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 今月のお言葉
お友だちは大せつにしよう1ねん1くみあべしんぞう

過去一年間の年表。「あれはいつ頃のことだっけ?」と思ったらここを検索しよう。1年ごとの年表です。
大きな事件の前兆となる出来事が一年前にあった、ということは少なくありません。一度ゆっくり振り返ってみましょう。
敬称は一切略す。 ??=日付不明 **=その頃のこと  文責:船越聡


2018年1月 4 東京株式市場で、日経平均株価が終値で2万3509円に急伸。1992年1月以来の高水準に。   同日、ニューヨーク株式市場のダウ工業株平均は、初の2万5千ドルに。 11 ソニーが新型の犬型家庭ロボット「aibo(アイボ)」を発売。人工知能(AI)を搭載する。一体税抜19万8千円。 17 民進党と希望の党が統一会派をめざしていたが、両党、特に民進党内での合流反対が根強く、お流れとなる。両党で反対派   が分党してから統一会派結成というプロセスを模索していた。どちらの党も中心となる核を失い、先の見えた状態。同じと   ころにとどまっていれば消滅することが見えているので、再編は避けられない。 17 ニューヨーク株式市場のダウ工業株平均が、初の終値2万6千ドル台に乗る。当月4日、2万5千ドル台に乗ったばかり。   わずか13日での千ドル記録塗り替えは史上最速。日米両国とも、国のトップが株上げ史上主義に陥り、抜本的な経済改革   による国民の生活向上を切り捨てている点では同じ。 17 米国共和党のサイトで、ドナルド・トランプ大統領によるフェイクニュース賞が発表される。いずれもトランプに関する記   事。トランプの発言はすべて虚偽と曲解と勘違いから構成されている。なので本来のフェイクニュース賞は、この発表記事   自体がふさわしいと言える。 22 アーシュラ・K・ル=グウィン、死去。88歳。米国のファンタジー小説の作家。「ゲド戦記」シリーズで知られる。 26 インターネット上の決済手段として使われている仮想通貨の取引所「コインチェック」で、不正アクセスにより580億円   分もの顧客資産流出が発生。サイトに侵入され、仮想通貨「NEM(ネム)」約580億円分が不正に引き出された。仮想   通貨のトラブルでは最大規模となる。
2018年2月 4 沖縄県の名護市長選で与党推薦の新人、渡具知(とぐち)武豊氏(56)が、現職の稲嶺進を破って当選。地方交付金という   政権の「飴」に市民が押し切られた形。高揚感はなく、閉塞感に包まれる沖縄。 5 ニューヨーク株式市場で大暴落。ダウ工業株平均が終値で1175ドル下げで、史上最大の下げ幅となった。株価と失業率   のみが成果というトランプ政権を支える材料が消える。同様に極東の首相も株価と失業率しかない人で、化けの皮がついに   はがれたとささやかれ始める。 7 秋篠宮家の眞子(26)と婚約者の小室圭(26)との結婚を2020年に延期すると、宮内庁が発表。皇室の代替わり行事で   多忙になり、結婚準備の余裕がないことを表向きの理由にしている。 21 大杉漣(本名:大杉孝)、死去。66歳。俳優。デビューはピンク映画。『変態家族 兄貴の嫁さん』では小津安二郎映画   の笠智衆を彷彿とさせるキャラクターを演じた。
2018年3月 1 働き方改革関連法案として束ねた法案のうち、裁量労働制の対象拡大については削除すると、安倍晋三が述べる。残業代ぶ   んどり法案などと酷評されたこともある残業代ゼロ法案がまたもや葬られることになったのは、土台となったデータがあま   りにもずさんに過ぎたため。また、そのずさんさを認識していなかったことを突っ込まれることから逃げるため。 2 森友学園への国有地売却問題で、財務省の公文書が書き換えられていたことが朝日新聞社の調査により判明。決裁して確定   した公文書を事後に書き換えることは常識的にありえず、よほどの強い圧力がどこかからかかったことが推測される。 4 米国アカデミー賞で、ロサンゼルス在住の辻一弘(48)が、同僚の二人とともにメイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞。   日本人の受賞はかなり久しぶり。対象作品は『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』。   『シェイプ・オブ・ウォーター』が作品賞と監督賞を獲得したものの、全体的に受賞は分散した。 9 米国を除く環太平洋経済連携協定(TPP)参加11カ国は、日本が主導して調整し、米国抜きの新協定「TPP11」に   署名。 11 中国全国人民代表大会で、国家主席の任期を2期10年までとする規定を、習近平主席の以降により撤廃。再任は17日。   これにより、北朝鮮金王朝体制の中国ヴァージョンが誕生する可能性に道を開く。本当のところは、生きている間に主席を   降りた場合の報復が怖くて、降りるに降りられないのが実情。 12 森友学園関連の決済文書を、国会答弁との整合性を図るために書き換えたと、財務省から報告があがる。より正確にいえば、   政府からの働きかけがあったことを示す部分が削られた、ということ。 14 スティーヴン・ホーキンス、死去。76歳。難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)で車椅子生活を送った物理学者。 15 住宅宿泊事業法(民泊新法)に基づく届け出が本日よりスタート。法の施行は6月15日。 18 ロシア大統領選挙で、現職のプーチンが当選。通算で4選を果たす。近々憲法を改正し、終身大統領へ移行するとのこと。 22 米国のトランプ大統領は、知的財産の侵害があったとして、鉄鋼とアルミ製品に関税をかける案にサインした。発動は23   日。ターゲットは中国だが、なぜか侵害云々とは無関係なはずの日本も、ついでで対象国とされた。中国は報復処置を明言。   かくして小心者とおバカ者のチキンレースがスタートする。 26 角野栄子(かどのえいこ、本名:渡辺栄子)が、児童文学の賞である国際アンデルセン賞の作家賞に選出される。 27 前国税庁長官の佐川宣寿(さがわのぶひさ、60)が、森友学園との土地取引をめぐる公文書改ざん問題で国会で証人喚問さ   れる。官邸からの指示&バーター取引により、証言拒否を貫く。 29 Yahoo! JAPAN提供の「Yahoo!カテゴリ」サービスが終了。ディレクトリ型検索サービスが幕を閉じる。   なお、Yahoo!カテゴリへの登録審査サービスである「Yahoo!ビジネスエクスプレス」も、7月31日に販売を終了。
2018年4月 1 大阪市営地下鉄が民営化され、新会社「Osaka Metro(大阪メトロ)」が誕生。公営地下鉄の民営化は全国初。 4 舞鶴市の大相撲春巡業において、挨拶中に土俵上へ倒れ込んだ多々見良三市長を、女性看護師二人が必死になって救命処置   した。あろうことか処置中の女性二人に、行司が土俵から降りるよう、マイクで再三アナウンスするという事態が発生した。   その後、けがれを取り除くため、大量の塩が土俵内にまかれた。人命より差別意識を優先する異常な業界。多々見市長は、   くも膜下出血を引き起こしていたが、応急処置のおかげで経過は順調。 5 高畑勲、死去。82歳。アニメ映画の監督。実写ドキュメンタリ(『柳川堀割物語』)も1本あり。1985年、宮崎駿と   ともにスタジオジブリに参加した。アニメの代表作は『火垂るの墓』。他に『セロ弾きのゴーシュ』『おもひでぽろぽろ』   などがある。 9 任期満了の黒田東彦日銀総裁が、主体性ゼロの無能ゆえに再任が決定。総理から言われたことを「ハイハイ」と言って実行   するだけが仕事なので、デキる人は不要。金融の異次元緩和による物価上昇2%達成という見果てぬ夢に、安倍政権も黒田   日銀も、他に策がないせいか、しがみつく姿勢を変えず。 9 加計学園が今治市に獣医学部を新設する計画について、愛媛県や今治市の職員らが柳瀬唯夫首相秘書官(当時)と面会した   際に愛媛県が作成した記録文書が見つかる。柳瀬唯夫は「本件は、首相案件」と述べた、と。 11 海洋研究開発機構と早稲田大学、東京大学らの研究チームにより、小笠原諸島の南鳥島、南約250キロ、深さ約5700   メートルの海底に、レアアースの世界需要数百年分が存在することが明らかになった。海域は南鳥島周辺の排他的経済水域   (EEZ)内にある。 13 米国が、化学兵器を使用したシリア・アサド政権の研究開発施設、装備貯蔵施設などを標的に攻撃。英国とフランスが側面   支援。 19 アフリカ南部の王国スワジランドが、国名を「エスワティニ」に変更すると発表。現地語で「スワジの地」を意味する。 27 日本銀行が、経済・物価見通しから、物価上昇率2%達成時期を削除した。延々と達成されず、6回にわたって達成時期を   延期してきた。黒田東彦総裁の再任後、初めてのお仕事は「達成を永遠に先送り」。 30 木下忠司、死去。映画音楽の作曲家。102歳。兄が監督した1949年公開の『破れ太鼓』には俳優として出演した。
2018年5月 4 スウェーデン・アカデミーが、今年のノーベル文学賞の発表を見送るという声明を出す。アカデミー会員の夫がその立場を   利用してアカデミーの資金を不正に利用したり、受賞結果をもらすなどをした。また、数多くのレイプ疑惑も浮上しており、   アカデミーに対する世間の信頼が失墜したとしての判断。 7 民進党と希望の党が合併し、「国民民主党」と党名を変更。民進党53名、希望の党54名のうち、参加したのはわずか6   割で、62名(衆議院39名、参議院23名)。頭数を揃えるために合党でしかなく、有権者の支持は労働組合の連合の一   部のみにとどまる。柱となる政策も人材も持たず、党の名称は「無難に」以外の意味を持たず。悲惨な未来が予感される。   結局民進党は2年あまりしか持たなかったことになる。その間、国政選挙を一度も経験せず(2017年の衆議院選挙は分   裂・解体状態だった)。 8 武田薬品工業がアイルランドの製薬大手シャイアーを総額約460億ポンド(約6・8兆円)で買収することで合意したと   発表。製薬企業の売上高トップ10に入る見込み。 14 米国トランプ親方がエルサレムをイスラエルの首都であると決めたことにより、イスラエルの米国大使館がテルアビブから   エルサレムへ移転された。パレスチナでは大規模な抗議デモが起こる。ガザではイスラエル軍がデモ隊に発砲し、60人以   上を射殺。周辺のアラブ諸国でも火種が続々。自分が地獄の釜の蓋を開けたとは気づかぬトランプ大統領は、涼しい顔。 16 「政治分野における男女共同参画推進法」(候補者男女均等法)が成立。努力目標を設定するのみで、違反に罰則はなし。 19 英国のハリー王子(33)が女優のメーガン・マークル(36)と結婚。黒人・年上・バツイチという、英国王室においては   稀な入籍例。 19 是枝裕和監督の『万引き家族』がカンヌ国際映画祭でパルムドール(最高賞)を受賞。 23 財務省が、前理財局長の佐川宣寿の国会答弁とつじつまを合わせるため、文書の隠蔽のみならず、廃棄、改ざんを組織的に   行なっていたことが明らかになった。 25 日本の政府・企業・個人などが所有する海外資産の合計が、2017年末に1012兆円あまりとなり、初めて千兆円を超   える。 31 森友関連文書を改ざんした前財務省理財局長の佐川宣寿ら38人を、根性なしの大阪地検は嫌疑不十分で「不起訴」と発表。   告発したグループは即、検察審議会への申し立てへ。
2018年6月 1 日本で司法取引制度が初めて導入される。容疑者あぶり出しに強い力を発揮すると同時に、冤罪を生む危険性が高まる。 12 米国のトランプ大統領と北朝鮮の金正恩が会談した、だけ。建設的な成果や意味ある取り決めは何もなし。 15 住宅宿泊事業法(民泊新法)が施行。特区以外のエリアでも届け出れば民泊を営めるようになる。が、営業を年180日以   内とするルールがあるため、届け出は低調。 18 7:58に大阪北部地震が発生。震度6弱。死者5名。 19 米国がトランプ大統領の意向で、反イスラエルへの偏向を理由に国連人権理事会からの脱退を表明。トランプ大統領は「私   一人がアメリカのすべて」とばかりに、米国第一を破壊し続ける愚かさ。 29 経済界の強い後押しにより、安倍晋三が政治生命をかけてに入れ込んだ過労死促進関連法(通称:働き方改革関連法)が、   ついに成立。2019年4月からは、働き手を死ぬまで使い捨てする高度プロフェッショナル制度を導入。米国が離脱した   TPP11関連法も成立し、年内にも発効の見通し。 30 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産が、世界文化遺産に登録。
2018年7月 6 米国のトランプ政権が知的財産の侵害を理由に、中国からの輸入品340億ドル(約3・8兆円)分に対する高関税措置に   踏み切る。中国もすぐさま報復し、米国製品に同規模の関税をかける構え。中国に限定せず、世界を相手に高関税措置カー   ドを切りまくることで、米国の凋落が加速する。 6 4日から降り始めた豪雨がこの日をピークに7日まで降り続き、西日本に大きな傷跡を残した。死者200名超、激甚災害   に指定され、気象庁が「平成30年7月豪雨」と命名するも誰も使用せず、「西日本豪雨」と呼ばれる。 9 映画館「京都シネマ」を運営する如月社が、京都地裁に民事再生法の適用を申請し、即日受理された。 18 改正健康増進法、またの名を受動喫煙を防止しない法が可決成立。 18 失職必定となる自民党参議院議員救済のための公職選挙法改定案が可決成立。定数を6増やし、合区となった鳥取・島根、   徳島・高知の自民党議員を、比例代表の別枠で優先的に当選させるための改定。本来は非拘束式の比例代表の中へ拘束式を   一部まぜこむという、不可思議な制度。 18 「自律型致死兵器の開発、生産、取引、使用に参加しないし、支援もしない」。AIによる殺人兵器を開発には関与しない   という誓約に、人工知能プロジェクトに携わる科学者など2400人以上と、170を超える団体が署名。ストックホルム   で開催中の国際人工知能学会にて。 19 野田聖子総務相の事務所が今年1月、無登録の仮想通貨交換業の疑いある企画会社の関係者を同席させ、金融庁の担当者を   呼び出して、圧力をかけていたことが判明する。また、朝日新聞による金融庁への情報公開請求が、開示決定前に野田側に   伝わり、その事実を野田が複数のメディアとの懇談の場で話題にしていたことも判明。野田聖子は「よくあること」と開き   直り。「口利きは将来の総理としての当然のたしなみだと思ってました」だと。 20 ギャンブル依存症促進立法(別名:カジノを含む統合型リゾート(IR)実施法)が可決成立。 23 埼玉県熊谷市で、日本観測史上最高の41.1度を観測。5年前の記録、41.0度(高知県四万十市)を更新した。気象   庁は今夏の酷暑を「災害」と認定した。
2018年8月 2 東京医科大学が、医学部医学科の一般入試で女子受験者の点数を一律に減点し、合格者数を調整していたことが判明した。   遅くとも2010年ごろから続いていた。女子は出産・育児で仕事を離れるので、合格者数で3割程度に抑えることにした   という。 2 米国アップルの時価総額が、米国企業で初めて1兆ドルの大台に乗った。iPhoneXの好調によるが、今年4〜6月の   スマートフォンの出荷台数では華為技術(ファーウェイ)に抜かれ、3位に転落している。 7 7月の熱中症による死者が124人となり、一か月間での最高を記録する。これまでの記録は95人(2010年7月)。   猛暑日の日数や、救急搬送数も過去の記録を大幅に更新し、過酷な猛暑であったことを裏づけた。 8 翁長雄志沖縄県知事、死去。67歳。米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設で、反対派の先頭に立ってきた。膵臓がん   を公表している知事以外に頼りきり、反対派のリーダーを育てなかった反対派の怠慢は責められるべき。 16 自らに批判的なメディアを「国民の敵 (The enemy of the people)」と攻撃するトランプ米国大統領に対抗し、米国   の多数の新聞が一斉に報道の自由を訴える社説を掲げる。ボストン・グローブの論説委員室の呼びかけによる。週刊紙など、   今後の掲載も含めて400紙以上が賛同しているとのこと。これに対し、トランプ大統領は、「嘘つきどもは地獄に堕ちる」   と、謙虚に自己批判(?)。 15 漫画『ちびまる子ちゃん』の作者、さくらももこが乳がんのため死去。53歳。 30 経済産業省の内部文書から、公文書管理のガイドラインを説明する文章の中に、「議事録のように個別の発言まで記録する   必要がない」と記されていることが判明。今年3月27日、省内各局の定例会議で配られた。 31 2019年度の各省の概算要求が出揃い、総額は過去最高の102兆円を超えることが明らかになった。最終的には追加予   算も含め、初めて100兆円を超える見込み。何をしてもお咎めなしなので、政府はたるみきって規律が崩壊。
2018年9月 4 超大型の狂風台風21号が日本列島を通過し、暴風雨や高潮で近畿周辺をぶっ壊す。 4 国民民主党の代表選挙。玉木雄一郎が津村啓介を破って選出される。野党共闘より与党すり寄り路線を継続することになる。   世論調査での政党支持率は1%前後に低迷したまま。いずれ党内に亀裂が生じることは避けられない。 5 北海道で大地震発生。震度6強。北海道全戸が停電となる。大規模自然災害が関西・西日本のみならず、他の地域にまで波   及している。翌6日には同じく北海道で震度7の大地震。観光業へのダメージが心配される。 10 全米オープン、女子シングルスで大坂なおみ(20)が優勝。セリーナ・ウィリアムズを決勝で破る。テニスの4大大会のシ   ングルスを制した日本人は、男女を通じて初めて。 15 樹木希林、死去。75歳。女優。末期ガンを公表しつつ、映画出演を続けていた。カンヌ国際映画祭パルムドールの『万引   き家族』や本年公開予定の『日日是好日』にも出演。 20 自民党の総裁選挙。安倍晋三が石破茂を破り、連続3選を果たす。が、事前の予想よりも得票を石破に奪われ、553票対   254票となった。水面下に沈潜していた反安倍感情が表面化。議員に対する締めつけや、議論を逃げる姿勢が、かえって   反感を招いた可能性も。 25 「新潮45」に掲載されて批判を浴びた水田水脈衆議院議員を、擁護する特集企画があまりの非常識ぶりに、とうとう雑誌   の廃刊に追い込まれる。水田水脈の記事は、同性愛は生産性がないので税金で優遇されるのはお門違い、というもの。実際   は優遇の事実がなく、思い込みの強い右の人によくある単純な勘違い。 30 沖縄県知事選挙で、玉城デニーが佐喜真淳を破り、初当選。県知事選では二度続いて、米軍普天間飛行場の辺野古移設反対   する候補が勝利。沖縄では「辺野古問題」疲れが強まりつつあったが、辺野古への移設を推進するために立候補したはずの   佐喜真が辺野古の「へ」の字も口にしないという、安倍首相仕込みのイカサマに県民が反発した面は否めない。正直に「移   設して問題にケリをつける」と明言して入れば結果は違ったかも。
2018年10月 1 京都大特別教授の本庶佑(ほんじょたすく、76)がノーベル医学生理学賞を受賞。「PDー1」という免疫の働きを抑える   分子を発見した功績により。 2 政府を批判してきたサウジアラビアの記者、ジャマル・カショギが、ムハンマド皇太子の指令により暗殺される。カショギ   がトルコのサウジアラビア大使館に入ったところを暗殺チームが襲った。 5 シャンタル・アケルマンChantal Akerman、死去。映画監督。65歳。『八十年代』『囚われた女』『アンナとの出会い』   『一晩中』『ゴールデン・エイティーズ』『ジャンヌ・ディールマン』など。 6 変態強姦魔のブレット・カヴァノー(53)が、米国上院の採決により、米国連邦最高裁判事に指名される。 10 ニューヨーク株式市場で株価が暴落。831ドル下落し、さらに続落。全世界的な株安を引き起こし、東京証券取引所では   一時1000円の下落を記録した。きっかけはないものの、米中貿易戦争による市場の不安心理に加え、直近の上がりすぎ   感が不安感を増幅した。 12 フェイスブックfakebookから約2900万人分の個人情報が流出したと、同社が発表。デジタルキーのアクセストークン   が盗まれて不正にログインされ、情報が抜き出された模様。 18 天体観測衛星「フェルミ」で発見した「ガンマ線天体の星座(Fermi's Gamma-ray Constellations)」21星座を   NASA(米航空宇宙局)が発表。国際天文学連合(IAU)が定義している既存の88星座とは別物。「The Little   Prince(星の王子さま)」や「Black Widow Spider(クロゴケグモ)」のほか、日本関係では「Godzilla(ゴジラ)」   「Mount Fuji(富士山)」が入った。 23 日本から中国へのODA(途上国援助)を今年度限りで終了させることを決定。無意味な援助を切れないままダラダラ続け   た末に、ようやく。 28 ブラジルの大統領選挙。極右で元軍人でポピュリストのジャイル・ボルソナーロ(63)が初当選。世界の民主主義が徐々に   後退していく。 29 ドイツの首相、アンゲラ・メルケル(64)がもキリスト教民主同盟の党首を辞任すると表明。二つの州議会選挙での敗北の   責任をとって。首相職は継続。
2018年11月 6 米国の中間選挙の投票日。ドナルド・トランプ大統領の率いる共和党は、上院で過半数を維持、下院は過半数を割り込んで   敗北。史上最低の非人格者を支持する米国民が全体の半数ほどもいるという、驚異的な惨状を露呈する。米国民の知的レヴ   ェルの劣化が世界にバレバレ。チープな扇動者に欺かれる米国の現状は、ナチス政権のドイツよりも悲惨で危機的。 12 大リーグ、エンゼルスの大谷翔平(24)が、アメリカンリーグの新人賞に選出される。投打の二刀流での活躍を評価されて。 14 多和田葉子(58)が『献灯使』で、全米図書賞の翻訳文学部門を受賞。 19 カルロス・ゴーンが、東京地検特捜部により金融商品取引法違反容疑で逮捕される。日産自動車と三菱自動車工業の会長、   ルノーの取締役会長兼CEOを兼任していたが、あまりの傲慢自己チューぶりに、日産幹部から地検へチクられる。 21 韓国の元慰安婦を支援する「和解・癒やし財団」を解散すると、韓国の女性家族省が発表。同時に2015年の日韓合意も   破棄。日本からカネさえ受け取れれば、あとは野となれ山となれ。 24 2025年の国際博覧会は大阪で開催されることが決まる。他の立候補はエカテリンブルクとバクー。 24 台湾の統一地方選挙で、与党の民進党が惨敗。蔡英文(ツァイ・インウェン)総統が責任をとり、党の主席を辞任すると   表明。台湾総統の地位はは継続する。 26 ベルナルド・ベルトルッチ、死去。77歳。イタリアの映画監督。代表作として、『暗殺の森』『ラストタンゴ・イン・   パリ』『暗殺のオペラ』『ラストエンペラー』『1900年』『シェルタリング・スカイ』などがある。 29 天皇の代替わりで皇嗣となることが決まっている秋篠宮文仁親王が、皇室の宗教儀式を国費でまかなうやり方を公に批判し   た。持論を初めて明らかにしたわけだが、皇族から政府批判が出るのは異例。
2018年12月 1 中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の最高財務責任者(CFO)、孟晩舟が、カナダ警察当局に逮捕された。   逮捕は米国の要請を受けてのこと。対イラン制裁に違反した疑いというのは表向きの理由。中国の国家ぐるみの産業スパイ   にる対す欧米の怒りが沸点に達している。 6 水道の民営化が容易となる「改正水道法」が成立。海外では水道民営化の失敗例が相次ぎ、公営化に戻る傾向がある。毎度   のことながら拙速で、ろくに審議せず成立を急ぐ安倍内閣。そのココロは?と問えば、「実績づくりに汲々」と答える。   結局は海外の水メジャーに利益を食われた挙句、再公営化への道を歩むことが必然。カジノ法案もしかり。安倍晋三は国の   富を海外に売り渡す反日政治家。 8 入出国管理法の改正案が成立。「移民ではない」外国人確保のため、粗雑でずさんな「調査データ」も、再度の見直しなし。   株価以外に実績のない安倍首相が、株価低迷で実績作りに邁進。細かい制度設計などは置いてきぼりで、ひたすらスピード   重視。何を焦って「狭い日本、そんなに急いでどこへゆく」。 11 中国でカナダの元外交官、マイケル・コブリグが拘束される。ファーウェイの孟晩舟副社長逮捕に対する報復であり、また   保釈への圧力としての人質となった。長年の国家ぐるみの産業スパイ事案が明るみになりつつある。焦った中国政府による   拉致事件であり、もはや北朝鮮よりも悪質なならず者国家であることが世界中に知れ渡った。   中国経済の牽引者であるファーウェイ製品が欧米+日本で締め出されつつある。機器を通じての情報漏洩の疑惑がある。 14 政府は地元の反対を押し切り、辺野古(へのこ)への土砂搬入を開始し、工事をスタートさせる。米軍の普天間飛行場の移   転先として、「そこしかない」という短絡的な視点から強引に推し進めた。 20 能登半島沖の日本海で、韓国海軍の駆逐艦「広開土大王」(クァンゲト・デワン)が、海上自衛隊のPー1哨戒機に対して   火器管制レーダー(射撃管制用レーダー)を照射したと、日本国政府が抗議。韓国側は、レーダー照射を否定し、哨戒機が   低高度で威嚇飛行をしたと主張。 25 世界的な株の暴落が発生。日経平均は一時1千円超下落し、2万円割れに陥る。世界経済におけるトランプ・リスクがつい   に顕在化した。 26 日本政府は、IWC(国際捕鯨委員会)からの脱退を閣議決定し、翌27日に表明。商業捕鯨再開への打開策が封じられ、   やけくそになってトランプ大統領に倣って日本ファースト路線を選択する。損得勘定の観点から見れば、すでに鯨の食習慣   が失われて、産業としての捕鯨が破綻してる状況では、国際機関からの脱退は対外イメージを落とすだけで、マイナスでし   かない。 28 東京証券市場が本年の締め。日経平均株価は前年の末日より下落。下落で終わったのは7年ぶり。株価維持のみに一所懸命   の、安倍政権のむなしい7年間。 30 環太平洋経済連携協定(TPP11)が発効。日本含む6が国が国内手続きを終え、先行して適用を受ける。

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