長岡京市の裏百景 第99号 秘密の浄土谷道
柳谷観音の南、浄土谷の山中にある道が以前から気になっていた。ここは何なのか。どこかに通じるということもなく、ぐるっと回って入り口に戻るだけ。車も通行できる、こんな立派な道があるんですよ。散歩のルートに加えてみたいものですね。![]() 道に名前はついてないみたいだ。行政区上のエリアは「浄土谷」。「浄土谷道」という名前をネット上で探したが、見当たらなかった。よって、仮に浄土谷道と名付けておく。 ![]() 入り口は一箇所だけど、閉鎖されている。入ろうとすると山主みたいなおっさんが出てきて怒ります。尋常な怒り方ではありません。ほとんど脅迫です。 ![]() これはストリートビューのスクリーンショット。以前より掲示が急増したのがわかると思います。ずっと前はこんな厳重な封鎖ではなく、ロープか鎖程度だったと記憶してます。ハイカーに対する憎しみようは尋常ではありません。 ![]() このエリアに出入りする場合、今のところ使えるのは十方山からのルート一本に限られる。 ここは十方山の山頂。 ![]() 西に向かっておりていくんですけど、途中から道が消え、険しい下りになる。そのあたりから、誰が設置したのか、丈夫なロープがあります。これをつたっておりる。 ![]() 整備された林道。誰一人通らないのがもったいないほど。ちなみに山の持ち主もほとんど来ていない様子です。何かがあるということもない。なんのための道かと思う。 ![]() 脇道に入ろうとすると、ことごとく行き止まり。出口なし。 ![]() 外側から入り口を探すことにしました。島本町の清掃工場が尺代の山中にあります。ここまでは舗装道路が通ってます。 ![]() この工場の東北に、みどりの日記念の森というのがあります。その入り口。舗装道路のほうじゃなく、左の階段の上です。ここは島本町の公園ですが、入り口がわかりづらいせいか、市民が寄りつかず、閑散としています。 ![]() 右の舗装道路は、通常は閉じています。山主が山の作業をする休日などは、時々開いているのです。入っても行き止まるだけです。見つかったらうるさいですよ。ここのオヤジが浄土谷道のオヤジと同一人物なのかどうかは、確認できていません。 ![]() 白い階段を登りきったところに案内地図があります。この東北方向に浄土谷道がある。そこへ通じるルートは発見できませんでした。ハイカーがルートを作ろうとした形跡もなし。 ![]() 浄土谷道の南にある行き止まり道は、かつては十方山から西南に向かう道につながってたような形跡はありますが、道らしい道は今、ありません。 ![]() 北側を走る府道734号の柳谷島本線からのアクセスを調べてみました。しかしわれながらヒマな人間ですね。 まずはここ、仙洞長岡霊苑。 ![]() ここに有望なポイントがある。この坂からのルートを試す。 ![]() 竹林沿いの道を進む。このあたりは普通にハイキングルートとして使えそう。 ![]() 広場に出る。その奥に半ば干上がった池がある。 ![]() 池の向こうに浄土谷道がちらっと見える。池の北側のへりを進むが、ほぼ道がない。無理して突っ切る。 ![]() 浄土谷道に辿り着く。中央の白い部分がそれ。ゲートにかなり近い位置だったので、用心してあまりウロチョロしないことにしました。 ![]() これ以外に浄土谷道へ辿り着けるルートを発見できませんでした。でもまた、何か別なルートを思いついたら挑戦してみたい。 2021.2.1 |