|
|
極楽news No.172 2024.12.30
Contents
・『小学校 それは小さな社会』
………………………………………………………………………………………………………
◎ 公開中の新作から……… 『小学校 それは小さな社会』 2024年度作品
………………………………………………………………………………………………………
監督:山崎エマ
配給:ハピネットファントム・スタジオ
日本・アメリカ・フィンランド・フランス合作
東京のとある小学校の1年間をうつすドキュメンタリ。
英語タイトルが"The Making of a Japanese"。日本人の作り方。なんと刺激的な
タイトル。日本の硬直した教育システムのネガティヴ面も見せてくれるのかと思った
けど、それはあまりなかった。きれいごとを並べ立てているわけでもなかった。教育
システムを賛美してるわけでもなく、ありのままの姿を映し取っているのみ。
これを観たのは、小学校の課外活動(京都府ではすくすく教室と呼んでいる)で教
室を持っているから。普段は子供に接することが少なくて、子供たちをきちんと捉え
きれていない。ずれたことをやってしまう失敗も多々ある。ということで観ただけで、
さほど期待してませんでした。
カメラの高さは子供たちの目の高さにある。対等な水平目線。よくこの絵や声をと
れたなと感心するショットが多い。
ドラマのない映像を観ているだけで浸ってられたが、後半にしっかりとドラマが組
み込まれていた。そこにあざとさを感じたが、そのあざとさにやられてしまった。涙
ぐんでしまった。
13日公開なので少々遅いのですが、そこそこヒットしてるのでまだ上映が続きそ
うです。撮影水準が高く、魅力的な作品をより多くの人に見てもらえたらと思う。
………………………………………………………………………………………………………
◎ これは眼福、という映画
………………………………………………………………………………………………………
『片思い世界』
4月4日公開 2025年度作品
監督:土井裕泰
出演:広瀬すず、杉咲花、清原果耶、ほか
配給:東京テアトル、リトルモア
公開はかなり先。内容を把握してません。が、3人の主演女優だけで期待がふくら
みます。これでハズレはないと思いたいが。
………………………………………………………………………………………………………
◎ 映画あれこれ………
………………………………………………………………………………………………………
今年、評価の高かった外国映画でも観てないものは多い。『オッペンハイマー』や
『哀れなるものたち』などは面白そうに思えなかった。
日本映画は高評価をかなり観ていた。『きみの色』や『ルックバック』といったア
ニメを外していたが、それ以外はだいたい観たと思う。
世間的な評価はさておき、観たいと思った映画をほぼカバーできたのは上出来です。
観逃したのは『密輸1970』ぐらいかな。Netflixのラインナップに入らないかな。
………………………………………………………………………………………………………
近況など………
………………………………………………………………………………………………………
今月のメルマガ、3本目。こればかりは計画を立てられないので、出たとこ勝負。
結果として年末はいい映画を観られました。
このあとは『占領都市』をと思ってたんですが、4時間を越すことを知って引いて
しまいました。おまけに料金もかさあげで、なんだか踏んだり蹴ったり。いい映画か
もしれませんが、とりあえずパスです。
船越 聡
https://funakoshiya.net/index.html
極楽page
「船越屋画廊」12/30『雲の下』
「極楽news」12/28 Netflixの逸品特集
「長岡京市の裏百景」12/20 謎の海印寺奥山
「ヤマレコ」12/17 大沢山から大沢山へ
「CINEMAテーブル」12/15 新規発行
「長岡京市の裏百景」12/10 おしごとロボット
「じべたでひろたもん」11/30 調味料ボトル各種
「まんが教室」11/16 ミニブックを作る 次回は2/15
「映画カフェ」次回は2/9
『小学校 それは小さな社会』・・・・・・没入してしまいました
『市民捜査官ドッキ』・・・・・・・笑いとサスペンス満載の秀作
『動物界』・・・・・・・・・・・・・変異するならタヌキがいい
『十一人の賊軍』・・・・・・・・・・・・集団抗争時代劇の傑作
『ノーヴィス』・・・・・・・・・・・・・・・・肩の力入りすぎ
『トラップ』・・・・・・・・・・・・・・・・最後までお楽しみ
『シビル・ウォー』・・・・・・A・ガーランドはやはり信頼の証
このあとは『片思い世界』を個人的に期待
|
|
極楽news No.171 2024.12.28
Contents
・Netflixの逸品特集
………………………………………………………………………………………………………
◎ Netflixの逸品特集
………………………………………………………………………………………………………
今年、ネット(Netflix・YouTube)で観た映画の多くはCINEMAテーブルに載
せられなかった。これは毎年大なり小なり発生している。頁編集の段階でそれらを埋
め草として使うことは、ある程度納得していた。しかし今回、外してしまったものが
あまりにも多かった。
ということで、Netflixを中心にメルマガ特集号を出して公開することを考えた。問
題は、メルマガを発信している人でどれだけの人がNetflixを見れる状態なのかを把握
してないってことです。ほとんどの人にとっては無意味な情報かもしれない。でも、
一部の人に「出す」と言ってしまったので、とりあえず発行してみます。
Netflixのオリジナル映画だけでも多数の秀作があるので、全部は紹介しきれない。
他社制作分も交えつつ、すでに紹介済みも含め、Netflix配信のベストという形で紹介
したい。
『グレイス 消えゆく幸せ』2020年
監督:タイラー・ペリー
原題:A Fall from Grace
黒人女性が夫殺しの罪で起訴される。役者は監督でもあるタイラー・ペリー以外、
無名。強烈などんでん返しのある法廷ものです。このジャンルの元祖『情婦』とまで
はいかないが、かなりいい線。映画は悪党が憎々しいと面白さが爆増する。
『月影の下で』2019年
監督:ジム・ミックル
原題:A Fall from Grace
9年ごとに現われる奇妙な連続殺人犯をしつこく追い、社会生活から逸脱していく
刑事。役者はすべて無名に近い。神秘的なミステリーで心惹かれる。哀しみをたたえ
る暗殺者、クレオパトラ・コールマンの風貌に負うところが大きい。ラストの苦いエ
ンディングは心に突き刺さってくる。2022年版CINEMAテーブルにもあり。
『ハント・フォー・ザ・ワイルダーピープル』2016年
監督:タイカ・ワイティティ
出演:ジュリアン・デニソン、サム・ニール、ほか
原題:Hunt for the Wilderpeople
Netflixオリジナルと思ってましたが、違いました。今年観たNetflixのベストワンだ
と思い込んでました。2024年版のCINEMAテーブルに入れましたので、紹介等は
そちら読んでください。
『ノーウェア:漂流』2023年
監督:アルバート・ピント
原題:Nowhere
独裁国家を脱出するために乗った船が沈没し、妊婦が一人、大海に漂流する。これ
もCINEMAテーブルの2024年版に掲載済で、同じことは書きません。満足度の
高い映画で、一見をオススメ。
『クロース:孤独のボディーガード』2019年
監督:ヴィッキー・ジューソン
出演:ノオミ・ラパス、ソフィー・ネリッセ、インディラ・ヴァルマ、ほか
原題:Close
最近は女優もマッチョな肉弾戦を演じる例が増えました。それも中年から高齢者ま
でもが暴れる時代になった。富豪の令嬢を守護する女ボディーガードをノオミ・ラパ
スが演る。凄腕の兵士役がよく似合う。この映画、主要キャストが女性ばかりですが、
監督までもが女性でした。2022年版にも入ってます。
『マザーズ・デイ』2023年
監督:マテウシュ・ラコビチ
原題:Dzien Matki
ポーランドのアクション映画。息子を救出するために組織と戦争する女。リアルさ
を強調する『クロース』とは逆に、スタイリッシュなアクション演出を決める。ヤク
ザ相手に暴れるのは名も知らぬ女優。マッチョな体型じゃないぶん、キレのよさで魅
せる。2023年版にも入ってます。
『LOU ルー』2022年
監督:アンナ・フォースター
出演:アリソン・ジャネイ、ジャーニー・スモレット、ほか
原題:Lou
こちらはリアル系のアクション。最近は女性のバトルアクションが目立つが、さす
がにばあちゃんの肉弾戦は珍しい。これも監督は女性で、女性が主要キャスト。元
CIAの女が母娘を救うという、スケールの小さいアクション映画なのに面白い。
2022年版に入ってます。
『ベイルート』2018年
監督:ブラッド・アンダーソン
出演:ジョン・ハム、ロザムンド・パイク、マーク・ペレグリノ、シェー・ウィガム
原題:Beirut
一級品の政治的サスペンス。レバノンの首都で過激派に捕えられた外交官を救出す
る交渉人。アクション映画ではない。キャストも地味で、そのせいで埋もれてしまう
のは惜しい。ロザムンド・パイクが魅力的で、特にラストの輝くような笑顔が素敵だ。
2022年版にあり。
『マザー アンドロイド』2021年
監督:マットソン・トムリン
出演:クロエ・グレース・モレッツ、ほか
原題:Mother/Android
AIロボットの一斉蜂起で人類が絶滅の危機に陥る。似たような雰囲気の『フィフ
ス・ウェイブ』(非Netflix)もエグかったが、こちらはほとんどマゾ映画。きつい映
画だが、それゆえ強いインパクトをもって残り続ける。2022年版にあり。
『13時間 ベンガジの秘密の兵士』2016年
監督:マイケル・ベイ
出演:ジョン・クラシンスキー、ジェームズ・バッジ・デール、ペイマン・モアデ
ィー、ほか
原題:13 Hours: The Secret Soldiers of Benghazi
リビアのベンガジCIA秘密基地で、大使館員たちが反政府軍の襲撃に備えて籠城
する。非Netflixでしたが、取り上げたい。このところマイケル・ベイは地に足のつい
た演出を見せてくれてるので、ちょっと信頼感アップ。2022年版にあり。
『ジャドヴィル包囲戦 6日間の戦い』2016年
監督:リッチー・スマイス
出演:ジェイミー・ドーナン、マーク・ストロング、ギヨーム・カネ、エマニュエル
・セニエ、ジェイソン・オマラ、ほか
原題:The Siege of Jadotville
コンゴでの国連平和維持活動(PKO)の基地を襲撃する現地反乱軍。PKOを担
うのはわずか150人のアイルランド兵。反乱軍は無尽蔵といえる兵を擁する。外交
官の政治的な思惑から援軍を差し止められ、アイルランド軍は孤立無援の絶望的な戦
いを強いられる。幕切れはあっけないが、ハッピーエンドとは言えない。2021年版
にあり。
『ザ・サイレンス 闇のハンター』2019年
監督:ジョン・R・レオネッティ
出演:スタンリー・トゥッチ、キーナン・シプカ、ミランダ・オットー、ビリー・
マクレラン、ほか
原題:The Silence
『クワイエット・プレイス』とよく似た設定のホラー。視力のない怪物の集団に地
球全体が襲われるのも同じだが、こちらのほうを高く評価している。時として怪物よ
りも人間のほうが恐ろしい、というポイントが秀逸。ビリー・マクレラン演じる宗教
指導者の気色悪さは見ものです。2022年版にあり。
『エクスティンクション 地球奪還』2018年
監督:ベン・ヤング
出演:マイケル・ペーニャ、ほか
原題:Extinction
原題は「絶滅」。宇宙からの侵略者が突如襲ってくる侵略テーマのSF。その設定
で大量の映画が作られたが、この映画では中盤、観客は思わぬ「ひっくり返し」に出
くわす。その設定に関することはネタバレなので一切書けない。とにかく観て仰天し
てほしい。2023年版にあり。
『アーミー・オブ・ザ・デッド』2021年
監督:ザック・スナイダー
出演:デイヴ・バウティスタ、エラ・パーネル、マティアス・シュヴァイクホファー、
真田広之、ノラ・アルネゼデール、ほか
原題:Army of the Dead
個人的にはゾンビ映画のベストワン。大量のゾンビを封鎖で閉じ込めたカジノ場で、
金庫に残された現金を運び出すために屈強の兵士がかき集められ、ド派手な殺戮劇が
繰り広げられる。表面に見える派手なアクションとは裏腹に、身内の死に対する悲し
みの色が見え隠れする。2021年版にあり。
『オールド・ガード』
監督:ジーナ・プリンス=バイスウッド
出演:シャーリーズ・セロン、キキ・レイン、マティアス・スーナールツ、ハリー・
メリング、キウェテル・イジョフォー、ほか
原題:The Old Guard
正義を遂行するため、何百年も生き続ける不死身の戦士軍団。冒頭のモノローグで
も語られるが、生き続けることの苦しみや疑問が話の背景にある。『アーミー・オブ
・ザ・デッド』とは何もかもが違う映画だけど、底に流れるものは近い。2020年版
にあり。
逸品をあげていくときりがないので、このへんで打ち止め。すべてNetflixで配信中
です。最後に確認して気づいたんですが、大部分はすでにCINEMAテーブルに書
いてました。そのままコピーしたわけじゃなく、映像をチェックし直し、書き直して
います。
並べてみると低予算の映画が多い。Netflixの制作&配信映画は他社とは比較になら
ないほど多くの本数をこなしてるので、そうならざるを得ません。女性監督が多いの
も、予算が関係してるかも。
………………………………………………………………………………………………………
近況など………
………………………………………………………………………………………………………
長らくCDというものを買ってなかったので現況が掴めていなかった。CDはすで
に音楽流通の主流からは外れていた。ミュージックショップでは片隅に追いやられ、
LPやカセットテープが幅をきかせている。
そういえば音楽をCDで聴くということもあまりしていない。僕だけじゃなく、み
なネット配信で聴いている。利益はミュージシャンにほとんど還元されていない。
こんなことを思ったのは、スティーヴン・ウィットのドキュメント本『誰が音楽を
タダにした?』を読んだから。これからの音楽業界人はどうやって生きていくんだろ
うかと、心配になった。
船越 聡
https://funakoshiya.net/index.html
極楽page
「長岡京市の裏百景」12/20 謎の海印寺奥山
「ヤマレコ」12/17 大沢山から大沢山へ
「CINEMAテーブル」12/15 新規発行
「長岡京市の裏百景」12/10 おしごとロボット
「じべたでひろたもん」11/30 調味料ボトル各種
「ヤマレコ」11/28 太閤道をバリバリなルートで
「じべたでひろたもん」11/17 渋柿
「まんが教室」11/16 ミニブックを作る 次回は2/15
「映画カフェ」10/13 次回は2/9
『市民捜査官ドッキ』・・・・・・・笑いとサスペンス満載の秀作
『動物界』・・・・・・・・・・・・・変異するならタヌキがいい
『十一人の賊軍』・・・・・・・・・・・・集団抗争時代劇の傑作
『ノーヴィス』・・・・・・・・・・・・・・・・肩の力入りすぎ
『トラップ』・・・・・・・・・・・・・・・・最後までお楽しみ
『シビル・ウォー』・・・・・・A・ガーランドはやはり信頼の証
『西湖畔に生きる』・・・・・・・・・・・・・・・展開がゆるい
『僕はイエス様が嫌い』・・・・・・・ある意味痛快、よくやった
『ぼくのお日さま』・・・・・・・・・・衝撃的な魅力を放つ傑作
このあとは『占領都市』を個人的に期待
|
|
極楽news No.170 2024.12.14
Contents
・『市民捜査官ドッキ』
・『雪子 a.k.a.』
・Netflixの映画評
………………………………………………………………………………………………………
◎ 公開中の新作から……… 『市民捜査官ドッキ』 2024年度作品
………………………………………………………………………………………………………
監督:パク・ヨンジュ
出演:ラ・ミラン、コンミョン、ほか
配給:クロックワークス
原題:Simin Deok-hee / Citizen of a Kind
振込詐欺にあった女性が、頼りにならない警察に見切りをつけ、自前で勝手に捜査
を開始してしまう。実在事件を元にしたエンタテインメントを作り上げる手腕に関し
て強みを見せる韓国映画界が、またしてもヒットを飛ばした。
女4人組のジタバタ、デコボコのやりとりが楽しい。対照的に詐欺師のアジトでの
凄惨な描写は、これまた韓国映画ならではのもの。貧乏な青年たちを騙してタコ部屋
に押し込み、暴力で従わせて「かけ子」として使っている。
主人公の女性にとっては、取られた大金を取り返すのが目的だった。それが一転す
るのが、詐欺組織のボスに対面することとなった時。金銭目的が、傲慢なボスに対す
る強烈な怒りへと転化してしまう。ボスもまた、相手をアホでただの弱い被害者の一
人とみくびったことで、墓穴を掘ってしまう。
俳優は一人も知りませんし、監督も初めて見る名前。予告篇を見て、イケそうと感
じました。ゼロベースから一本の秀作を拾い上げるっていうのは、映画ファンとして
の醍醐味です。
そういや今月、詐欺電話が携帯にかかってきました。携帯での初詐欺です。みなさん
も、くれぐれもお気をつけくださいませ。
………………………………………………………………………………………………………
◎ これは微妙な賭け、という映画
………………………………………………………………………………………………………
『雪子 a.k.a.』
公開日不詳 2025年度作品
監督:草場尚也
出演:山下リオ、樋口日奈、占部房子、渡辺大知、石橋凌、剛力彩芽、ほか
配給:パル企画
山下リオが新任の小学校教師。それでいてなぜかラッパーになるという、不思議な
話。ラップ・ミュージックですよ。どう両立させるの。
………………………………………………………………………………………………………
◎ 映画あれこれ……… Netflixの映画評
………………………………………………………………………………………………………
CINEMAテーブルでは頁数の都合により、僕がNetflixで観た映画の大部分を外
しました。評を書いた映画はどれも見どころがあるから書いたわけなので、死蔵する
に忍びない。
ということで、この極楽newsで特集を組んで公開してやろうと思っています。
整理できるまでしばらくお待ちください。
………………………………………………………………………………………………………
近況など……… CINEMAテーブルの制作
………………………………………………………………………………………………………
CINEMAテーブルの制作の最終段階でとんでもな事態が発生しました。製本機
と裁断機をウィングス京都で借りてたんですが、施設が工事中ということで使用不可
ですと。
しかたないので裁断はカッター(大型のやつ)で。製本はステープラーのでかいの
を使いました。針の長さは7ミリほどもあるやつ。すべて手作業。なので仕上がりが
荒い。化粧裁断は断念しました。感心しないけど、今年はやむを得ない事情なので、
これにてご勘弁を。
船越 聡
https://funakoshiya.net/index.html
極楽page
「CINEMAテーブル」12/15 新規発行
「長岡京市の裏百景」12/10 おしごとロボット
「じべたでひろたもん」11/30 調味料ボトル各種
「ヤマレコ」11/28 太閤道をバリバリなルートで
「じべたでひろたもん」11/17 渋柿
「まんが教室」11/16 ミニブックを作る
「船越屋画廊」11/13 接近
「ヤマレコ」11/7 転落事故現場の調査+船曳道
「極楽news」11/4『十一人の賊軍』
「映画カフェ」10/13 次回は2/9
『市民捜査官ドッキ』・・・・・・・笑いとサスペンス満載の秀作
『動物界』・・・・・・・・・・・・・変異するならタヌキがいい
『十一人の賊軍』・・・・・・・・・・・・集団抗争時代劇の傑作
『ノーヴィス』・・・・・・・・・・・・・・・・肩の力入りすぎ
『トラップ』・・・・・・・・・・・・・・・・最後までお楽しみ
『シビル・ウォー』・・・・・・A・ガーランドはやはり信頼の証
『西湖畔に生きる』・・・・・・・・・・・・・・・展開がゆるい
『僕はイエス様が嫌い』・・・・・・・ある意味痛快、よくやった
『ぼくのお日さま』・・・・・・・・・・衝撃的な魅力を放つ傑作
このあとは『占領都市』を個人的に期待
|
|
極楽news No.169 2024.11.4
Contents
・『十一人の賊軍』
・あれこれ体調不良
………………………………………………………………………………………………………
◎ 公開中の新作から……… 『十一人の賊軍』 2024年度作品
………………………………………………………………………………………………………
監督:白石和彌
出演:山田孝之、仲野太賀、佐久本宝、千原せいじ、岡山天音、音尾琢真、吉沢悠、
木竜麻生、西田尚美、玉木宏、阿部サダヲ、ほか
配給:東映
事前にほとんど情報を入れなかったので、この映画が東映の集団時代劇の流れを汲
む映画だということに、観る前は気づかなかった。すべて工藤栄一監督で、『十三人
の刺客』(1963年)に始まり、『大殺陣』(1964年)『十一人の侍』(1967年)
と続いたシリーズだった。
シリーズ3作は仇討ちなどの復讐戦だったが、『十一人の賊軍』はやむをえず戦に
巻き込まれていくという点に違いがある。シリーズでは絶対的な悪が存在していた。
本作にはそのようなものは登場しない。なのでひょっとしたら継承を意識したものじ
ゃなかったかもしれない。
軽く設定を書きたくても、こみいった状況設定なので簡潔に説明するのが難しい。
官軍と徳川幕府側との間で日和見を決め込んでいた新発田藩が、藩内での両軍の戦闘
を回避するため、一時的に官軍の入国を阻止しようとする。そのための捨て駒として
死罪が決まった者たちを使い捨ての盾として利用する、という話。
藩全体を守るため、少数者を捨て駒にする城代家老。ドライな政治屋に徹している
のは阿部サダヲ。今までになかった役柄ながら、板についている。本作の役者の中で
際立った存在感を見せた。
久々に本格的な時代劇を観た。このレヴェルの時代劇が次々生まれることは期待し
ないが、『ぼくのお日さま』と並び、日本映画の中にも期待できる部分や、新たな芽
のようなものがちらほら見えてきている。そんな映画をもっと見つけたくなる。
………………………………………………………………………………………………………
◎ これはどうかな、という映画
………………………………………………………………………………………………………
『お坊さまと鉄砲』
12月13日公開 2023年度作品
監督:パオ・チョニン・ドルジ
配給:ザジフィルムズ、マクザム
原題:The Monk and the Gun
王政から民主政へと変わるブータン。一時的な混乱を背景にしたコメディ。タイト
ル見てもわかるように、ぜんぜんシリアスではありません。
………………………………………………………………………………………………………
◎ 映画あれこれ………
………………………………………………………………………………………………………
契約してる配信サイトはNetflixのみ。観たい映画のごく一部しか配信リストにあり
ません。が、それだけで十分。あまり多くあっても観てる時間がない。Netflixオリジ
ナル映画だけで年間100本以上ある。多すぎる。
Netflixオリジナルは乱作ぎみながら、秀作傑作も多い。この一年間のものだけでも
『足跡はかき消して』『ハント・フォー・ザ・ワイルダーピープル』『エクスティンク
ション 地球奪還』『グレイス 消えゆく幸せ』などがあった。
これらNetflix秀作もなんらかの形で紹介していきたいと思うんだけど、どういう形
がいいんだろう。
………………………………………………………………………………………………………
近況など………
………………………………………………………………………………………………………
こむら返りに発熱、歯痛。横着だったのか、いろいろな障害が出た年になった。新
型コロナウィルスは陰性でした。検査は一回だけでしたけど。
体のケアをするとともに、筋量の維持のため、積極的に運動もせねば。といっても
毎度ながら何やっても長続きしないんですけどね。
『ノーヴィス』で見たボート競技用の練習器具。あれ、いいね。全身の筋肉がすぐ
に鍛えられそうで。
船越 聡
https://funakoshiya.net/index.html
極楽page
「ヤマレコ」10/20 三上山から歴史民俗博物館
「船越屋画廊」10/19 ガラス
「ヤマレコ」10/15 水無瀬渓谷から大沢山へ
「新編大誤解」10/13 更新
「ひょっこり通信」10/13 新規発行
「映画カフェ」10/13 終了
「船越屋画廊」10/2 奇妙な空
「まんが村」10/1 おちるなよ
「まんが教室」9/25 不定形画像からイメージする
「生活図鑑」9/24 スマートフォン
「ヤマレコ」9/23 国見山から交野山
「まんが教室」11/16 ミニブックを作る
『十一人の賊軍』・・・・・・・・・・・・集団抗争時代劇の傑作
『ノーヴィス』・・・・・・・・・・・・・・・・肩の力入りすぎ
『トラップ』・・・・・・・・・・・・・・・・最後までお楽しみ
『シビル・ウォー』・・・・・・A・ガーランドはやはり信頼の証
『西湖畔に生きる』・・・・・・・・・・・・・・・展開がゆるい
『僕はイエス様が嫌い』・・・・・・・ある意味痛快、よくやった
『ぼくのお日さま』・・・・・・・・・・衝撃的な魅力を放つ傑作
『ぼくが生きてる、ふたつの世界』・・・・・淡々とし過ぎている
このあとは『動物界』を個人的に期待
|
|
極楽news No.168 2024.7.13
Contents
・『Shirley シャーリイ』
・アカデミー胸糞悪賞
………………………………………………………………………………………………………
◎ 公開中の新作から……… 『Shirley シャーリイ』 2020年度作品
………………………………………………………………………………………………………
監督:ジョセフィン・デッカー 原作:スーザン・スカーフ・メレル
出演:エリザベス・モス、オデッサ・ヤング、マイケル・スタールバーグ、ローガン
・ラーマン、ほか
配給:サンリスフィルム
原題:Shirley
作家であるシャーリー・ジャクソンの伝記小説をもとにしている。デビュー作で大
成功を収めたが、その後、壁にぶち当たって苦しみ、どん底のスランプに落ち込む。
大学教師の夫は状況を打開しようとして若い夫婦を、助手と家事手伝いとして同居
させることにする。ただのお手伝いさんにすぎなかった若い女性のインスピレーショ
ンに、シャーリーは深く依存していく。そして両方の夫婦関係に亀裂が走る。
予告篇見て、これは外せんなと思ったものの、少々ひるんだのか一週遅れで観た。
ほとんど説明しない映画。だから考えずに観て、全部を自分の中に流し込んだ。こ
れは僕だけかもしれないけど、難解に見える映画は考えないほうがすんなり入れる。
作り手が誰かは事前に確認しなかったが、女性であることは明白(原作・脚本・監
督3人とも)。男にはわからん映画だし、描くことはなおさら無理。個人的には腑に
落ちる映画だったけど、わかったつもりになってはいかん。
久しぶりに難解な現代音楽に触れたみたいな気分。実に悪魔的な顔を見せるエリザ
ベス・モス(シャーリー)は、当人の代表作になった。機会あればもう一度観たい。
………………………………………………………………………………………………………
◎ これは期待大、という映画
………………………………………………………………………………………………………
『ぼくが生きてる、ふたつの世界』
9月20日公開 2024年度作品
監督:呉美保 原作:五十嵐大
出演:吉沢亮、忍足亜希子、今井彰人、ユースケ・サンタマリア、烏丸せつこ、
でんでん、ほか
配給:ギャガ
自伝的エッセイ『ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を
行き来して考えた30のこと』の映画化。なんとなく呉美保監督にしっくりくるテー
マで、期待できる。
………………………………………………………………………………………………………
◎ 映画あれこれ……… アカデミー胸糞悪賞
………………………………………………………………………………………………………
日本の俳優はあっさりしてるせいか、強烈なイメージの張りつく悪役俳優をあまり
見かけない。海外ではそれだけで食ってるかのようなスター俳優がいます。
突出してるのはケヴィン・ベーコンと思う。『激流』『コップ・カー』『コール』。
他にもいろいろな悪党役を演った。この人、目つきがヤバい。お近づきになりたくな
い。
ケヴィン・ベーコンと比べるとゲイリー・オールドマンとかレイ・リオッタあたり
はまだ可愛げがありますね。
悪役が似合いそうなのにやらない人もいます。ジェラルド・バトラーとかデンゼル
・ワシントンとかマ・ドンソクとかマット・デイモンとか。悪役経験ありの人もいる
けど、いい人をやりすぎ。たまにはしびれるほどの悪役をやってほしい。
………………………………………………………………………………………………………
近況など………
………………………………………………………………………………………………………
前回のメルマガ167号で『関心領域』の監督を誤って米国人と記しました。英国
人の誤りです。
書きませんでしたが、その監督、ジョナサン・グレイザーの過去作2本は大好きな
映画です。『記憶の棘』と『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』です。
船越 聡
https://funakoshiya.net/index.html
極楽page
「アウトドアMap」7/11 長岡京市の西山北部エリア
「船越屋画廊」7/6『一本足りていない』
「エコまんが」7/1 猪・熊・鹿 立入禁止
「じべたでひろたもん」6/30 キャラメルラテ
「悪党列伝」6/29『ボーン・アイデンティティー』のマイハイム
「ヤマレコ」6/25 整備林道調査
「映画カフェ」6/16 開催
「じべたでひろたもん」6/12 HARIOのレンジ釜
「ヤマレコ」6/6 西山のルート調査
「映画千本斬り」5/25 新規公開
「まんが教室」5/25 似顔絵を描く
『シャーリイ』・・・・・・・・・・・・・悪魔的でゾクゾクする
『オールド・フォックス』・・・奥行きを感じさせるドラマでした
『あんのこと』・・・・・・・映画だとか演技だとかを忘れて没入
『マッドマックス:フュリオサ』・・・・・・・・想定以上の秀作
『関心領域』・・・・一歩も引かずに押し通す心意気をよしとする
『ミッシング』・・・・・・・・・・・・きついバッドエンド映画
『悪は存在しない』・・・・・・・・実は悪だらけ、だったりして
『無名』・・・・・・・・・・・・・・・・・長くて重厚で疲れた
『貴公子』・・・・・・・・・韓国映画らしい実に怪しげな語り口
このあとは『#スージー・サーチ』を個人的に期待
|
|
極楽news No.167 2024.5.25
Contents
・『関心領域』
・『マッドマックス:フュリオサ』
………………………………………………………………………………………………………
◎ 公開中の新作から……… 『関心領域』 2023年度作品
………………………………………………………………………………………………………
監督:ジョナサン・グレイザー 原作:マーティン・エイミス
出演:クリスティアン・フリーデル、ザンドラ・ヒュラー、ほか
配給:ハピネットファントム・スタジオ
原題:The Zone of Interest
監督は英国人。出演者はドイツ人。スタッフはポーランド人がメイン。映画の国籍
は米国・英国・ポーランド。言語はドイツ語がほとんどです。珍しい構成です。
第二次世界大戦中、アウシュヴィッツ収容所の所長だったルドルフ・ヘス(クリス
ティアン・フリーデル)が主人公です。収容所に隣接した邸宅に、一家揃って暮らし
ています。これで映画の枠組みが決まったように感じられるでしょうけど、映画は大
きく裏切ります。
ヘスは家族を愛する夫であり、職務に忠実な軍人でもある。総じて常識的で温厚な
人物です。好感が持てる人物として描かれている。
収容所そのものが映像的に描かれことはない。ただヘス一家の平和な日常がリアル
に描かれるのみ。一家にとって、塀の内側の出来事は「関心外」。
歴史を扱う映画の多くが犯す過ちに、セリフや演出が現在の知識や認識に基づいて
なされる、ということがある。当時の人々の認識は現在の認識とは異なる。そのこと
に無自覚な映画が乱造されている状況には苛立ちを感じることが多い。この『関心領
域』はそうした認識のズレを一掃しようという気概を感じて清々しい。
わかりにくい書き方をしたかもしれない。適切な例を思いつければいいが、なかな
か出てこない。『アルキメデスの大戦』のラスト近くで田中泯が太平洋戦争について
語ったことがそうではあるんだけど、何をどう言ったのか忘れた。
この映画は、個人的にその点が最も評価できるポイントだが、それを別にしてもテ
ーマに対して意欲的な攻め方をしていて興味深い。ただこの映画、シネコンで上映さ
れてるのには違和感がある。途中退出者が出なかったのが不思議なほど、娯楽映画の
範囲を逸脱していたのだが。
………………………………………………………………………………………………………
◎ これは豪勢、という映画
………………………………………………………………………………………………………
『マッドマックス:フュリオサ』
5月31日公開 2024年度作品
監督:ジョージ・ミラー
出演:アニャ・テイラー=ジョイ、クリス・ヘムズワース、ほか
原題:Furiosa
配給:ワーナー
アニャ・テイラー=ジョイが前作のシャーリーズ・セロンの若い頃を演じる。まる
で似てないけど。
最近売り出し中の若手女優が(たぶん)初めてアクション映画に挑戦するというの
に心惹かれます。初めて日本に紹介された頃は「アニヤ」と表記されていた。正しい
発音に修正されたのは喜ばしい。
………………………………………………………………………………………………………
◎ 映画あれこれ……… 三回目にて手締め
………………………………………………………………………………………………………
古い話ですが、去年の10月の映画カフェで、初めての参加者の方から「これまで
で最も多い回数を観た映画はなんですか」というお題をいただいた。僕は答えに詰ま
った。他の参加者も、明確に回答できた人はいなかったと思う。
はっきり覚えてないってこともあった。回数を重ねるにしてもせいぜい三回だし、
ごく稀に四回があったな、という程度です。決めてるわけじゃないけど、同じ映画を
観るの、感覚的には上限は三回だと思ってます。
誰しもそうだろうけど、くり返し観る映画は自分のお気に入り映画です。くり返す
ことでアラが見えてくるのは避けたいという気持ちがある。それとは逆に、アバタも
エクボ状態になり、客観的な視点を失ってのめり込み状態に陥ることもある。どちら
も好ましくない。
三回観てる映画をリストアップしてみると、おおよそ百本。正確に三回とカウント
してませんが、「たぶん三回」でリストアップしました。誰もが傑作と認める映画も
あれば、個人的に偏愛する映画も多い。一部だけでも公開しようと思ったけど、数が
多すぎるのでやめときます。
………………………………………………………………………………………………………
近況など………
………………………………………………………………………………………………………
前号が1月1日発行。間隔が空いてしまったのは、スケジュールの関係などで封切
り3日以内に観られないことが多くなってしまったことが大きい。『ドッグマン』の
時に書きかけたのですが、公開から10日以上たってることに気づき、やめました。
これこそ紹介したいと思える映画が少なかったこともありました。このあとに続く
映画はどうだろうか。
船越 聡
https://funakoshiya.net/index.html
極楽page
「映画千本斬り」5/25 新規公開
「まんが教室」5/25 似顔絵を描く
「じべたでひろたもん」5/23 水性マーカー
「ヤマレコ」5/23 みどりの日記念の森から
「船越屋画廊」5/21『降りてきた』
「ヤマレコ」5/11 京青の森からマイナールート
「山歩きMap」5/10 東山裏トレイルコース
「裏百景」5/5 ドバトのシロちゃん
「映画カフェ」6/16 開催決定
『ミッシング』・・・・・・・・・・・・きついバッドエンド映画
『悪は存在しない』・・・・・・・・実は悪だらけ、だったりして
『無名』・・・・・・・・・・・・・・・・・長くて重厚で疲れた
『貴公子』・・・・・・・・・韓国映画らしい実に怪しげな語り口
『マンティコア怪物』・・・・・・・・怪物というのは少々大袈裟
『PERFECT DAYS』 ・・・・一本の映画にするほどの中身がない
『ビニールハウス』・・・・・・・・・・・ラストの寸止めが絶妙
『ドッグマン』・・・・・・・・・・・・・寓話的世界にどっぷり
『デューン砂の惑星2』 ・・・・俳優は豪華だけど物語はイマイチ
『天使の復讐』・・・・・・・・・・・・映画館での近年最低映画
このあとは『告白 コンフェッション』に期待
|
|
極楽news No.166 2024.1.1
Contents
・『ブルーバック あの海を見ていた』
・『愛のゆくえ』
・ネットにつながらなくなった
………………………………………………………………………………………………………
◎ 公開中の新作から………『ブルーバック あの海を見ていた』 2022年度作品
………………………………………………………………………………………………………
12月29日公開
監督:ロバート・コノリー 原作:ティム・ウィントン
出演:ミア・ワシコウスカ、ラダ・ミッチェル、エリック・バナ、イルサ・フォグ、
アリエル・ドノヒュー、ほか
原題:Blueback
配給:エスパース・サロウ
きれいごとに流れるきらいはあるけれど、今はこういったものが受け止めやすい。
ウクライナではロシアに敗北する形での停戦がありうる情勢だし、イスラエルはハマ
スを壊滅させるまでパレスチナのガザ地区への攻撃をやめそうにない。米国では犯罪
王のトランプが大統領の座に返り咲きそうだ。世界のこんな空気の中では、せめて映
画の中だけでも希望の輝きを感じられるのが嬉しい。
この映画は世界的な情勢とは無関係に、西オーストラリアの入り江での開発と環境
保護とのせめぎあいが描かれる。主人公たちは入り江の環境を守るために戦う側。
ストーリーそのものは多くなくて、海中撮影の映像によって語らせている部分が大
きい。泳ぐ魚と潜る人。海中シーンが美しい。
ミア・ワシコウスカの十代を演じているのがイルサ・フォグという新人で、経歴を
見るとこれがデビュー作。今のところテレビを含め、他に何もない。十代にして風格
を感じさせる。遊泳シーンも魅力的。
ロバート・コノリー監督の前作が『渇きと偽り』だったということは、観たあとで
チラシを読んで知った。『渇きと偽り』は僕の密かなお気に入り映画です。
………………………………………………………………………………………………………
◎ これはひょっとして、という映画
………………………………………………………………………………………………………
『愛のゆくえ』
3月1日公開 2024年度作品
監督:宮嶋風花
出演:長澤樹、窪塚愛流、田中麗奈、堀部圭亮、平田敦子、ほか
配給:パルコ
予告篇を見て気になってる映画ですが、全国一斉公開ではなさそう。内容ははっき
り把握してないので書けませんが、映像のヴィジュアルはいいです。京都でも公開し
てくれるといいんですが。
………………………………………………………………………………………………………
◎ 映画あれこれ……… 映画の予告篇を読み取る能力をアップさせたい
………………………………………………………………………………………………………
映画カフェでも話題になったことですけど、映画を選択する材料として予告篇があ
ります。YouTubeでお手軽に見られることもあり、選択する要因として最大のものに
なってると思います。
僕が最も頼りにしてるのが予告篇。ですが、最近は立て続けに裏切られてるような
気がする。というより良し悪しが読み取りにくくなっている。広告屋の進化に遅れを
とりつつあるんでしょうか。読み取る眼力を磨きたい。
………………………………………………………………………………………………………
近況など……… ネットにつながらなくなった
………………………………………………………………………………………………………
当メルマガは昨日発信するつもりでした。パソコンのトラブルが発生してそれどこ
ろではなくなったんです。昨日の朝からネット接続できなくなりました。
こんなふうにメール発信してるのですから、今は復旧してます。大晦日ではサポー
ト窓口もお休みですから、ネット情報が頼り。タブレット端末で調べまくりました。
古いMacがまだ生きてます。超ノロいやつですが、ネットにつながりました。なの
で原因はソフトバンクのルーターとWi-Fiの間。昨夜、電源プラグにつながるケーブル
のジャックを抜き、プラグを抜いた。そしてまたプラグを指してからジャックを突き
差し、アクセスすると回復してました。
原因は不明ながら、壁に沿って走ってるケーブルにヘッドフォンが当たるか引っ掛
かるかして、その衝撃で切れたのかな、と。即、ヘッドフォンを掛ける位置を変更し
ました。安定的に運用するためには、たまにはこんなふうにルーターを再起動させる
のもいいかもしれません。
船越 聡
https://funakoshiya.net/index.html
極楽page
「終末映画の娯しみ」12/29『エクスティンクション 地球奪還』
「生活図鑑」12/26 アルコパルのパン皿
「ヤマレコ日記」12/25 五山送り火の山名
「ヤマレコ山行記録」12/23 ツール・ド・深泥池
「長岡京市の裏百景」12/22 クリスマスの電飾
「船越屋画廊」12/20『とびちり』
「まんが村」12/19 くるの?万博?
「じべたでひろたもん」12/17 伊右衛門(お茶)
「CINEMAテーブル」12/15 発行
「映画カフェ」2/18 開催決定!
『ブルーバックあの海を見ていた』・・・・・浸りきっていました
『市子』・・・・・・・・・・・・・・・・・主演女優賞がんばれ
『ほかげ』・・・・・・・・・・・・・・・・・もっと不可解に!
『ユリョンと呼ばれたスパイ』悪辣日本人成敗バンザイの反日映画
『サタデー・フィクション』・・・・・・・・・コン・リーが問題
『パトリシア・ハイスミスに恋して』・・ハイスミスも遠くなった
『ヨーロッパ新世紀』・・・・・・・・・・・・・・・今年の本命
このあとは『ガールフレンド』に期待
|
|
「極楽」トップページ
当ページ
極楽news 2023年
極楽news 2022年
極楽news 2021年
極楽news 2020年
極楽news 2019年
極楽news 2018年
極楽news 2017年
極楽news 2016年
極楽news 2015年
極楽news 2014年
極楽news 2013年
極楽news 2012年
極楽news 2011年
極楽news 2010年
極楽news 2009年
極楽news 2008年
極楽news 2007年
極楽news 2006年
|