jack and Jill
> 4:46 Sing a Song of Sixpence
> 5:24 Little Boy Blue
>
> (「Jack and Jill」は,別のメロディーの曲もいくつかあります.)
> 「ABC の歌」は,ここでは「Baa Baa Black Sheep」ですね.
>
> 王様の歌は,歌詞は「Old King Cole」の歌詞をいじったもの
> のようです.メロディーは一般に童謡として歌われているものとは違
> うのですが,映画のものに近いものもあります.こちらの方が古い形
> なのかな?
やっぱりポロポロ抜け落ちてる。
↓
> 6:35 Hi Diddle Diddle(童謡の「Hey Diddle Diddle」と
> は別曲です.)
> HI-DIDDLE-DIDDLE
『春』 1929年 監督:ウォルト・ディズニー
原題:Springtime
バッタとカエルのダンスの曲。思い出せず、検索しても出てこず
で、お手上げ。有名な曲なのですが。
YouTube - Silly Symphony Springtime
2:58よりの音声データ
もう一つ、この直後に既成曲かオリジナルかわからないものがあ
るので、ついでに。どこからどこまでが一曲かすらわからない。
これは不明のままでもいいですが。
4:36あたりからの音声データ
↓
> どちらもポンキエッリの「時の踊り」です.
> 0:25 は Franz von Blon の「Whispering Flowers」です.
> 5:33 も既成曲ですが,曲名が思い出せません.
↓
> 5:33 が判りました.
> ここも「時の踊り」でした.
まったく知らない旋律で、オリジナル曲だとばかり…。
『おそろしい闘牛士』 1929年 監督:ウォルト・ディズニー
原題:El Terrible Toreador
昔のチープなアニメです。既成の曲は有名曲ばかりで、だいたい
わかるのですが、一部思い出せない曲が…。
YouTube - Silly Symphonies - El Terrible Toreador
ウェイトレスのダンスの曲 音声データ 1:18より
花に胡椒をふりかけるシーンで、短い 音声データ 5:11より
↓
> 1番目は「チリビリビン」です.
> 2番目は「カルメン」の第3幕の初めの方に何度か出てくるメロデ
> ィーです.2:29 にもありますね.
> 2:02 は「カルメン」の「花の歌」だと思います.
あっさり片づけていただきました。これはどうかな?と思ってた
曲も含め。
2曲めのシーン説明は次の曲と取り違えてました。
『日の果て』 1954年 監督:山本薩夫
狂女スミ(利根はる恵)が日本語で歌ってる、賛美歌らしきもの
がどうしてもわからず。二箇所にあるけど、同じ歌のようです。
YouTube 日の果て
賛美歌1 44:12からの歌
賛美歌2 1:44:20からの歌
↓
> 「日の果て」の曲はこれです.(曲名がいくつもある?)
> Rejoice, Rejoice, Believers
> O God of Earth and Altar
> Not in Dumb Resignation
> O Brothers, Lift Your Voices
曲はアレンジも何も、まったく同じですね。有名な曲なのかな。
『幸福なラザロ』 2018年 監督:アリーチェ・ロルヴァケル
原題:Lazzaro felice
ラスト近く、教会に入った時の曲。出てからも聞こえる。曲の流
れている時間は長いけど、なるべく明確に聞こえる箇所で二つ、
音声データを入れます。
エンドクレジットの曲名は一部しか目で追いきれませんでした。
既成曲ではない可能性もあります。
オルガン曲1
オルガン曲2
↓
> СЧАСТЛИВЫЙ ЛАЗАРЬ (2018)
>
> 「ERBARME DICH MEIN O HERRE GOTT」というのがあったの
> で,それかと思ったのですが,一致する箇所が見つかりませんで
> した.
> その曲の演奏者は Karol Massakovsky となっています.調べ
> てみると,確かにオルガン奏者のようです.
> 演奏者が Karol Massakovsky になっている曲がもうひとつあ
> ります.「ORGANO PER LAZZARO」です.こちらは曲名からオリ
> ジナル曲と思われます.2番目の曲がこれではないかという気がし
> ます.
↓
分解すると四つの部分に分かれました。
1 ラザロ青年とその仲間のところへ教会からの音楽が聞こえてく
る。 1:52:17-
2 彼らが教会の中へ入ってから。 1:53:23-
3 内輪の会だからといって彼らが追い出されたあと、天上から聞
こえる。 1:54:51-
4 音楽は教会から抜け出し、ラザロたちを追い、ラザロの頭上で
鳴り続ける。 1:55:36-
2がオルガン曲1、3がオルガン曲2です。
1・3・4は同じ旋律のようです。
2はバッハのBWV.721にありませんでしたが、
1・3・4はBWV.721によく似ていると感じられました。
他にオルガン曲はなかったと思います。
エンドクレジットにあるKarol Massakovskyの二つの演奏曲は、
同じ曲を指すのではないか、
ということを考えました。
BWV.721を原曲として、編曲した、というような。
2の部分の曲については不明なままなんですが。
↓
> 「幸福なラザロ」の BWV 721 がありました.
> 1:59:55 です.
ほんとだ、ありますね。劇場での音源で確認しました。
教会での曲と同じと思ったのか、見落としてました。
ということは教会のほうはKarol Mossakowskiの曲ということで
決着をつけられそうです。
『サン・スーシの女』 1982年 監督:ジャック・ルーフィオ
原題:La Passante du Sans Souci
全長版を観てません。調査中なのですが、断片を観ていくうちに
ヴァージョン違いがあるらしいことに気づきました。同一シーン
のYouTube映像で、音楽が異なります。
la passante du sans soucis - Extrait 0:30
Mendelssohn and La Passante du Sans Souci 0:37
たぶん上のものがオリジナルかと思うんですが。
上がサントラ盤にある"Générique"。下がメンデルスゾーン。
下の映像の最初にある曲もメンデルスゾーンですが、ひょっとす
るとこの部分も差し替えられているのかもしれません。となると
オリジナル版ではメンデルスゾーンがないという可能性も。
↓
> 上は曲と弓の動きが合っています.下は違います.
> でも,下の最初のメンデルスゾーンは曲と弓の動きが合っています.
どうやらメンデルスゾーンは差し替えなしのようです。
『皆殺しの天使』 1962年 監督:ルイス・ブニュエル
原題:El ángel exterminador
もうちょっと不明曲を絞り込みたかったんですが、行き詰まりま
した。
YouTube - El Pelicula Completa Luis Buñuel
11:12から 教会でオルガン演奏 グレゴリオ聖歌と思うけど。
22:10から ディナーのあと、女性がピアノで
46:52から ダンスシーン(ワルツ?) これはオリジナルかも
ピアノは全編で2番目の曲のみ。なのにIMDbのページには、
Pietro Domenico Paradisi Sonata No. 6
Chopin Waltz in E minor
これだけ。しかもともに Played on piano とある。
デタラメを書いてるとしか思いようがない。
ちなみに以下の予告篇冒頭のピアノはどれとも合致せず。
ルイス・ブニュエル監督『皆殺しの天使』予告編
ピアノのあとの宗教曲も11:12からの曲とは違ってるみたいだが。
↓
> 「皆殺しの天使」で参照しているビデオは「皆殺しの天使」
> ではありません.それは「エル」です.
>
> 予告編の曲は Pietro Domenico Paradisi Sonata
> No. 6 です.
> Vivace と Allegro からなりますが,Allegro の方です.
大チョンボ。思い込みは恐ろしい。すんません。
↓
> 「皆殺しの天使」の聖歌は「Te Deum」のようです.
> 映画
> 参考音源
>
> このように対応しています(途中が飛んでいる).
> 映画 参考音源
> 1:14:28 → 4:22
> 1:14:47 → 5:55
ありがとうございます。ついでに映画をひととおりチェックして
おきました。
↓
> 「エル」のピアノ曲が判りました.
> これです.
> "Chiarina" from "Carnaval" work by Schumann
初登場の曲で、知りませんでした。
ダンスの曲は重要度が低いので、「解決」のほうへ移します。
『日曜日の散歩者 わすれられた台湾詩人たち』
2015年 監督:ホアン・ヤーリー
原題など:日曜日式散歩者 / The Moulin
予告篇です。観る可能性が高い映画ですが、この時点で不明なの
が予告篇冒頭の現代音楽。有名な作曲家の曲だろうと思います。
『日曜日の散歩者 わすれられた台湾詩人たち』予告編
音声データ
↓
> 「日曜日の散歩者 わすれられた台湾詩人たち」の曲はこれです.
> WEBERN | Concerto for Nine Instruments, op. 24
有名な現代作曲家。ウェーベルンと楽器編成で探したら見つかっ
てたかもと、あとになってから思ってます。
『哭声 コクソン』 2016年 監督:ナ・ホンジン
原題など:Goksung / The Wailing
17:52あたりから。少女が笛でなにやら吹いてるのですが、こ
れはわかりそうにありません。が、いちおう念のためにあげて
おくことにします。
音声データ。
↓
> 『哭声 コクソン』の音源についてですが、これかと思うもの
> があって、メールを差し上げました。
> 笛の音がいまいち音程を取れていないのでなんとも言えません
> が、韓国の童謡「学校の鐘」ではないかと思います。
> 少女が吹いているという説明にも当てはまり、実際に授業で結
> 構習ってた気もして・・・。(因みにソウル在住です。)
> 下にURLを載せましたので、確認いただければ嬉しいです。
> 학교종
確認できました。ありがとうございます。韓国の曲は手がかり
をつかみにくくて苦労します。助かりました。
『花咲く家族』 1947年 監督:千葉泰樹
音楽映画かと思うほど既成曲の多い映画でした。いい映画でした
けど。
半分ぐらいが不明のまま残ってしまいました。クラシックあり、
純邦楽あり。正味6曲だが、残った曲が多い。
音声データ1 能舞台のシーン 1:21 判明済み
音声データ2 ラジオからソプラノ 6:47 判明済み
音声データ3 鼓の伴奏で謡 23:17 判明済み
音声データ4 恵子の琴 39:57 たぶん判明
音声データ5 多枝子の琴 41:33 4と同じらしい たぶん判明
音声データ6 教会でコーラス 47:59 判明済み
音声データ7 ラジオからオーケストラ曲 56:49 判明済み
音声データ8 多枝子の琴 1:11:30 たぶん4と同じ たぶん判明
↓
> 2番目: ドニゼッティの「Don Pasquale」の
> 「Auch ich versteh' die feine Kunst」
>
> 3:37
>
> 3番目: 「東北」(とうぼく)
> ♪ 所は九重の~ 東北の霊地にて~
>
> 6番目: 「静けき河の岸辺を」
>
> 7番目: 「売られた花嫁」 序曲
1はハナから諦めています。
4、5、8の箏曲は『乱(みだれ)』だと思います。
なので、だいたいのところは判明したようです。
『乱』の照合はもうちょっとかかりそうです。
> 1番目は「羽衣」です.
『みんなわが子』 1963年 監督:家城巳代治
バッハと思うのですが、頻繁に出てくる曲の多くは同じ曲のくり
返しばかりで、正味2曲。しかしこれがわかりません。
0:22, 13:15, 40:36, 1:07:51, 1:17:18, 1:31:23などと、
22:16, 32:58, 1:03:50。
YouTube - みんなわが子 全長版です
0:22 オープニングクレジットの音声データ
1:03:50 音声データ
前者は、BWV.538「ドリア調」のフーガを聞いた時に「おっ!」
と思ったが、くり返し聞いてみると、違った。残念。
BWV.871 Fugue, BWV.883 Fugueも近いが、違う。
音声データをくり返し聞いてますが、バッハの時代の音楽という
には違和感を覚える部分があります。オープニングクレジットや
エンドにも使用。くり返し使ってるところから見てオリジナル曲
(音楽監督:池野成)の可能性が高いように感じられます。
解決ではありませんが、とりあえず調査は一旦終了。
『息もできない』 2008年 監督:ヤン・イクチュン
原題:Ddongpari 英語題:Breathless
以前映画館で観たときは気づかなかった曲。ヨニ(キム・コッピ)
の携帯着メロが気になりました。他のサイトでも質問が出てたが、
誰も答えられないらしい。
バグパイプが入ってるのでケルト音楽圏の曲かとも思うが、まっ
たく外れてる可能性もある。これはなかなか難しそう。
曲の後ろは切ったのではなく、途切れてるんです。残念ながら。
ヨニの携帯着メロ
↓
> 「息もできない」の曲が判りました.
> どうやら,LG エレクトロニクスの携帯電話の特定の機種に標準
> で入っていた着メロのようです.
> Ringtone: Night Sky (Instrumental)
>
> 参考
> Night Sky - LG Ringtone - Cover
> LG - Night Sky Ringtone
> 既存の曲のアレンジの可能性もゼロではないと思いますが,たぶ
> ん LG のオリジナル曲でしょう.
『消えた声が、その名を呼ぶ』2014年 監督:ファティ・アキン
原題:Kesik / The Cut
キューバのシーン。教会で賛美歌。見つけにくそうで、パスしよ
うかと思ったけど、ダメもとで。
音源データ(賛美歌)
↓
> 「消えた声が、その名を呼ぶ」の曲は,これのようです.
>
> Salve Regina
>
> 映画のものと同じ録音ではないように思います.別の録音がある
> のかなと思って探してみましたが,見当たりません.映画オリジ
> ナルの録音でしょうか?
『裏切りの闇で眠れ』2006年
原題:Truands 監督:フレデリック・シェンデルフェール
白い室内でBGM。
モーツァルトのオーケストラ曲でした。
エンドクレジットには挙がってなかったようです。
交響曲かなと思うんですけどね。
30秒ぐらいから
↓
> 「裏切りの闇で眠れ」の曲が判りました.モーツァルトのピア
> ノ協奏曲 K.488第3楽章です.これも,音を少し加工してから
> SoundHound で見つけました.
> ですが,1:33 からの部分が,どうも原曲には見当たりません.
> もしかすると,この部分は別の曲かも知れません.「ゴースト
> ・ドッグ」とか「その土曜日、7時58分」とかで映っている
> アニメもそうでしたが,連続したシーンでも,背景音に入って
> いる音楽などは,容赦なくぶった切られていることも時折ある
> ようなので,これも別の曲の可能性もあるなと思っています.
後半の曲、とっておきました。もっぱら自分のためですが。
1:33 からの音声データ
『暗いところで待ち合わせ』
2006年 監督:天願大介 原作:乙一
田中麗奈が何度か弾く(本人演奏)ピアノ曲はオリジナルのよ
うです。
イタリアンレストランではバロック風の曲が何曲か使われてい
ますが、どれも不明。
葬儀のシーンでかけたLPレコードのヴァイオリン曲も不明。
知ってる方がたまたま観てるという僥倖がなければ、判明は難
しいとは思います。
↓
メールで情報をいただきました。
レストランの曲はモーツァルトのロンド 二長調K.382。
二度目のレストランでのフルートで曲はパガニーニの常動曲。
モーツァルトのロンドの前にかかっている曲は不明。
LPレコードもわからないということで、これは断念するかな。
中国語サイトでの映像 (利用不可になってしまいました)
不明箇所は1:01:50(レストラン)と13:54(LP)。
↓
> 「暗いところで待ち合わせ」のレコードの曲が判りました.
> サントラに収録されていました.
>
> サントラ
>
> 5番目の「大地の唄(ロシア)」です.
> しかし,曲の詳細が全く判りません.オリジナルなのでしょうか?
> でも「(ロシア)」?
>
> ビデオはこちらをご覧ください.(広告あり)
>
> ビデオ
サントラが出てたのを見逃していました。
んー、なんともわかりませんね。
↓
> 1:01:50 が判りました.ヘンデルの合奏協奏曲 Op. 6 第1番の
> 第4楽章です.
> ですが,最後のところが違うようです.(1:03:31 の箇所)
> 曲の途中で切れて,何か他の曲の最後のところがくっついているよ
> うな感じです.尺を合わせるために,切り貼りして無理やり終わら
> せたのでしょうか?
> 暗いところで待ち合わせ
『筑波海軍航空隊』 2015年 監督:若月治
予告篇冒頭のマーチ。これは一度はデータベースに入れたという
気がしたので、サイト内の行進曲を調べましたが、一致を見つけ
られず。たぶんそれなりに知られた曲ではないか、と。
「筑波海軍航空隊」予告編
↓
> 「筑波海軍航空隊」の曲は「陸軍分列行進曲」です.
『ディオールと私』ともども、当データベースに一件だけ入って
いました。聞いたことはあっても、覚えていない。
> K.284,「陸軍分列行進曲」とも,私が以前お知らせしたもので
> すね.
> 「イラン式料理本」の 2曲目も,未だ判明しないもののひとつで
> す.これも結構経つはずですが,まだどこでも一度も耳にしてい
> ません.映画オリジナル曲ではないと思うのですが.
『若草物語』
1994年 監督:ジリアン・アームストロング
原題:Little Women
IMDbではドニゼッティの "Maria Redowa" というのが挙がっ
てるんですが、この原曲が何になるのか。タイトルを変えて編曲
したのだと思うのですが。サントラ音源があります。
Little Women Soundtrack - "Maria Redowa"
↓
『連隊の娘』でした。第2幕冒頭のダンス曲。
Redowa っていうのは人名じゃなかったんですね。ボヘミア起源
のダンス曲。知らなかった。
ビジターの方からもほぼ同時(僕のほうが遅かったが)に曲情報
が入りました。
ユーチューブでチェックすると、演奏ごとにこの部分の演出がま
るで違います。台本に指定がなく、好きなように演出しているみ
たいです。いちおうここは「間奏曲」となっていました。
Mariaの由来については確証ありませんが、連隊の娘のマリーか
らだと思います。
『兵隊さん』 1944年 監督:方漢駿
最近は古い映画ばかりです。この映画は朝鮮半島の植民地政策に
より作られたプロパガンダ映画で、出来もよくないです。なので
ササッとチェックしておしまいにしたかったんですが、やたら音
楽を使っています。一部は省略しました。
兵士たちが円を描いて行進しながら歌っている軍歌。
軍歌
女性コーラスがどこかから聞こえる。歌詞が聞き取れない。
女性コーラス
レコードでかけているヴァイオリン曲。
ヴァイオリン曲
コンサートで女性歌手。歌詞ははっきり聞こえてるんですけど。
女性歌手
気になる曲もあるけど、不明が残ってもしかたない、ぐらいに思
っています。
↓
4曲目は歌詞がわかるので判明。古賀政男作曲、佐藤惣之助作詞の
『北京の子守唄』。
↓
女性コーラスは『紀元節』とのこと。歌詞の聞き取りは得手不得手
がありそうです。
> 1時間12分5秒の曲は 38分11秒の曲と同じですね.
> 両方合わせて,歌詞が聞き取れるところが結構ありますが,それで
> 検索しても見つかりません.
> オープニングの最後のところにも同じメロディーが出てきます.
> 二回も,それも結構長く使われていることや,オープニングでも
> 使われていることを考えると,オリジナル曲かも知れませんね.
くり返して聞くと少しずつ歌詞が見えてきました。巨大な日本軍歌
のデータベースを見つけて照合したけど、ありません。
ヴァイオリンの曲ともども、映画のオリジナルという可能性が大で
すね。
『路傍の石』 1938年 監督:田坂具隆
6:13からの小学校の音楽室での女児のコーラスは知らない歌です。
断片的に聞き取れる歌詞で検索しても見当たらず。こんな歌が映
画オリジナルとは思えないけど、よほどマイナーな歌か。
1:02:52からの手回しのシート式オルゴールの曲。これも知らな
い曲です。続けて流す曲は別の曲。これは手毬唄の数え歌で合っ
てると思いますが。
YouTube - 路傍の石
歌の音声データ ソロ部分のみ
↓
> 「路傍の石」の 6:13 は,「瀧の白糸」の 1:32:54 と同じ曲
> ですね.以前探索しましたが判明しませんでした.
『瀧の白糸』の旋律を忘れていました。唱歌以外に思い当たるジャ
ンルがありませんが、唱歌には該当する歌詞が見当たりませんね。
オリジナル曲の可能性はないし、奇妙なことです。
諦めて外した『瀧の白糸』のデータを戻しました(下のほうに)。
↓
> 「路傍の石」/「瀧の白糸」の曲を見つけました.
> 「Ach wie ist's mo"glich dann」または「Treue Liebe」
> です.
>
> Ach, wie ists möglich dann
>
> 作曲者は Friedrich Ku"cken らしいですが,他の作曲者名
> を挙げている資料や,逆に Friedrich Ku"cken の名前で同
> 名の曲が別のメロディーで紹介されている資料もあって,いま
> ひとつはっきりしません.
>
> 映画「Regine」(1935),「Three Comrades」(1938)で
> 使われています.
>
> 「You have taken my soul」という曲名で,マレーネ・ディ
> ートリッヒが歌っています.
>
> You Have Taken My Soule
突っ込んだ調査に頭が下がる思いです。自力ではとてもそこまで
到達できていません。
オルゴールの曲が残ってます。部分的に記憶あるような気がした
のですが、やはりわかりません。判明しなくてもしかたない、ぐ
らいでいきます。
『ハナ子さん』 1943年 監督:マキノ正博
1:01:01あたりから。既成曲だと思うんですが、出てきません。
おもちゃの兵隊さんの群舞。シーンは長く、曲も長い。これがオ
リジナル曲とはとても思えません。
YouTube - Hanako-san
↓
> 「Le Re'giment de Sambre et Meuse」の一部と似ている
> 箇所がありますね.1:03:17 は「アメリカン パトロール」と
> 似ているし.所々既存曲をいじって使っているのかも知れません.
> 1:02:52,1:03:46 は軍隊ラッパのイメージですね.原曲があ
> るとすると,この部分はビューグルの曲だろうと思います.
オリジナル曲の可能性あるとは思いもよりませんでした。いちお
う保留にしておきましょう。
↓
> 該当シーンは兵隊が踊るところだし,映画自体,戦意高揚のため
> に作られたものだと思うので,「Le Re'giment de Sambre
> et Meuse」や「アメリカン パトロール」を使った可能性はアリ
> だと思うのですが,ハイケンスの「セレナーデ」は,軍隊とか兵
> 士とかにはあまり関係が無さそうだなと思いました.
> ところが,調べてみると「セレナーデ」は 1943年に NHK のラ
> ジオ番組「前線へ送る夕」でテーマ曲として使われていたのだそ
> うです.前線の兵士に楽しみを提供するという番組だったようで
> す.これはアリではないでしょうか?
> ということで,「ハナ子さん」の曲は,軍隊,兵士に関係した曲
> を寄せ集めて,いじって作った曲 …なのかも知れません.
よくていねいに調べていただきました。確定的ではありませんが、
音楽担当の鈴木静一による曲の可能性が高まりました。それにし
てもよくできてるというか・・。
音声データ
『女優』 1947年 監督:衣笠貞之助
戦前の舞台女優、松井須磨子の物語です。
『カルメン』上演の準備なので『カルメン』からの曲と思ったん
ですが、見当たりません。聞き覚えがありながら音源を持ってな
い。そんな曲のようで見つけにくい。
ピアノ 判明済み
次のはオープニングのシーン、かなり長くて、一部だけとりまし
た。シーンのあと、ポスターに「ウィリアム・テル 海の乙女」
とありました。そんなもの、なさそうですが。
ソプラノ 音が大きい 判明済み
次は『人形の家』の舞台のピアノ伴奏。これも長いので最初のほ
うだけ。
ピアノ 未判明
↓
> 2曲目は「ウィリアム・テル」の「S'allontanano alfine!」
> です.
『ウィリアム・テル』全曲チェックしようと思ったら5時間あり
ました。即、諦めました(笑)。
↓
> 映画「女優」のピアノの部分は、ビゼーの歌劇「カルメン」より
> 「密輸入業者の行進」です。
> 管弦楽組曲でとりあげられることが多いですね。今回のものは
> ピアノ版ですかね。
一曲目のほうですね。確認できました。ありがとうございます。
残りの『人形の家』の曲は難しそうです。
↓
> 「女優」の曲は多分タランテラだと思うのですが,既存のものな
> のかオリジナルなのかは判りません.
> 曲の出だしがヴィエニャフスキの「スケルツォ・タランテラ」と
> よく似ています.
たしかに似てますね。それならば、と思って他のタランテラはど
うかと調べてみたけど、ヴィエニャフスキ以上に似ているものは
ありませんでした。レスピーギやリスト、ラフマニノフやらボロ
ディン、バラキレフ、パガニーニ、ストラヴィンスキー、グリン
カ、ショスタコーヴィチなどなど。ヴィエニャフスキなのかな?
『R100』 2013年 監督:松本人志
有名曲は判明しましたが、あとは不明。大森南朋と冨永愛が喫茶
を出たあとのサティ風のピアノ曲はひょっとしたら既成曲ではな
いかもしれません
ピアノ曲
大森南朋が回想に入ったシーンでのソプラノ独唱も、オリジナル
か既成曲かの判断がつかない曲です。
ソプラノ独唱 判明済み
予告篇にも入ってますが、『エリーゼのために』の合間に挟まっ
ている旋律。ベートーヴェンのピアノ協奏曲の一部かもと思った
のですが、わかりませんでした。案外有名な曲、という気もする。
ピアノ協奏曲? 判明済み
大森南朋が噴水で痛めつけられるシーンで弦楽四重奏らしき曲。
特徴の乏しい曲で、ノイズが多いのでわかりづらいかも。
弦楽四重奏? 判明済み 音声ファイルを外してます
唾液の女王のシーンでシャンソン。これはわからなくても差し支
えないのですが、気になったもので。録音が古くて音が悪い。
シャンソン 音がでかいので注意 判明済み
↓
> 3曲目は,全部「エリーゼのために」だと思うんですけど?
> 途中跳んでいるところがありますね.
その通りでした。認識不足。
↓
> 4曲目はベートーヴェン 弦楽四重奏 Op. 135 の第3楽章です.
↓
「特徴の乏しい曲」と書いたけど、CDで聴いたばかりなのに、
耳に残ってませんでした。
↓
エンドクレジットに曲目が挙がっていました。ただし作曲者名
が入ってない。なぜなのかわかりません。
ビジターの方に判別していただいたのですが、ソプラノはおそ
らく"Hier bin ich"で、シャンソンは"La fin du ciel,
le fond de la mer"だろうと思われます。
確証を掴んではいないんですが、ほぼ間違いなし。ただし作曲
者は不明です。
『銀座の猛者』 1950年 監督:市川崑
女学校の校庭で山根寿子指導で体操をやってます。その旋律に惹
かれるものがあります。映画のオリジナル曲かもしれませんが、
曲としての完成度が高いように思う。判明するのは難しそうです
が、ここに置いておきます。
YouTube - The Courageous Man in Ginza 12:42
曲部分の音声を切り出しました。音楽担当の飯田信夫は歯切れの
いい曲が多そうです。オリジナル曲の可能性は高い。
体操の曲
↓
> 「銀座の猛者」の曲は,バイエルの 8番にちょっと似ています.
> 音符一つひとつの高さは違いますが,全体的な音の上がり下が
> りがよく似ています.ひょっとしたら,バイエルをパクった
> (インスパイアされた??)かも.
34:23から類似シーンがあります。こっちは明らかにオリジナル
曲。曲の出来栄えは雲泥ですが、なんとなく近いものがある。飯
田信夫の他の映画の曲を比較して、やはりオリジナル曲の可能性
が濃厚。とりあえず「判明」へ移動です。
『サムライの子』 1963年 監督:若杉光夫
原作:山中恒
浮浪児のケブの歌う歌。原作にもそのまんま入ってました。歌詞
は映画のほうが長いので既成曲と思います。映画では何も言って
ないけど、原作にはロシア語だとあります。舞台は1950年代の
小樽のバタヤ部落。
あまり意味ないけど、原作での歌詞も挙げておきます。
パヤイーヤ、イッパーガーヤ、シュウデエヤ、ウッテョオトオッ。
ロシア語の歌
↓
見つかったみたいです。
"По долинам и по взгорьям"
= Through valleys and over hills
"Partisans Song" とかいろいろ呼び名があるようです。
russians partisans - YouTube
軍歌らしいな、というところから捜していって、ようやっと。
日本語ヴァージョンもありました。
野こえ山をこえ - YouTube
『陸軍』 1944年 監督:木下惠介
以下の映像はオープニングとラストシーン。オープニングは46秒
のみ。エンディングの曲が二つ。一つはトランペットの曲。もう
一つは歌(3:20ぐらいから)。どちらも現時点で不明。
YouTube映像
ちなみに歌詞はこのページにあります。
歌詞がわかってるのに曲名がわからないという、奇妙な例です。
↓
ラッパの曲は、作詞:西條八十、作曲:古関裕而『戦捷行進曲』
という情報がありますが、どう聞いても同一曲と思えません。
歌のほうは、木下忠司の作詞作曲としているサイトがある。彼は
この映画の製作時期、中国で軍務についており、作曲なんかでき
るわけがない。
この歌を1949年の『破れ太鼓』の主題歌としているサイトがある
が、事実誤認と思う。
念のため、歌の部分だけの音声も置いておきます。これは原恵一
監督の新作『はじまりのみち』に引用されたものです。なぜかこ
ちらのほうが微妙にテンポが遅いです(数%程度)。
ラストの歌
↓
ラッパの行進曲については、和田小太郎作曲の『戦捷行進』だろ
う、ぐらいにはわかりました。「喇叭鼓隊」とあるので。演奏は
見つかりませんでした。それにしてもまぎらわしいガセだらけ。
↓
メールをいただきました。『戦捷行進』の和田小太郎はどうも編
曲らしい。
オープニングのラッパ鼓隊についても情報をいただきました。
『国ノ鎮メ』という曲のようです。
↓
前述のラストの歌は、非常に気になる歌なので気にはしてたので
すが、松竹の関係者にも誰の作詞なのか誰の作曲なのかわからな
いという情報もあり、断念することにします。
ただ、旋律の雰囲気に『女の園』のテーマと若干似たものがあり
ました。『カルメン故郷に帰る』もそうですが、これが木下忠司
調の旋律なのかなあと思い、他の曲も調べました。
「木下恵介と木下忠司の世界」というCDには『陸軍』のエンデ
ィングの歌が含まれています。しかし木下忠司が当時出征中であ
ったこと、最初の映画音楽制作が1946年の『花咲く港』であ
ったことを考えると、決め手にはなりませんでした。
『少女ムシェット』 1967年
原題:Mouchette 監督:ロベール・ブレッソン
音声データ
有名なラストシーンの曲は判明してるんですが、学校の教室で先
生の指導のもと、生徒たちがコーラスしてる歌がわかりません。
ジャンルすらも不明。難易度は高いと思います。
このあとのほうのでは、ムシェットが、ひきつけを起こした猟師
に歌ってきかせるシーンもあります。
学校のシーン映像もついでに。4分2秒から。
ちなみにこれは全長版でなく、短縮版です。
ユーチューブ映像
調べていただきました。
>確定的なことが言えないのですが,一応判ったことをお伝えします.
>該当の曲のメロディーは,映画オリジナルではないかと思われます.
>歌詞は,Casimir Delavigne の“Trois jours de Christophe
> Colomb”という詩が元になっているそうです.
>この詩は Georges Bernanos の原作にも出てくるそうです.
>ただし,映画の歌詞は元の詩とは大分変えてあるようです.
「コロンブスの3日」。「あと3日で陸地が見えなければ引っ返す」
と言ったとか。というアレのことですね、たぶん。
リストが長くなったので消しましたが、以下の映画も判明しています。
一部、未判明でも探索を断念してよさそうなものも消しました。
曲名等はクラシックが使われている映画の該当箇所にあります。
『高原の月』 1942年 監督:佐々木啓祐
『スペシャルアクターズ』2019年 監督:上田慎一郎
『108 海馬五郎の復讐と冒険』2019年 監督:松尾スズキ
『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』2017年
監督:アク・ロウヒミエス
『エアギター エピソードゼロ』2006年
監督:アレキサンドラ・リプシッツ
『7月の物語』2017年 監督:ギヨーム・ブラック
『エッシャー 無限の旅』2018年 監督:ロビン・ルッツ
『ロミー・シュナイダー その光と影』2018年
監督:エミリ・アテフ
『ナイチンゲール』2018年 監督:ジェニファー・ケント
『ホップスコッチ』1980年 監督:ロナルド・ニーム
『tokyo tower 東京タワー』2005年 監督:源孝志
『希望の灯り』2018年 監督:トーマス・ステューバー
『僕たちのラストステージ』2018年
監督:ジョン・S・ベアード
『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』2016年
監督:フレデリック・ワイズマン
『ちいさな独裁者』2017年 監督:ロベルト・シュヴェンケ
『南風』1939年 監督:渋谷実
『イラン式料理本』2010年
監督:モハマド・シルワーニ
『さまよう刃』2009年 監督:益子昌一
『裸の十九才』1970年 監督:新藤兼人
『運び屋』2018年 監督:クリント・イーストウッド
『孤狼の血』2018年 監督:白石和彌
『歓喜に向かって』1950年
監督:イングマル・ベルイマン
『ソフィーの選択』1982年 監督:アラン・J・パクラ
『シャルロット すさび』2018年 監督:岩名雅記
『暗殺の森』1970年
監督:ベルナルド・ベルトルッチ
『嘘八百』2018年 監督:武正晴
『ゴジラ』1954年 監督:本多猪四郎
『最後のランナー』2016年 監督:スティーブン・シン
『時計 Adieu l'Hiver』1986年 監督:倉本聰
『黒い賭博師』1965年 監督:中平康
『月光の夏』1993年 監督:神山征二郎
『銀嶺の果て』1947年 監督:谷口千吉
『《a》symmetry アシンメトリー』2008年 監督:佐藤徹也
『アキハバラ@DEEP』2006年 監督:源孝志
『tokyo. sora』2002年 監督:石川寛
『冷静と情熱のあいだ』2001年 監督:中江功
『悪女 AKUJO』2017年 監督:チョン・ビョンギル
『キミの記憶をボクにください ピグマリオンの恋』
2010年 監督:キム・ユンチョル
『沈黙 サイレンス』2016年 監督:マーティン・スコセッシ
『思えば遠くへ来たもんだ』1980年 監督:朝間義隆
『あやしい彼女』2016年 監督:水田伸生
『橋ものがたり「小ぬか雨」』2017年 監督:井上昭
『極悪坊主』1968年 監督:佐伯清
『ストレイヤーズ・クロニクル』2015年 監督:瀬々敬久
『続社長洋行記』1962年 監督:杉江敏男
『ハー・マザー 娘を殺した死刑囚との対話』
2017年 監督:佐藤慶紀
『ローサは密告された』2016年 監督:ブリランテ・メンドーサ
『トンネル 闇に鎖された男』2016年 監督:キム・ソンフン
『初恋・地獄篇』1968年 監督:羽仁進
『妻』1953年 監督:成瀬巳喜
『かまいたちの夜』2002年 監督:吉田秋生
『あゝ青春』1951年 監督:佐分利信
『乳房よ永遠なれ』1955年 監督:田中絹代
『虎の尾を踏む男達』1945年 監督:黒澤明
『百日告別』2015年 監督:トム・リン
『人情紙風船』1937年 監督:山中貞雄
『踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!』
2010年 監督:本広克行
『恋文』1985年 監督:神代辰巳
『風の女王』1938年 監督:佐々木康
『ピアニスト』2001年 監督:ミヒャエル・ハネケ
『グッバイ、サマー』2015年 監督:ミシェル・ゴンドリー
『牯嶺街少年殺人事件』1991年 監督:エドワード・ヤン
『眼球の夢』2016年 監督:佐藤寿保
『暗黒女子』2017年 監督:耶雲哉治
『彼奴を逃すな』1956年 監督:鈴木英夫
『シークレット・オブ・モンスター』2015年
監督:ブラディ・コーベット
『天の茶助』2015年 監督:SABU
『ソング・オブ・ザ・シー海のうた』2014年 監督:トム・ムーア
『脳男』2013年 監督:瀧本智行
『浪華悲歌』1936年 監督:溝口健二
『霧の旗』1991年 監督:出目昌伸
『構え森』2015年 監督:勝賀瀬重憲
『ストリート・オーケストラ』2015年
監督:セルジオ・マシャード
『暗殺』2015年 監督:チェ・ドンフン
『コロニア』2015年 監督:フロリアン・ガレンベルガー
『エル・クラン』2015年 監督:パブロ・トラペロ
『ある殺し屋』1967年 監督:森一生
『永遠の人』1961年 監督:木下惠介
『ダゲレオタイプの女』2016年 監督:黒沢清
『ハイ・ライズ』2015年 監督:ベン・ウィートリー
『怒り』2016年 監督:李相日
『ふたり自身』1972年 監督:エレイン・メイ
『青と白で水色』2001年 監督:吉野洋
『クーパー家の晩餐会』2015年 監督:ジェシー・ネルソン
『ネバーランド』2004年 監督:マーク・フォースター
『ディオールと私』2014年 監督:フレデリック・チェン
『アクトレス 女たちの舞台』2014年
監督:オリヴィエ・アサイヤス
『滝の白糸』1933年 監督:溝口健二
『四季ユートピアノ』1980年 監督:佐々木昭一郎
『ピアニストを撃て』1960年 監督:フランソワ・トリュフォー
『ロブスター』2015年 監督:ヨルゴス・ランティモス
『グエムル 漢江の怪物』2006年 監督:ポン・ジュノ
『スキャナー 記憶のカケラをよむ男』2016年 監督:金子修介
『細雪』1950年 監督:阿部豊
『新宿泥棒日記』 1969年 監督:大島渚
『夜の流れ』1960年 監督:成瀬巳喜男・川島雄三
『冬冬の夏休み』1984年 監督:侯孝賢ホウ・シャオシエン
『ケス』1969年 監督:ケン・ローチ
『涙そうそう』2006年 監督:土井裕泰
『花火の街』1937年 監督:石田民三
『バンクーバーの朝日』2014年 監督:石井裕也
『友だちのパパが好き』2015年 監督:山内ケンジ
『白痴』1951年 監督:黒澤明
『愛を積むひと』2015年 監督:朝原雄三
『抱きしめたい 真実の物語』2014年 監督:塩田明彦
『ベルサイユのばら』1979年 監督:ジャック・ドゥミ
『Lost Harmony ロストハーモニー』2011年
監督:土岐善將
『ダークナイト ライジング』2012年
監督:クリストファー・ノーラン
『海の花火』1951年 監督:木下惠介
『醜聞(すきゃんだる)』1950年 監督:黒澤明
『白い沈黙』2014年 監督:アトム・エゴヤン
『女の中にいる他人』1966年 監督:成瀬巳喜男
『岸辺の旅』2015年 監督:黒沢清
『泪壺』2008年 監督:瀬々敬久
『毬の行方』1930年 監督:沢田順介
『兄いもうと』1936年 監督:木村荘十二
『日本戦歿学生の手記 きけ、わだつみの声』
1950年 監督:関川秀雄
『青島要塞爆撃命令』1963年 監督:古澤憲吾
『塀の中の懲りない面々』1987年 監督:森崎東
『煙突屋ペロー』音声版 1930年 監督:田中喜次
『ダック・シーズン』2004年
監督:フェルナンド・エインビッケ
『人生スイッチ』2014年 監督:ダミアン・ジフロン
『うつしみ』2000年 監督:園子温
『恋も忘れて』1937年 監督:清水宏
『静かなる決闘』1949年 監督:黒澤明
『滝を見にいく』2014年 監督:沖田修一
『七つの顔』1946年 監督:松田定次
『私の愛したマリア』1986年 監督:表寿彦
『蘇州の夜』1941年 監督:野村浩将
『氾濫』1959年 監督:増村保造
『桂子ですけど』1997年 監督:園子温
『人間失格』2010年 監督:荒戸源次郎
『続へそくり社長』1956年 監督:千葉泰樹
『長崎の鐘』1950年 監督:大庭秀雄
『五人の斥候兵』1938年 監督:田坂具隆
『監禁探偵』2013年 監督:及川拓郎
『無常』1970年 監督:実相寺昭雄
『愛と希望の街』1956年 監督:久松静児
『神阪四郎の犯罪』1956年 監督:久松静児
『安宅家の人々』1952年 監督:久松静児
『心が叫びたがってるんだ。』2015年 監督:長井龍雪
『蘇える金狼』1979年 監督:村川透
『スローなブギにしてくれ』1981年 監督:藤田敏八
『抱きしめたい 真実の物語』2014年 監督:塩田明彦
『MARCHING 明日へ』2014年 監督:中田新一
『滝を見にいく』2014年 監督:沖田修一
『青べか物語』1962年 監督:川島雄三
『KOTOKO』2012年 監督:塚本晋也
『彼岸花』1958年 監督:小津安二郎
『太平洋戦争 謎の戦艦陸奥』1960年 監督:小森白
『禁忌』2014年 監督:和島香太郎
『水の女』2002年 監督:杉森秀則
『ナショナル・ギャラリー 英国の至宝』
2014年 監督:フレデリック・ワイズマン
『容疑者Xの献身』2008年 監督:西谷弘
『東京のえくぼ』1952年 監督:松林宗恵
『歌え若人達』1963年 監督:木下恵介
『五人の兄妹』1939年 監督:吉村公三郎
『檸檬のころ』2007年 監督:岩田ユキ
『The Owl and the Raven: An Inuit Legend』
1973年 監督:コ・ホードマン
『女人哀愁』1937年 監督:成瀬巳喜男
『罪の手ざわり』2013年 監督:ジャ・ジャンクー
『夏の終り』2013年 監督:熊切和嘉
『怪談レストラン』2010年 監督:落合正幸
『グーグーだって猫である』2008年 監督:犬童一心
『四季・ユートピアノ』1980年 監督:佐々木昭一郎
『ここに泉あり』1955年 監督:今井正
『滝の白糸』1933年 監督:溝口健二
『大脱出』2013年 監督:ミカエル・ハフストローム
『サンクタス』1990年 監督:バーバラ・ハマー
『R100』2013年 監督:松本人志
『女優』1947年 監督:衣笠貞之助
『七つの顔』1946年 監督:松田定次
『書を捨てよ町へ出よう』1971年 監督:寺山修司
『男はつらいよ 寅次郎の縁談』1993年 監督:山田洋次
『堕靡泥の星 美少女狩り』1979年 監督:鈴木則文
『ウルトラQ:海底原人ラゴン』1966年 監督:野長瀬三摩地
『壁あつき部屋』1956年 監督:小林正樹
『この子を残して』1983年 監督:木下恵介
『晩菊』1954年 監督:成瀬巳喜男
『原爆の子』1952年 監督:新藤兼人
『戸田家の兄妹』1941年 監督:小津安二郎
『グランド・ブダペスト・ホテル』2014年
監督:ウェス・アンダーソン
『ザ・コール [緊急通報指令室]』
2013年 監督:ブラッド・アンダーソン
『父ありき』1942年 監督:小津安二郎
『恋文』1953年 監督:田中絹代
『愛する』1997年 監督:熊井啓
『人類資金』2013年 監督:阪本順治
『小さいおうち』2014年 監督:山田洋次
『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』
2013年 監督:ジム・ジャームッシュ
『一人息子』1936年 監督:小津安二郎
『父の秘密』2012年 監督:マイケル・フランコ
『ふじ学徒隊』2012年 監督:野村岳也
『嘆きのピエタ』2012年 監督:キム・ギドク
『東ベルリンから来た女』
2012年 監督:クリスティアン・ペツォールト
『新しき土』1937年 監督:アーノルド・ファンク、伊丹万作
『ヒトラーの贋札』2006年 監督:ステファン・ルツォヴィッキー
『春・音の光』1984年 監督:佐々木昭一郎
『灼熱の魂』2010年 監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
『二十四の瞳』1954年 監督:木下恵介
『シベールの日曜日』1962年 監督:セルジュ・ブールギニヨン
『私が棄てた女』1969 監督:浦山桐郎
『恐るべき子供たち』1949 監督:ジャン・ピエール・メルヴィル
以下、古いものを一部リストから省略。
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